日常日記
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2006/12/06(水) SAKURA
早くも今年を振り返る時季になってしまった。今日は今年リリースされたCDの中からマイベストを選ぶことにしよう。

今年のbPはいきものがかりの「SAKURA」だ。最初は着メロで聞いて、よくあるウケ狙いでバラード主体に歌うパクリ系バンドかと思っていたが、実際に歌を聴いてみたら後頭部のあたりにガツンと衝撃があった。ボーカルの吉岡聖恵の個性がいい。今年の春メジャーデビューしたばかりの新人だけに、歌唱力は並み居るプロの中ではさほど上手というわけではないのだが、若いが故の声の細さが壊れ物のような美しさを感じさせる。そして女未満の女の子としての声でありながら、清純さと色艶のある妖しさを兼ね備えているのだ。さらに歌唱力と別のところにある、詩情とか表現力とかが非常に豊かに伝わってきて、頭を通らずに心に直接歌声が入ってくるのである。

神奈川の厚木や海老名あたりの出身だそうで、歌を聞くと小田急線の車窓が浮かんできた。するとその後の歌詞で実際“小田急線の”と歌われている。厚木というところは、東京に近いながらも緑が多く大きな川もあって風光明媚。小田急線沿線で育った私も、幼少期の記憶が甦ってくる。働き出してからも神奈川の会社だったので、厚木や伊勢原はよく足を運んだ地だ。

メジャーデビュー曲の「SAKURA」は、DENPO115 東日本エリアのCMソングになったそうだが、今年春のワールドベースボールクラシックが勝ち進んだことで、そのスポンサーだったため想定以上のオンエアとなり、決勝戦は放送が4時間半にも渡り視聴率は関東で最高56パーセントにも上り、多くの人の耳に触れたようだ。何がどう転がるかわからないものだが、いきものがかりが最高のスタートを切れたのは確かだろう。

いきものがかりは、ボーカルの吉岡のほか水野良樹、山下穂尊の男2人という3人のユニット。ジャケットを見た瞬間真面目系だと思ったが、それぞれ一橋、法政大学を卒業したらしい。「SAKURA」の歌詞を聞いてわりと優秀な人が作詞したのだろうと思ったが、ワン・ブリッジとは・・・。桜をタイトルに、すでに多くのシンガーがヒット曲を世に出してきたが、ケツメイシにも森山にも宇多田にも負けていない素晴らしい曲だ。

友人が本州からわざわざ福岡にライブを観に来たという理由がよくわかった。ボーカルの吉岡の魔性ともいえる魅力には強く惹かれる。それを裏付けるように、「SAKURA」の大サビは吉岡のアカペラのボーカルソロである。売る側もその魅力をかなり意識しているようだ。そんな強力なボーカルに才能あるソングライター水野、山下のコンビはかなり強力だ。すでに「コイスルオトメ」「HANABI」「流星ミラクル」とヒットを送り込んでいるが、来年以降がとても楽しみだ。


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