日常日記
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2006/02/28(火) ゆっくり酒も飲めないとは
友人が今月末で店をたたむことになり、「何かいる物があればあげるから」と言われ、未使用のボトルタグをもらいに行くと、ついでに高価な酒を何本かもらった。しかも未開封のもの。普段飲まないような上級のブランデーなどもらっても、どうしていいかわからないものだ。自分で飲むには惜しいし、箱があるわけでもないので贈り物にするのも難しい。しばらくは飾っておくことにしよう。高級酒は置いておくだけで存在感十分である。

洋酒の勢力図は大いに変わった。かつて東南アジアのある国でワイロ代わりになっていたジョニ赤など、今では千円に満たない大衆酒に成り下がってしまった。その格上だったジョニ黒でさえ、今では2千円もしない。イギリス政府もそれではまずいと思ったのか、それより高く値崩れしないジョニ青やジョニ金といった銘柄を新たに出している。先日沖縄の免税店で初めて見たが、強気な値段が付いていたが、それほどの価値のあるものなのかは疑問を感じる。

もはや免税店より、その辺のディスカウント酒屋の方が安かったりするような値崩れをしているこのご時世、そんな洋酒を市価の何倍もの料金で店にキープする客など少なくなるばかりだけに、友人のやっているような洋酒中心の飲み屋へ客が集らないわけだ。飲みに来る客はしきりに時計を気にしながら飲んでいて、終電の時刻になると慌しく去っていくという。そんな飲み方をしても楽しくなかろうにと思うのだが、そんな客ばかりというのはまぎれもない現実のようである。

2006/02/27(月) 冬眠脱却
去年の今日は、ある運動競技の大会に出場することが決まり、そのための体力強化プロジェクトを始めた日である。大会は去年秋に予定されていたが、主催者や参加する団体のOB会などとの間に軋轢が生じ、結局開催中止になってしまった。そのために体力強化及び減量プロジェクトは任意継続になって大いにモチベーションが低下したのだが、最後は「寒い」という理由で中止してしまった。去年の冬は師走に入るといきなり積雪するなど急激に寒くなったのにやられてしまった。近年年齢的に衰えを感じて久しいが、寒さに弱くなった点は顕著に感じる。

今日は1年前の開始前とちょうど同じくらいの体重に戻ってしまった。去年と比較がしやすいこともあって、また今日からウォーキングを開始した。久々に10キロ弱歩いたが、あまり疲労を感じずすんなり歩けたのでほっとした。9ヶ月ほど体を動かした効果は、間を空けても残っているものだ。

体が柔らかいことと腹筋が強いことが数少ない私のとりえだが、女子フィギュアに感化されて調子に乗り「イナバウア」をしてみたら、本物にはちっとも及ばなかった。オリンピック選手、しかも世界のレベルにかなうわけはないが(^^;;;

長らく歩き慣れた道を久しぶりに歩いたが、建設中だった工事現場に立派なマンションが完成していたり、目印にしていた店が閉店していたり、何ヶ月かのこととはいえブランクを感じた。去年の失敗をしないように、まずは無理ないメニューにすることとし、食生活も極端に規制しないようにしなければ。滅びに至る門は広いと聖書に書いてあるが、簡単に減らせる体重は簡単に戻るということか。

2006/02/26(日) ティンクティンク
沖縄へ出かけたとき、北谷でティンクティンクのライブを見た。ティンクティンクは照屋林賢プロデュースの女性デュオ。若い二人だが沖縄色の強い売り方をしているのが特徴。沖縄民謡から若い人向けの今風の曲まで幅広いレパートリーがある。レーべルはかのエイベックスである。

福岡ではNTTドコモのCMが去年暮れにヘビーローテーションでオンエアされていたので、曲を聴いたら歌声に聞き覚えがある人が多いかもしれない。実際にライブを聞くと、声がよく歌が巧くMC(喋り)が上手で見た目も可愛いと、どこから見ても素晴らしくすっかり虜になった。MCでの沖縄訛りも愛らしい。ライブの合間にCDの即売が行われるのだが、しっかり買ってしまい帰りの車の中でずっと聴いていた。NHKのみんなのうたで流れた「星の世界」などは小椋佳の作詞で、幅広い年齢層を取り込めそうである。

そんな彼女らが初めてのディナーショーを3月18日の土曜日に博多で行う。当日は仕事なので私はどの道行くことはできないが、ディナーの内容を見るとゴーヤや黒糖、ミーバイ(ハタ科の魚)など、沖縄の地の物の食材が魅力的。泡盛やオリオンビールが飲み放題なのもそそられる。場所は東急イン(元東急ホテル)だが、ディナーショーということで1万8千円だそうだ。ディナーショーとしては安い部類だが、庶民から見ると高価である。オフシーズンなら福岡から沖縄までホテルが付いて往復できる金額だったりする(^^;)
http://www.hakata-i.tokyuhotels.co.jp/ja/restaurant/shop_01/plan/Tokyu_Hotels_i-hakata-t-tn_1136631721390.html

2006/02/25(土) 去年の借り
日記のネタを考えるときは、いつもいざパソコンに向かってこの日記にログインしてから、ということが多い。日常の中から印象に残る出来事があり、それを日記に書こうと前もって決めることは少ない。

パソコンに向かってからその日を振り返り、そこで思いつかなければ最近撮った画像のフォルダを開き、画像から文章を広げていくことをよくする。他には、いつも読ませてもらっている方々の日記のネタと並行して、同じ主題で自分なりの違う切り口で書いてみることもある。

それでも思いつかないときは、去年の同時期の日記を開く。今日は去年の日記を開いてみた(笑)。去年の今頃、職場で昇進していたことに気づく。となると、まずい。市県民税が上がることになる。たとえ収入は微増であっても、税には確実に反映するわけで・・・。こうなれば毎年昇進して、自転車操業的に控除の分を新たに稼ぐのが理想だが、それは無理だ(-_-;)

2006/02/24(金) 適材適所
去年12月の日記に書いた、新聞購読の景品(http://www.nishinippon.co.jp/hanbai_new/)は結局@の「健康習慣ストレッチャー」にしたのだが、もらったまま押入れに眠り、その存在すら忘れかけてしまう程放置していた。

するときのう、コミュニティFM局である天神FMの「LOVE ZONE」という夜の番組を聴いていると、今週のメッセージテーマが「家にある健康器具」というものだった。さっそく家に眠るこの景品について書いてメールしたところ、DJサチ氏が「私、ツボを刺激するの大好きなんですよ〜」というので、差し上げることにした。ちょうど沖縄みやげもあることだし、今日は午前中からソラリア1Fにある天神FMのスタジオへ。DJサチさんは今日は昼の番組の担当である。

3、4年前に別の番組で焼酎をいただいたとき以来のサチさんとの再会だったが、ときどき番組に参加させてもらっているので、しばしば顔を合わせているような感覚で久々とは思えなかった。沖縄のみやげをお渡ししたが、それよりその後で出した「健康習慣ストレッチャー」の方が嬉しそうだった。本当に欲しかったという喜び方をしていた。私の方もそれだけ喜んでもらえればお渡しした甲斐があるというものだ。家の押入れで眠らせるよりどれだけいいことか。

DJサチさんは毎週月曜から木曜までの夜9時から、「LOVE ZONE」という番組を担当されている。ソウルやラップの音源を中心に展開する番組だが、私は福岡屈指のセンスのよさだと思っている。福岡在住の方はぜひ77.7MHZに合わせてみていただきたい。木曜夜8時からは、ときどきこの日記に登場する昆虫DJの大田こぞう氏との対決プログラム「囲碁」を担当されていて、こちらはミュージックバードを通して全国配信されているようなので、設備のある方はぜひ一聴を。博多弁丸出しの女性の喋りは、ある意味貴重かもしれない。
余談だがDJサチ氏は女性であり、ニュース原稿を読む合間に悩ましいため息をついたりすることがある。それもある意味コミュニティFMらしい。
(写真は今日の天神エフエム1Fのスタジオ)

2006/02/23(木) 顔文字は大事?
自分にとってはどうでもいいと思えることが、他人にとっては重要だったりする。人と人とのコミュニケーションは難しい。

しょっちゅうメールをくれるかなり年下の女友達から最近ぱったりメールが来なくなったと思ったら、私が最後に送ったメールに気分を害していたらしい。そのメールはちょっとした人生相談だったのだが、「親身になって答えてない」そうで、具体的に聞いてみると、「顔文字の数も少ないしぃ、すごぉーく事務的なメールでむかついた」そうである。

こっちも気分屋なので、確かに顔文字が少ないときもある。というか、私の睡眠時間は午後の3、4時間なのだが、その時間にメールをもらい、眠い目をこすりながら何とか返信したのだ。こんなことなら、返信せずに後で寝てたと答えた方がよかった。女のコは難しい。そして几帳面なA型はこんなときに損をする。

お友達のやのぴーさんのメル友である、元ダービージョッキーの安田隆行調教師ですら、最近はメールに顔文字や絵文字を駆使しているという。顔文字の効果的なところは、文章だけで伝わらない微妙な感情を柔らかく伝えるあたりだと思うが、親しい仲間に対しての愛想のような部分もある。私のようないい歳の者が過剰に使うのは不似合いとはいえ、すでに使っているとなければ無骨な印象になってしまうということか。顔文字もあなどれない・・・。

2006/02/22(水) 洒落たファミマ
以前この日記で、コンビニやファミレスの看板は景観に合わせて通常のブランドカラーでない色をつけているところがあると書いたことがある。桜島のローソンは赤茶色の看板であるし、栃木の那須では、コンビニだけでなくファミレスまで茶色(http://blogs.yahoo.co.jp/kazmasumi/1127418.html)のようだ。

沖縄でもちょっと風変わりなコンビニを見つけた。沖縄にはセブンイレブンはなく、コンビニの主流はファミリーマートとローソンであるが、先日日記に書いた那覇の松山に洒落たファミリーマートがある。ビルの景観に溶け込むようなコンビニである。博多駅の博多口にもこのような出窓型建物のコンビニがあるが、看板が普通に出ているため違和感はない。しかしこの松山のファミリーマートは、緑、青、白のおなじみの看板が出ていないのである。入口の上にある銀色のプレートに青字でFamily Martと書いているだけ。初めてこの界隈を通った人は、これがコンビニとは気づかないかもしれない。

沖縄のコンビニにはちゃんぷる弁当や、ランチョンミートを挟んだおにぎりポークなど固有の商品があるものの、概ね本土と品揃えは変わらない。これがコンビニの良さでもあり、味気なさでもある。しかし那覇には深夜営業のスーパーが多く、多くが個人経営で惣菜コーナーや手作り弁当を売っていたりして、そっちの方に沖縄らしさを見つけてほっとしたりする。

2006/02/21(火) 保障期間内なので
8日の日記に書いたように、デジカメの調子が悪いので修理に出しに出かけた。オリンパスの福岡サービスセンターは渡辺通りのの小奇麗なビルにあった。受付窓口だけあるのかと思ったらフロアにはショールーム風の立派なブースがあって、椅子も何脚かあり携帯電話会社や小型の銀行並みの窓口である。受付時間を10分近く遅れているというのに、笑顔とともにそこで迎えられた。カシオなどは事務所の入口にカウンターがあり無愛想な社員が事務的に受け取り処理するだけだが、こんなところにも会社の質というものが出るような気がした。

オリンパスでは顧客の対応も十分で、機能の説明を細かにしてくれた後はカメラの話で盛り上がったりした。昨今は使い勝手の良いデジカメが市場の中心となり、複雑な仕様は敬遠されているためカメラ本来の機能が失われつつあるというような話をした。コニカやフジなど、カメラメーカーの多くはフィルムカメラ撤退を余儀なくされているが、それは売上重視で若い女性などへのカメラ普及を優先したメーカーの決断でもある。カメラ会社の社員からそんな流れは残念だという声を聞いたものの、会社の存続を願いその指示に従っていくのも社員だと考えると複雑な思いがする。

年配者が中心とはいえ、高級カメラや時計を憧憬する男性は多く、細々とではあるがそんな客層はまだまだ残っていくだろうが、このままではレコード針以上に稀有な存在になってしまいそうな気がしてきた。

2006/02/20(月) 薄謝とはいくらか
ポストを開けると、ある会社からのハガキが入っている。「お住まいに関するアンケート調査ご協力のお願い」とあり、『お答えいただきましたお客さまには薄謝を送付させていただきます』と続く。薄謝っていったいいくらくらいなのだろう。

薄謝とは薄っぺらい謝礼のことで、安いものであることは確実である。決して何万もの金額を薄謝とは言わない。一見、自分をへりくだった表現にも見えるが、本当に薄謝なのである。

新聞社や出版社に原稿などを採用された場合の「薄謝」は、3千円程度のようだ。新聞や雑誌はしょっちゅう値上げするが、私が学生、生徒だったころから今まで、この薄謝の金額はほとんど値上げしていない。クレジット会社でカードなどを拾ったり、偽造らしき不正カードを届けた場合は商品券がもらえるのが一般的だが、こちらも同じくらいの金額である。

しかしこの会社から届いたハガキをよく読んでみると、謝礼は500円のクオカードとある。何ともセコイ話ではないか。500円のクオカードなら、この日記にかつて書いたようにサラ金会社で湯水のようにばら撒いているではないか。

とは言いながら、回答してみるつもりである(^^;)。アンケートにはお客さま番号とやらが書いてあり、多重回答はできない仕組みのようだが、嫌な世の中になったものだ。薄謝の金額は一向に上がらないというのに。

2006/02/19(日) 松山みやげ
沖縄で私が主に泊まる宿はホテルサンシーという安ビジネスホテルである。その理由は激安のツアーにその宿がついているからというだけの話だが、実際泊まってみると、チェックイン15時チェックアウト11時というビジネスホテルにしては幅広い時間と、冷蔵庫、ドライヤー、電気ポット、お茶が標準装備されていること、新聞が朝夕刊、スポーツ紙ともに無料であることなど、建物の古さを補うサービスなどもいい。新聞は客の読み古しもそのまま利用しているようだが、ある意味エコビジネスとも言えよう。今回は客室係の婦人に手提げ袋を探してもらったりした。次回は博多のおみやげでも買って行かねば。

ホテルで大事なのは立地だが、松山という歓楽街にも国際通りにもモノレールの駅にも近い至便なところで、さらには店のすぐそばに24時間営業の食堂やコンビニがある。そんな松山で過ごしたので、みやげも松山にあやかろうとボンカレーを買って帰ることにした。大塚食品のボンカレーは去年パッケージのモデルが松坂慶子に変わったが、沖縄では松山容子バージョンが根強い人気があるらしくまだまだ売られているのである。スーパーに出かけると、売場の陳列棚には新旧のモデルの商品が両方並んでいた。

本土では概ねボンカレーよりもボンカレーゴールドが主力商品で、通常のボンカレーを探す方が難しいのだが、沖縄ではどの食料品店でもデフォルトのボンカレーが普通に売られている。みやげとして買って帰る人も多いらしい。賞味期限が長いのもみやげとしては扱いやすいのもあるだろう。やんばる(島北部)の共同売店では150円で売られていたが、私が買い物をしたジャスコ牧志店では98円がプロパー価格。伊藤園の充実野菜ゴーヤミックスは80円と、みやげも仕入れ先によっては沖縄そば一杯食べられるくらいの浮きが出そうだ。
(写真は今回の主なみやげ類)

2006/02/18(土) キャットテラピー
きのうは、旅から現実の世界へ一気に引き戻されるように、いきなり早出の仕事となり、14時間労働とよく働いた。久しぶりにメニエル病の症状が出たが、半日ほどで回復。主にストレスが原因とされるが、体の酷使から症状が出たというのは明白。前日はホテルで午前3時ほどまで夜更かししたし、慢性的な渋滞の中、市内で車を運転したし、エコノミークラスの席は狭すぎるし。

そんなときに癒されるのは動物の力である。古くからアニマルテラピーという療法はあったそうだが、確かに効果的。事実猫のゴロゴロいうのどの音の波長は、体に効果的な癒しがあるそうだ。

うちの猫は、しばらく家を空けた私を恋しがっているし、こちらもしばらく猫を触っていなかったので相思相愛である。実は旅先にはたくさん猫がいたのだが、私が近寄るとどの猫も逃げるのだった。以前はよその猫も数秒でゴロゴロ言わせるのを得意としていたのだが、最近は愛猫に過剰なにおい付け(マーキング)されているので、体にまで愛猫のエキスがしみこんで、よその猫を遠ざけてしまうのか。写真はある焼き物屋の入口にいた猫たちだが、私が手を差し伸べると、3匹いた猫が放射線状にクモの子を散らすように逃げていってしまった。ふてくされた私は、「やっぱりうちのシルヴィが一番」とつぶやき、親バカぶりを発揮するのだった。

2006/02/17(金) 削除
この日の日記については、作者の解釈や認識の誤りから書かれている部分がありましたので、日記本体から削除しました。ご迷惑をおかけした方々にはお詫びいたします。

希望される方には別の場所で公開しておりますので、メールをいただければご案内します。

2006/02/16(木) ♪晴れ渡る日も雨の日も
天気予報では、私が旅に出る先は丸1日活動する予定の16日だけ雨の予報、前日は曇りで不機嫌になっていたのだが、天気予報が外れて前日は曇りが晴れになった。そしてその勢いで今日は晴れのち雨にまで回復した。きのうの航空券で窓側になった運は本物だったようだ。しかも11列という出口にかなり近い席だったのも幸運。旅先の貴重な時間は5分でも増えれば有難いものだ。

しかしせっかく晴れたのだが、それが困るくらいに暑い日になった。最高気温は25℃を超えたそうで、気象台では夏日というらしい(^^;。人間万事塞翁がうまくはいかない(^^;;
そして夕方から雨が降ったのだが、スコールのようなものすごい雨。南国らしい雨だと思っていたら、地元の人に聞くとめずらしいくらい大降りだと言っていた。たった一度のことで、その土地のイメージを決めてはならない(^^;)

2006/02/15(水) 飛びます
2月も半ばになった。2月は1年のうちでもっとも短い月だというのは、小学校の頃から先生に嫌というほど聞かされてきたことだが、日銭労働者にとっては深刻である。

中洲の店で店長をしていた頃、2月はもっとも働き手が辞める月だった。これは水商売がだいたい日給月給のために2月をフルに働いても実入りが少ないこともあって、いい辞めどきなのである。2月初めの1月の給料が出る翌日などは、出勤時間にいつもの働き手が見当たらないときは、職場に緊張が走るほど(笑)。1人減れば、その負担は残されたものにかかってくる。私の店のあるボーイの男は、店の留守電に「飛びます」と残して消えていった。坂上二郎じゃあるまいし(^^;)。私はそれより、山崎ハコを思い出してしまうが。

そして2月はどの店も概ね暇である。ニッパチとか言われるが、2月と8月は商売人にとっては辛い時期。暮れのボーナスを使い切り、正月に物入りだった後の2月は財布を締めるようになる人が多いし、夏のボーナスも海や山のレジャー、盆帰りなどに消費して8月はおとなしく過ごす人も多い。

店としてはバレンタインなどにかこつけたり、ボトルキープフェアなどを催して集客に努めるが、効果はあまりない。だから旅行会社のツアーやホテルなども安いのだろう。前置きが長くなったが、今日から旅に出てくる。同じ場所へ旅するのなら、安い時期にいかなくては損。旅先が空いているというのもいい。あいにくの曇り空だが、航空券を受け取ると窓側の席になった。運は残っているかもしれない。

2006/02/14(火) 元気ということで
3年半以上、毎日日記を綴ってきたが、いつもうだうだ書いていることが、読者の方にどんな感想をもたれているのか正確なところは図り知れない。最近ゲーセンネタがないとか、アダルトネタが少なくなったとか、それぞれの感想があるのだろうか。それとも、内容はともかく毎日更新しているので、とりあえずアクセスしてみるか、という感じなのだろうか。

先日、意外な方というか、あるローカル有名人がこの日記を読んでいることが判明した。というか、その人物が私のサイトを知っていたことが驚きだったのだが、日記まで読まれているとは驚きである。実名を名乗っていないが、ひょっとすると自分の知り合いや身内が知らずにアクセスしているのかもしれない。なかなか油断ならないネットの世界である。地元局の某アナウンサーが元うちの店の常連だったとか風俗狂いだとか、うかつに書けないな(笑)

日記を読んでいる人によく言われるのは、猫のシルヴィのことである。元気にしていますかとか、可愛いですねとか言われる。それが若い女性であれば、部屋まで見に来ませんかといいたいところだが、皆さんにそういうわけにもいかないので、近況の写真でも上げておくことにする。

2006/02/13(月) 冬の小倉競馬は終ってしまい・・・
前日に深夜帰宅し、今日は早朝に仕事へ出かけたので、家にバスカードを忘れてきてしまった。それで今日は地下鉄で帰ってきた。ちょうど天神で買い物もあったし。六本松から箱崎まで地下鉄を使うと、天神で改札を出ての乗換えになるので、交通費が余分にかからず買い物などが出来るという点ではメリットがある。

福岡の地下鉄は市営なので、駅構内の売店の横には競艇の前夜版の出走表が備えつけてある。明日準優勝戦が行われる大村の九州地区選手権の前夜版に手を伸ばし、それを小脇に挟んだところで近くにいた女性から声をかけられた。かつての職場の同僚だ。彼女は競馬好きなので小倉競馬場でときどき会うが、福岡で会うのは奇遇だ。競馬をする女性ではあるが、競艇の前夜版を持ち帰るところを見られたのは何となく気まずい。私も人の子である。

仕事柄、水商売の女のコには慣れているので、そんな元従業員らに会うと下ネタのジョークでも飛ばす余裕があるのだが、一般の女性にはガラにもなく緊張してしまう。「こんばんは」というのが精一杯だった。この女性、私と同世代か少し上だったと思うが、まだまだ外見はきれいである。今度一緒に競馬を見ませんか、くらいは声をかけるべきだったなぁ。小倉ではいつもそれぞれ違う場所で馬を見ている。

彼女はだいたいいつも一人で歩いている。競馬場の中では同性の競馬友達といることがあるが、町で会うときはいつも一人だから独身なのではなかろうか、などといろいろと考えたりした。ううん、次の小倉競馬開催のときには一緒に見るべく声をかけてみようと決意したものの、次の開催は夏。あまりに遠すぎる・・・。

2006/02/12(日) 小倉での1日 後編
ホットペッパーで食処を精査した結果、宴の場所は鉄鍋餃子の店に確定。先日この日記で紹介した小倉魚町の資さんうどんのすぐそばにあり、まだ新しい造りの店である。

小倉は競馬や競輪で何度も通い慣れた町だが、ふと考えてみると飲み処や遊び処はたくさん知っていても、食事のできる店をほとんど知らないことに気づく。記憶を辿るとおでんや串物、レバ刺しなどのつまみしか出さない店ばかりに通っている。今回は育ちざかりの若衆が混じっているので、塩辛やおばいけなどでは空腹は満たされまい。今日は京都からの1名の他はいずれも福岡人。小倉のメインホステス(お水じゃない)がいないので、珍しく出たとこ勝負になった。

鉄鍋餃子の店は博多の祇園町にある店と同系列のようだが、小倉の店には小倉郷土料理のじんだ煮などオリジナルと思われる品書きもあった。メニューは鉄鍋餃子のほかにスープ餃子やその辛味バージョンがあり、いずれもなかなか美味しかった。サイドメニューにはモツ煮や牛すじ煮込みなど、酒のアテに適する物のほかに、チャーハンや鶏がらちゃんぽんなど食事もできる至便さがあった。野菜炒めにはてんぷら(魚の練り物)の細切りが入っていたり、チャーハンには赤いかまぼこが混ぜてあるなど、九州らしさもあっていい。馬や旅など共通する肴もそれ以上に美味しかった^^

結局4人で満腹になるまで飲み食いして、ひとり2千円にも満たない安さだった。店選びの候補に残った120分飲み放題プラス10品コースの店より安くなるとは。ホットペッパーの生ビール1杯無料が効いたのか(笑)
(写真は鉄なべ餃子2人前)

2006/02/11(土) 小倉での1日 前編
今日は久々に午前中から小倉競馬へ。リンクしていただいている「馬の詩」のディクタボーイさんとお会いし、沖縄みやげをいただいた上にビールまで奢っていただいた。しばらく沖縄の話に花を咲かせたが、お互いすっかり沖縄に魅了されてしまい、この先何度も旅することになりそうだ。沖縄について喋りだすと話は尽きない。

競馬の後はいつもの競馬仲間と食事をすることになったが、まだ午後5時前でちょっと早い。その頃雨が降り出したこともあって、雨やみを待ちがてら時間潰しをすることになったが、私の庭である雀球・アレンジボールの店で手打ちパチンコを体験してもらうことに。

競馬仲間のみんなは生涯初の手打ちアレンジボールというのに、いきなり5枚とか2枚とかのコインを獲得。やはり競馬で鍛えた遊興のセンスはダテではないようだ。この遊びの最大の醍醐味はあのコインの出るときの「ドクッドクッ」という音を聞くことと思うが、いとも簡単にそのエクスタシー音を鳴かせている(笑)。その店では200円で3枚のコインを借りて3ゲーム分遊べるのだが、その3枚を使いきる前にしっかりコインを増やしてしばらく遊ぶあたりはただものではない。格好のヒマつぶしはできた。

その後、珈琲を飲みながらホットペッパーを開き、今宵の食処探し。ホットペッパーという雑誌は飲食店の安売り合戦のような紙面だが、信じられないほど安い店があってネタは尽きない。すきやき食べ放題1000円とか、飲み放題120分とコース料理10品で1980円とか、すさまじい激安店が目白押し。小倉のホットペッパーは福岡に比べると薄っぺらいのだが、話題性という意味ではなかなか熱い。店選びもなかなか楽しませてもらった。(つづく)
(画像は昭和の雰囲気満載の雀球店店内)

2006/02/10(金) 彼女も猫の子
市販されている猫の爪とぎ台にはだいたい粉末のまたたびが同封されていて、それをふりかけて猫の気を惹くようになっている。しかしうちの猫にはそんな必要がなく、爪とぎを新調した瞬間に自分から寄ってきて爪とぎを始めるほどなので、これまで粉末のまたたびを開けたことがなかった。

ところが今回、爪とぎ台を組み立てる過程で粉末またたびの袋が破れてしまい、爪とぎ台のダンボールの上に飛散してしまった。するとシルヴィはすっかりまたたび臭に魅了されてしまったようで、爪をとぐべきダンボールの部分を盛んに舐め、頬や鼻先をしきりに摺り寄せながら、しばらくその場に居ついてしまった。

彼女は生後間もなくうちへやってきてずっと私と生活を共にしているためか、どうも自分を猫と思っていないフシがあり、他の猫が簡単に喜ぶようなことでもさっぱり反応がないことがよくあるのだが、やっぱり彼女も猫の子ということか。食生活でも魚や肉類よりパンやカロリーメイトなど、穀物類に対して過剰な食欲を示すことがあるような猫らしからぬところがあるが、これで私の釣ってきた魚も食べてくれるようになるだろうか(^^;)

2006/02/09(木) 脇役も大事
日本の社会は本音と建前の二重底になっていて、賭け事は刑法で禁止されているが、パチンコをすると換金できる仕組みになっている。表向きは景品に交換すると、すぐそばにその景品を買い取ってくれるという業者が偶然いることになっている。その景品も地域によって異なり、関東ではライター石やペンダントなどが多く、九州ではボールペンが主力だったが、最近はライター石のようなコンパクトなものに変わりつつある。珍しいところでは、博多織の財布なんていう店もあった。

換金の交換率は店によって違うが、だいたい40発で100円ほど。なので玉を景品に交換すれば往々にして端玉が出る。店によっては端玉をごまかして何もよこさないという、おつかいでつり銭をちょろまかす悪ガキのような店も存在するが、多くは端玉の分もしっかり景品をくれる。小さなチョコレートや飴などの菓子もあれば、一杯飲み屋や角打ちのカウンターにあるような小型のつまみもある。つまみの場合はするめや昆布が多いが、今回は珍しく小型の魚肉ソーセージだった。

長さが5、6センチという手ごろなサイズなのがいい。魚肉ソーセージは数本束にして売られていることが多いが、味が濃いために多くの量は食べられないし、賞味期限もわりと短い。このサイズならビールのアテに適量だし、何と言っても愛猫のおやつに最適のサイズである。

品揃えというものはその店のセンスを示すものだと思うが、こういった端玉の景品にもそれは如実に表れると思う。六本松のある店ではうまい棒をくれるところがあったし、筑豊の伊田ではカバヤのジューCをくれた。しかし菓子やか細いするめ、薄っぺらい鱈の加工品などより、肉太な魚肉ソーセージの方が徳した気分になるのは私だけだろうか。

2006/02/08(水) 4台目にして初の故障
前回の沖縄旅行からデジカメの調子がおかしい。現在2台のデジカメを並行して使っているが、メインの10倍ズームのカメラが調子悪くなった。液晶モニターを使って撮影するには問題ないのだが、ビューファインダーを通すとボケて焦点が合わない。きれいに拭いてみたが効果なし。仕方ないので液晶モニターだけを使い撮影していたら、たった1日でバッテリーを使いきった。朝から使い始めて日暮れには電池切れ。デジカメはもう1台あるので問題なかったが、こんなに電池の減りが早くては、液晶モニターは安心して使えない。

旅行から帰ってきて早速メーカーのサービスセンターに相談したが、修理に出さないといけないようだ。来週からふたたび旅行に行くので旅行まで使って出すことにする。やはり10倍ズーム風景撮影には欠かせない。今帰仁城跡の桜並木の写真は、通常で撮ったよりも10倍ズームの方が桜のピンク色が画面に集り比較にならない綺麗さだった。

幸い無料保証期間内なので安心して修理に出せる。使用しているオリンパスのCAMEDIAシリーズは、以前は国産だったが私の今使っているC760くらいから韓国の三星電子製に変わっている。韓国といえばLG電子社の商品はLGタイマーといって1年を過ぎるあたりから壊れだすというユーザーからのレポートが数多くささやかれているらしいが、果たしてCAMEDIAは・・・。

2006/02/07(火) 恋に師匠なし
以前、店をしていた頃の従業員から、今でもときどき相談の電話がかかってくる。夜の店で私が最初に店長になったのは7年ほど前。当時18歳の小娘だった彼女らも今は25歳となり、将来の分岐点にさしかかる者も多いようで、中退や転職など曲がりくねった道ばかり歩いてきた私の話も、たまに聞いてみたくなるらしい。

とはいいながら、最も多い相談は恋愛の話である。特に女のコの二十代半ばというのは結婚を意識する年頃というのもあって、さらには性的な売り物をしていた職場だけに、生々しい話も忌憚なくできるという気楽さがあるのだろう。男女の営みは言葉では説明しにくいから一度実践しなくてはといっても、いつも相手にされないのであるが(^^;;;

そんなわけで昨夜はC子から電話があり話込んだ。新しい彼氏が出来て先日初めてホテルに行ったなどと報告を受け、今後についてなどを話して電話を切る前に彼女は、「シルクさんに報告した後、この前2回は別れるっているパターンが続いたから、今度は頑張らないと」などと言うではないか。どうも一部の元従業員の間でそんな噂が冗談ぽく語られているらしい。日本全国に、例えば東京なら井の頭公園でカップルでボートに乗ると別れるというような風評があるように、私に打ち明けると別れるというのか?
女のコのよくない習性のひとつは、自分の目や耳で判断せずいたずらに付和雷同し集団に靡いてしまうことである。

だったら電話してくるなと突っ込んでみたくもなる(^^;)。私が執り成して不仲が修復し結婚した例もあるからあんまり気にしてないが、自分の失敗をあんまり他人のせいにしてはいけないではないか。それにしてもいい女ほど、しょうもない男にひっかかってしまうのは何故だろう。と言いながら、いい女がこちらへ巡って来ないのを、こちらも他人のせいにしたりするわけだが。

2006/02/06(月) 大村から我が町へ
うちの近所に「いなほ焼」なる店ができた。どっかで聞いたことがあると思ったら、大村競艇場で1度食べたことがあるのを思い出した。ネットで調べて見ると、やはり佐世保や大村が地元のようで、たしか競艇場から県道へ出たところに店があった。先日佐世保に出かけたときも店を見た記憶がある。

外見は回転焼きの大きさだが、中身はたこ焼きとお好み焼の中間のような味。最近流行りのマヨネーズ味を強く感じる。路線としては「むつごろう焼」(九州ローカルか?)のハムエッグ味の延長線上の感じ。店が出来た場所は、この日記にもよく登場する女子高のまん前なので、そこの中高生がターゲットのようだ。

この店が出来た場所は、その前はストリート系の洋服屋だったが、客層や場所柄を無視した強気な価格帯で、客が入っているのをほとんど見ないまま潰れてしまった。沖縄から帰ってきたら、近所の2軒の居酒屋が両方とも閉店していたし、果たしてやっていけるのか気になるところである。そういえば箱崎駅前にあったむっちゃん万十(むつごろう焼)の店は、何年も持たずに閉めてしまったし・・・。

2006/02/05(日) 充実野菜ゴーヤミックス
『旅のみやげは、その存在が後をひけばひくほど、その旅情の余韻が感じられていいものである。楽しかった旅の記憶の残り香が、心地よく残り喜びをいつまでも感じることが出来る。』

これはおととし4月20日の日記(http://diary1.fc2.com/cgi-sys/ed_user.cgi?Y=2004&M=4&D=20)の冒頭文であるが、先月の沖縄旅行にも同じことが言えた。今回そう感じたみやげは、写真の「充実野菜 ゴーヤミックス」である。これは本土でもおなじみの伊藤園の缶入り野菜ジュースだが、ゴーヤミックスは沖縄限定らしい。とはいっても、全国のわしたショップや沖縄物産展、それに通販でも買える。通販では送料がかかってしまうが、国際通り沿いのみやげ物屋には送料無料という店をちらほら見かけたので、そこで買えば送料分は安くなる。私は1ケースも買おうとは思わないが(^^;)

味は意外にさらっとしていて、僅かにゴーヤの苦味を感じる程度。青汁を思えば赤子のようなものである。健康に対して深刻な人には物足りないかもしれない。一般人にはややクセのある野菜ジュースといったところか。まあ、ゴーヤはドリアンや山羊料理に比べれば優しい部類だろう。こんな口に苦いものでも、三十路をこえた人には有難がられたりするものだ。健康を金で買えるなら安いわけで。

2006/02/04(土) 福岡人のふきや礼讃
きのうは天神で用を済ました後、ふとふきやのお好み焼が食べたくなり博多駅へ。金曜の夜のせいか、ふきやはほぼ満席状態。みなさん週末の夜でありながら、ビールを飲むでもなく黙々とお好み焼を食べている。

きのうは気温がずいぶん下がったので、鉄板のある店で温まろうという気持ちだったのかもしれない。しかしこの店もずいぶんと客層が幅広くなったものだ。最初に私が行った中学生の頃は、ほとんどが男子学生だったのだが、今ではサラリーマン風から家族連れ、カップルに至るまで幅広い。女性同士の組み合わせも目立つようになってきた。それでも、あの量の多いお好み焼を残しているのは見たことがない。

しばらく休養していた社長も復活し、黙々とキャベツを切っていた。合間に若い働き手にゲキを飛ばすのも相変わらず。しかし最近は客が注文する品の幅が広がったように思う。きのうは肉野菜炒めを頼んでいる客がいたが、このメニューはかつては年に1度見られればいいというくらい注文する客がいなかったのだが、最近ちらほら見かける。次いで人気のない焼きうどんや焼きめしも時々みかけるし。ふきやの焼きめしは、魚粉、削り節の入った独特の和風味で、あれはあれでたまに食べたくなる。

他県から来る人が食べると、?という味だが、なぜか福岡では受けている。決して美味いというわけではないのだが、たまにふと食べたくなるのである。やはり最大の魅力はあのマヨネーズだろうか。

2006/02/03(金) 見えない線
耐震偽装の事件を忘れかけてしまうかのごとく、ある日から東横インの改装問題が浮上した。東横インは何度か利用したことがあるが、個人的には気に入っている。利用する前からNという新興宗教が運営していることは知っていたが、利用者には布教はもちろんそれを全く感じさせない運営だったし、何より客として利用しやすかったためだ。念のために書き添えておくが、新興宗教をハナから否定するつもりはない。無宗教のこの国では、むしろどこかしらの宗教の信者の方が、誠実な人と感じることもある。問題なのは一部の宗教の上の方の金儲けに目がくらんだ一部の人間である。

今回は、不法な改装と同時に、障害者用の設備を軽視した社長の発言が問題を大きくした。しかし例えばバス通勤をする私は、車椅子対応の最新型の車両が来ると、旧型の車両より座席の数が少ないため、座れなければ損した気分になるのが本音であるし、改装により一般客室が増えたのであれば、満室になるところが1組余分に泊まれるわけで、方々探して満室の場合に東横インが空いていたら、改装の恩恵だというのは事実だろう。正しいか間違いかは別として。

人間に本音と建前があるように企業にもあるはずで、障害者の受け容れを積極的にしている宿泊施設があれば、実際は泊まってほしくないという施設もあるだろう。東横インは後者であり、障害者はこういう施設に泊まれば冷遇は必至なので避けるべきだろう。理想を言えばそういう施設は皆無でなければならないが、企業に自由競争で利潤追求をさせる限りは、こうなるのが現実だろう。いつでも弱者や少数派は切り捨てられる傾向にある。そして利用者でも障害者を受け容れる余裕のない心を持つ人は、障害者用の設備を改造するこのようなホテルをあえて選ぶかもしれない。

博多区祇園の東横インは、最初駐車場だった部分が千円理髪店に改装された。バス停のすぐ前にあるのだが、駐車場があった頃は一目瞭然でその筋の客のものとわかるベンツやセルシオがよく停まっていたので、他の客の視線を考えて駐車場を潰したのかと思っていた。結果としては印象は向上したように思うが、総理大臣の言葉を借りれば、その改装は『違法ならばいけない』ということになろう。しかし同じ違法ながら、歩道をバイクで走る新聞配達員や、サービス業従事者の路上でのビラ配りや、警察の独身寮での賭け麻雀などがなぜ立件されないのか、その基準は全く理解できない。

2006/02/02(木) 風刺
車を運転していて前を走る車のリアガラスを見ていると、道路公団らしきマークのついたシールが貼ってある。公団の職員かと思ったが、いくら愛社精神があったとしても、自家用車に自分の職場のシールなんぞ貼らないだろうと思ってよく見たら、マークは同じだが「日本泥公団」と書いてあった。なかなかイカしたシールである。

そういえば先日、スーパーの自転車置き場で隣りに置いてあった自転車には、「FUCK BUSH」というシールが貼ってあった。その自転車は意外にも若い女性が乗って帰ったのだが、こちらもなかなかのセンスである。むやみに思想や政策について論ずるのも重苦しいが、こういうシールはとっつき易く許されるのではないか。

そういえば沖縄へ行ったときに、牧志公設市場に「高額納税者」や「低所得者」というロゴ入りのTシャツが売っていた。思わず「低所得者」の方を買いそうになったが、シャレにならないのでやめておいた。いつか金持ちになったら「高額納税者」の方を着てみたいと思う。

2006/02/01(水) この冬に安いものと高いもの
旅行中に、非常食も含めて多めに与えていたエサを全て猫が平らげたので、当然産み出す物も大量に発生し、トイレの猫砂がごっそり減った。その砂を買いにナフコの空港店へ行ってみると、トヨトミの石油ファンヒーターが6千8百円ほどで売られていた。買う気はないけれども、これは激安である。石油ファンヒーターといえば、広告の売出しでも9千8百円ほど。日替り限定品でも8千円を切るくらいではないか。

今年は灯油が高騰したため、石油ファンヒーターを新調する人は激減したのではないか。その上、今年の冬は九州は暖冬の部類。今日は宮崎では20度を超えるという。こんな日和では暖房器具はなかなか売上が上がらないだろう。

それにしても、おととしくらいまで灯油を1斗500円台で買っていたのだが、今年は千数百円もするそうだ。いくら原油が上がっているとはいえ、3倍近くも上がるというのは異常だ。そこまでするのなら、ハロゲンヒーターで十分。灯油は運ぶのも、充填するのも面倒くさいし。ハロゲンヒーターに変えて、我が家では電気代は前年より上がったが、それでも1ヶ月3、4百円くらいのプラスにすぎない。

ナフコの帰りに西鉄ストアに寄ると、105円で1ポイント付いていたのが、この2月から210円で1ポイントになるという。いきなり倍の値上げをするようなものである。タダならともかく、ポイント会員の入会は100円徴収されただけに騙された気分である。10万円分の買い物で、やっと5百円の買い物券かよ。これでしばらく西鉄ストアにも足が遠のきそうだ。何かと世知辛いこの冬である。


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