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2006/02/15(水)
飛びます
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2月も半ばになった。2月は1年のうちでもっとも短い月だというのは、小学校の頃から先生に嫌というほど聞かされてきたことだが、日銭労働者にとっては深刻である。
中洲の店で店長をしていた頃、2月はもっとも働き手が辞める月だった。これは水商売がだいたい日給月給のために2月をフルに働いても実入りが少ないこともあって、いい辞めどきなのである。2月初めの1月の給料が出る翌日などは、出勤時間にいつもの働き手が見当たらないときは、職場に緊張が走るほど(笑)。1人減れば、その負担は残されたものにかかってくる。私の店のあるボーイの男は、店の留守電に「飛びます」と残して消えていった。坂上二郎じゃあるまいし(^^;)。私はそれより、山崎ハコを思い出してしまうが。
そして2月はどの店も概ね暇である。ニッパチとか言われるが、2月と8月は商売人にとっては辛い時期。暮れのボーナスを使い切り、正月に物入りだった後の2月は財布を締めるようになる人が多いし、夏のボーナスも海や山のレジャー、盆帰りなどに消費して8月はおとなしく過ごす人も多い。
店としてはバレンタインなどにかこつけたり、ボトルキープフェアなどを催して集客に努めるが、効果はあまりない。だから旅行会社のツアーやホテルなども安いのだろう。前置きが長くなったが、今日から旅に出てくる。同じ場所へ旅するのなら、安い時期にいかなくては損。旅先が空いているというのもいい。あいにくの曇り空だが、航空券を受け取ると窓側の席になった。運は残っているかもしれない。
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