日常日記
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2006/03/31(金) 両リーグの最下位候補
今日からプロ野球のセリーグが開幕する。
今年のヤクルトはどうも最下位の匂いがする。戦力、指揮力ともに期待薄。計算できる先発投手がいないし、打力も期待できない。さらには主力が故障で開幕に間に合わず、去年まで乏しい戦力ながら唯一のとりえであるチームの和が感じられない。正直Aクラスは絶望的と見た。ここ十数年で、開幕前からここまで見通しが険しいのは初めてな気がする。5月に神宮に試合を見に行く予定だが、その頃は何位にいるだろうか。

パリーグでは今年は楽天をひいき目に見ている。ヤクルト全盛期を築いた野村監督になったことと、ヤクルトV2以降の戦士である池山、橋上というコーチ陣に頑張ってもらいたいこと。昔のライオンズファンが、ライオンズ出身者が多かった80年代前半のタイガースを応援するような気分だ。

しかしきのうCS放送で試合開始から楽天−オリックスの試合を見ていたが、今年の最下位は濃厚に感じた。見込みがありそうなのは、元ロッテの外人リックくらいのものだ。きのう先発していたのはルーキーというから、開幕直後から駒不足は否めない。守備ではエラーが出るし、攻撃ではチャンスに相手投手がストライクが入らないというのにボール玉をブンブン振っている。去年低迷したのは、指導者の責任ではないことは見る限り明白だ。

それにしても、3月の仙台のナイターは寒そうだった。選手の多くがネックウォーマーをしているユニホーム姿は異様だ。コーチなどはほとんどジャンパーを着ている。さらには8回を過ぎるあたりから雪が降り出した。雪の中のナイターなどありえない。東北でこの時季に屋外でのナイターは無謀なのではないか。オリックスに流れた清原や中村紀の姿には哀愁が漂って見えたが、それ以上に憐憫を感じたイーグルスの選手たちだった。いずれにせよ、弱いチームを応援するのには長年慣れてきたので、苦にならないが(-_-;)
(写真は雪の舞う昨夜のフルキャストスタジアム)

2006/03/30(木) 結石で欠席
今月初旬の日記で職場の過酷さについて書いたが、私の部隊の隊員の中から、ついに落伍者が出た。

その隊員は何日か前から下腹部が痛いといっていたが、不摂生がたたったのだろうなどと軽口で応戦していたら、何と腎臓結石になりダウンしてしまったのである。私はきのう休みの予定だったので、のんびりと韓亭で口がキムチ臭くなるまでおかわりを満喫していたら、職場から電話があり急遽出てくれということになり、ろくに睡眠もとれないまま職場へ駆り出された。特別出動として1万ほど来月の手取りが増えるのがなぐさめであるが。分隊長としては、ふだん美味しいとこ取りもしているだけに、こういう憂時こそ滅私奉公せねばなるまい。

病院で検査をした結果、痛み止めと座薬で苦痛は治まり当面は仕事に出られるようになったとのことで、今日は私は休むことができそうである。不規則な仕事をしていると、体はいつどうなるかわからないもので、明日は我が身である。やれやれこれで今日は芦屋競艇へ行けると思ったが、今月は素寒貧なので家でネット観戦に落ち着きそうだ。

2006/03/29(水) ソウル・フード(3/30再更新)
今日は冬に逆戻りしたような寒さになり、風が強いため朝からかなり冷え込んだ。もう一度寒くなったら、おととし1月6日の日記(http://diary1.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/silkvelvet/?Y=2005&M=1&D=6)に書いた韓亭のチゲ定食を食べに行こうと決めていたところだったので、昼になるとポケットに手を突っ込みながら冷たい風の中呉服町へ向かった。

店内は相変わらず木造のレトロな造り。韓亭の昼のチゲ定食は、日替わりのチゲなのだがこの日は豆腐チゲ。ここ何日か冷蔵庫にたまった豆腐を過剰に摂取していた私は焼肉定食(写真)へ変更した。ビビンバや石焼ビビンバはご飯がおかわりできないので、何となく損な気分になる(^^;)。この店の昼の定食はご飯とキムチが食べ放題なのが嬉しい。焼肉定食は630円という安さでありながら、ゴマ油や酒などでしっかり下味をつけた肉と野菜の炒め物が出てくる。若干肉は少ない気がするが、この値段なら納得できる。キムチも本格的な味で、辛いがおかわりしてしまう味だ。セルフサービスならばこのキムチだけで3杯でも4杯でも食べられるくらいだが、給仕してもらうシステムなのでおかわりは1杯までにとどめておいた(^^;)

客は私とほかに1組で、いつも通される大広間でなく別の個室に入れられたので不思議に思っていると、ほどなく30名以上の団体がなだれ込んで来た。店主のテンションが急に上がり、母国語のみの接客になった。見たところその団体客は僑胞ではなく、みんな韓国語でぺらぺらと話していた。

精算のときに主人にたどたどしい韓国語で話しかけてみると、韓国からの観光客の団体のようだった。韓国人は旅先でも必ず韓国料理を食べるという。日本人も海外に出ると日本料理が恋しくなりますよと答えたが、短期の観光旅行のコースに組み込まれるというのは日本人では考えられにくいかもしれない。本物が来るほど本物らしい店ということになるが、ガイドも運転士も美味そうに食べていたのが印象的だった。

2006/03/28(火) 絶対に負けられない!
いつも聴いているラジオ番組の中のあるリスナーから、もっともお金をかけずに休みを過ごすには、愛犬を遊ぶことだというメッセージがあった。全く同感で、外に出ればたとえ激安量販店でも小銭を支出する羽目になる。うちの場合は家で猫と戯れていれば、お金を使わずにすむ。

猫は犬と違って散歩をする必要がなく、スキンシップでじゃれあっていれば適度な運度になるようだ。お互いストレスの発散にもなるし、親睦を深めるのにも最適。猫や犬はやはり遊んでいるときが一番楽しそうだ。うちの猫など、そこまでムキにならなくてもよいのにというほどエキサイトし、やがて爪をたてて噛み付いてくる。すると負けじとこちらも歯を食いしばり、大人気なく力の差を見せ付けたりするのである。「ゴロ寝ばかりしているくせに、エサはいっちょまえに食べやがって」などと罵声を浴びせたりする。

そして「わざと強めに噛んだやろ」などと言いながら、気がつけばこちらも夢中になっているのである(笑)
確かにお金がかからない遊びではあるが、手に歯型や爪の後がついたりと、やや痛みを伴うのが難点である。
(写真のようにヒゲが立っているときは、猫の本気の攻撃態勢なので注意)

2006/03/27(月) 日曜の朝から・・・
激安スーパートライアル粕屋店が創業記念セールでポイント10倍というので、きのうは朝から量販店を回って買い出しに出かけた。商品ごとの最安値に固執して、ルミエール(元ロヂャース)、トライアル、グルメシティ(ダイエー)と出かけた。

ルミエールは相変わらず安い。リョーユーパンのマンハッタン4個入り99円(写真)、伊藤園のお茶2L99円など、食品業界の経験がある私でも驚く安さだ。9時半開店直後に行ったが、平面駐車場はほぼ満車という混みよう。給料日直後の晴天の日曜だというのに、朝から量販店で買い物する人の多さに辟易する。

続いてトライアルへ。こちらも開店直後の10時過ぎというのに、駐車場に停められず数台が待ちという状況。ここは隣りの100円ショップやドコモショップなどと駐車場が繋がっているので、そちらへ脱出し停めることができたが、すさまじい混雑で驚いた。駐車場だけでなく当然レジも混んでいて、休みではなく夜から仕事の私はこの時点ですっかり疲れてしまった(-_-;)

最後は箱崎のグルメシティだが、駐車場はガラガラ。店内も閑古鳥。品揃えに魅力なし。店員同士が売場で立ち止まって私語に熱中している。これじゃ閉店が相次ぐのも一目瞭然だ。私はグルメシティに用があったわけではなく、階上の100円ショップが目当てだったわけだが、店内を通るのも気分が悪い感じ。

ユニード時代から続く箱崎のグルメシティだが、駐車場があること、24時間営業であること以外にメリットは思いつかない。近隣のスーパーが全て潰れたため展開に恵まれたような感じだが、妙見通りなど周辺の道路が整備されつつあるので、これじゃ近い将来淘汰されまいかと案じてしまう。

2006/03/26(日) 下に向かって撃て
先日、ある飲み屋へ出かけると、男性(小)用の便器に氷が敷き詰めてあった。海外ではよく見かける光景だが、国内でこういうことをしている店はあまりない。フィリピンパブやタイ料理店など、外国人経営の店ではときどきみるが、日本人ばかりの店だったので珍しく感じた。

氷を敷き詰める理由だが、最初は匂い消しや見た目の飾りだと思っていたが、実は掃除のためらしい。ヨーロッパの空港では便器の下の方に蠅の絵が書かれてあったりするが、殿方諸氏はそれを狙って放出するため、蠅から上の汚れがほとんどなくなり、清掃費用の3割が軽減されたというデータもあるという。氷が敷き詰めてあると、そこに狙ってしてしまうという本能があるようで、それが下の方だと飛散することも激減するようである。

実際、私が中洲のラウンジをしていたときにも真似してやっていたのだが、見映えの面でも悪くないし、製氷機の中の氷の代謝のためにもよい。ビールばかり売れてウィスキーやブランデーがめっきり出ない夏などは、古い氷が製氷機の中にたまり透明度の低い(濁った)氷がアイスペールの中に目立ってしまうので、毎日氷を入れ替えるという点でも良いことである。

2006/03/25(土) 12年目の春
部屋で寝ていると、となりでバタバタと物音がするのであまり眠れなかった。起き上がって新聞を取りにポストまで行くと、隣室の扉が空いている。以前この日記で書いたことがあるが、隣は現在空室のまま1年ほどが過ぎている。そこへ業者が空室の掃除をしにきたようようだ。今春から入居者が決まったか、1年ほど放置しているので掃除に来たかは不明だが、どちらにせよ掃除機をかけたり何かを打ち付けるハンマーの音を響かせたのだから、隣りの住人に挨拶くらいは欲しいものだ。一瞬目が合ったというのに。

今のマンションに住んで、早いもので12年目になる。先ほど大家の息子さんにエレベータの前で会ったのだが、中学生くらいになっている。私が入居したときには、トドラー(ヨチヨチ歩き)の子どもしかいなかったのに、気づかぬうちに大きくなっているものだ。こちらもそれだけ年を取るわけで(^^;)。夜型の生活をしていると、健全な生活をしている住民にはなかなかまみえる機会がない。

中学生というと、いろいろ遊びも覚えたい年頃だろう。友達の子どももそれくらいの年齢が多いが、いまひとつ積極的に接近して来ないのは、私の風体のせいなのか、それともギャンブルや夜遊びなどを好むやばそうな空気を感じるかはわからない。

近づいてくれば、理想的な世渡りからゲーセンのクレーンゲームの技に至るまで伝授するところだが(^^;;;
これでも大家の主人の学校の後輩なので、それほどひどい人間ではないのだよ(笑)

2006/03/24(金) さよなら日本の翼
唯一の国産旅客機YS−11が9月末で退役になると聞き、先日福岡空港へ行った際に写真を撮っておいた。原油を始めとして大半を輸入に頼っている物が多いこの国で、飛行機もほとんどが外来だが、YS−11は戦後から1974年まで国内で製造された唯一の旅客機である。

YS11といえばプロペラ機の代名詞のような存在だが、私が飛行機に自腹で乗れる身分になったときには、すでに地方空港への乗り心地の悪いローカル線というイメージに凋落していた。私は飛行機マニアではないので、飛行機に乗るときは事前に型番など気にもしないため、実際空港に着いて初めてどんな機体か見ることが多い。最後にYS11型機に乗ったのは、7、8年前に高知から福岡へ帰る便だったと記憶しているが、「今時プロペラか」と思ったものである。

でも実際乗ってみると、昔の鉄道と同様で人と人の距離が近く、名も知れぬ人と旅の道中で語りあったり、お茶や食べ物を融通しあったりすることが当たり前に出来ていた時代を思い出し、ずいぶんと世の中は変わってしまったと感じたものだった。人と人が近いといっても、スカイマークのように輸送効率ゆえに押し込められるのは勘弁だが、こじんまりとした機内で同じ便になった偶然に親近感を感じるほど、限られた人数で空の旅をする時代にもう帰れないかと思うと名残惜しい。

2006/03/23(木) 3年目の発見
炊飯器を買い換えて早2年ほどが過ぎたが、ろくに説明書を読んだことがなかったので、おこげという項目を使ったことがなかった。そもそも炊飯器なんて飯を炊くか保温くらいのものだと思っていたが、おこげは炊飯と同じボタンなので使い方がわからないままだったのだ。

ためしにボタンを長押ししてみると、あっさりおこげの表示が点灯した。出来上がりまで果たしてどの程度焦げるのか半信半疑だったが、出来上がりのブザーが鳴ってフタを開けてみると写真のようなほどよい焦げ加減で満足。炊き込みご飯ならさらに焦げるだろう。

津軽三味線の名人だった高橋竹山を歌った北島三郎の「風雪ながれ旅」の歌詞の中に、「♪鍋のこげ飯袂で隠し〜」という一節があるが、こげ飯を好むということはかつてははばかられることだったようで、幸田文の小説などにも、父露伴に隠れてこげ飯をつまみ食いする光景が描かれていたりする。古くからまさしくB級グルメであったわけだ。

しかし中華料理では、おこげあんかけなどが堂々と一級のメニューとして確固たる地位を築いていたりする。そう考えると、もっと早くこの機能を得とくしていればよかったとも思う。ともかく出来上がりは美味かった。これで少しは自炊が楽しみになるかも。

2006/03/22(水) 2枚の金網が邪魔です
今日、飯塚オートへ行ってきたことはギャンブル日記に書いたが、レース以外の話をこちらに書いておこう。

今回はからつバーガーやロマンドロールなど、4つほど外来の露店が出店していたが、まずロマンドロールというパンは1つ二百数十円もするので高すぎ。たこ焼きや焼きそばが270円という飯塚オート内の物価のバランスを考えないと。からつバーガーは、忙しいからといってメニューをスペシャルバーガーひとつだけにしているという不誠実な営業内容。あれじゃ、出店はかえってマイナスイメージになる可能性も孕んでいる。

意外だったのは、小倉優子目当てらしき客がそれほど見られなかったこと。もっといかにもオタク系とおぼしき人が押しかけているかと思っていたのに。森且行の川口のデビュー戦は、そりゃすごいオタ女がいたらしいと聞いていたので。選手に花束を渡すゆうこりんの前に群がっていたのは、子連れのオバハンと若いオートファンの青年ばかりだった。「こんな雨の中、来させられて可哀相ね」などというオバハンがいたが、雨の中を命がけで走る選手に比べたら、雨中の花束贈呈など屁でもなかろう。

筑豊ナンバーの車に乗って走路へ登場するゆうこりんの姿はある意味貴重だったが、何を間違ったか肝心の優勝戦試走の最中にその車が入り込んできて、試走がやり直しになるというアクシデントがあった。ゆうこりんが強力なデムパを発信して走路内が混乱したか、ゆうこりんを見た選手が興奮して、スロットルではなく自分の体の一部を握ってしまって走れなくなったかは不明だが、選手が突然試走を中絶し、引き上げて行ってしばらくは場内に案内すらなかった。不審に思う客はざわつくばかり。むかしの客層だったなら、そのままで済んだはずはなかろう。

それにしてもオートレース場というのは走路と観覧スペースの間に二重に金網があるので、写真は撮れないしよく見えない。二重だから、金網の中にレンズを挟み込んでも、もう一枚に阻まれるので撮影は困難。スタンド上段から光学10倍+デジタル5倍ズームで、どれだけ寄れるか疑問だし。その点では競馬や競艇に比べて大きなマイナスだろう。選手紹介などは、せめて移動型ステージくらいこしらえたらどうかと思う。

2006/03/21(火) 器量よし技量よし
きのうの日記で「最も大事なのは人」と書いたが、今日もそれを実感することがあった。

今日は競艇は総理大臣杯、競輪は日本選手権、オートレースは全日本選抜と最高峰のレースがそれぞれ開催されている。競馬でも大井では京浜杯があるし、荒尾では24連勝した名馬の引退式が行われる。

悩んだ末に飯塚へ行くことにした。その前に寄り道して、全日空ホテル裏の色気のある店へ。ホームページで日々チェックしていたら、今日の昼の出勤嬢は滅多にない可愛いコばかりの最強メンバー。各レース場の選び抜かれた一流選手の顔合わせにひけをとらないほどである。(写真指名をしない)フリーで遊んでもハズレがないばかりか、誰が来ても当たりの部類と見た。

しかし店に入り出勤嬢の写真を吟味していると、フリーでは待ちが最低1時間以上あると案内の男性スタッフがいう。みんな考えることは同じなようで、待合室にはギラギラした目をした殿方がいっぱい。あまり時間を取られると新飯塚駅からの無料バスは終ってしまうし、優勝戦出場選手のインタビューを見られなくなるし、それに花束を渡すゆうこりんも仮面ライダーカブトショーも見られなくなってしまう(笑)

ということで写真指名で某美人嬢を選ぶ。(写真指名や本指名をすると、フリー客を飛び越えて最優先で案内される。)この嬢、可愛いのはもちろんのこと、接客も大変よかった。いやいやプレイ内容云々とか生々しい話ではない。靴のそろえ方、服のたたみ方が丁寧だったり、何かを受け渡しするときに軽く手を添えてくれるような気配りもよかったのだが、もっとも感動したのは、消毒液のついたおしぼりで体を拭くとき、冷たいからと自分の体に寄せて体温で温めてから拭いてくれたのである。自分の体に当てると相当冷たいだろうに。念のために言い添えておくと、この店はそういうマニュアルがあるわけではなく、ギャル系の若い嬢ばかりなので接客はかなりアバウトなのである。いやあ、こんな嬢は初めて。可愛いのはもちろんだが、ちょっとしたそんな気配りに男は弱いのである。

やっぱり接客業は人が大事だと改めて実感。客観的に見ると店舗の働き手と客という間柄だが、接するのは人と人。きのうの場合は肌と肌だが(^^;)。喜びのあまり、店名と源氏名を載せてしまいたいところだが、そうすると日記の作者と読者が妙な兄弟になりかねないので、断腸の思いで自粛する(;´Д`)

2006/03/20(月) 待てば海路の・・・
いつも起床する時間の30分ほど前に、携帯電話の呼出音で目が覚めた。眠い目で着信画面を確認すると、098の市外局番なのが見える。沖縄からの電話のようだ。

15日の日記に書いたデジカメのアダプターだが、ダメもとで最後に泊まったホテルに電話してみたら、清掃係に確認して後で電話しますという返事をもらった。その返事だったのである。3日ほど連絡がないのでもう無理だと諦めていたが、何度も探してくれて時間がかかったのかもしれない。それでもわざわざ連絡してくれたことを有難く思いながら電話を取った。

ところが10日も経つというのに、アダプターが見つかったそうである。ドコモの携帯電話のアダプターもあるので、自分のものに間違いなさそうだ。記憶を辿ると、どうも出発直前に長袖から半袖に着替えた際に、鞄から出してそのまま置き忘れた気がする。いやあ、嬉しい。ここのところいろいろとあって心がすっかり荒んでしまっていたのだが、これでだいぶ元気が出てきた。今日から少しは前向きに生きられそうである。

泊まったのは那覇の辻という歓楽街にあるビジネスホテルだが、正直言って近年泊まったホテルの中で、稀に見るほど設備が老朽化していて不満を感じていた。しかしチェックインの20分ほど前に客室へ通してくれたり、ウェルカムドリンクがあったりとビジネスホテルにしては最上級のサービスの良さだったので、日記のネタにして不平を書くのは控えていたのである。楽天トラベルの「お客様の声」でも、サービスは高得点になっている。

忘れ物は自分の過失だし、着払いにせよわざわざ梱包して送ってもらうのも気が引けるし、そんなに遠い距離ではないので、また沖縄まで出かけることにした(^^;;;。気が付くと「来月またそちらへ行きますから、そのときでよろしいですか?」と電話口で答えている自分が居た。

理想のホテル選びは難しい。ロケーション、ソフト、ハード、雰囲気など多くの条件が整った自分好みの宿はなかなかない。優先順位をつけて選ぶわけだが、最も大事なのは人なのだというのは確かな気がした。来月にまた菓子折りでも持って沖縄再訪が確定。客室係の方に喜ばれそうな博多のみやげは何だろう?

2006/03/19(日) とんこつラーメンが食べたい夜
ここのところ何度も沖縄へ行ったりして、福岡を離れる機会が多かった。福岡を何日か離れて、福岡へ戻り食べたくなるものといえばラーメンである。私は生涯のうち十数年を東京や千葉で過ごしたので、とんこつよりもしょうゆラーメンが好きな私だが、やはり福岡生まれ、福岡育ちであるので体がとんこつを欲してくることがある。

しかし昨夜は気づいたら夜遅い時間になっており、近所で開いているラーメン屋を頭の中で考えていたら、久々に筥松の白雲軒が思い浮かび行くことにした。古い木造で昭和情緒たっぷりのラーメン屋で、おととしの台風の影響で店の幌だけ新しくなっているが、その他は昔ながらのままでほっとした。この店ではちゃんぽんが1番人気のようだが、私はワンタンメンが気に入っている。

白雲軒のワンタンは餃子のように中身がずっしりしていて、にんにく臭が強い。水餃子のガワをワンタンにした感じとでも言ったらいいだろうか。麺は鳥尾製麺の白い細麺。スープは若干塩分が濃い。何も言わないのに胡椒やゴマがふりかけられるところが、町のラーメン屋らしい。店は午前1時過ぎまで営業しているが、昨夜は日付の変わる頃合いでありながら、客席はほとんど埋まっていた。サラリーマンから労働者、飲んだ帰りのカップルなど深夜の客層は様々だった。

箱崎駅が千早方面へ移動してから、ちょうど白雲軒は駅前になった。南口を出て徒歩3分もかからない。新駅になってから筥松周辺はずいぶん変わってしまったが、この白雲軒の佇まいは変わらずにあるのが地元民としてはちょっとほっとする。

2006/03/18(土) 日記作成者の逆ギレ
70年代の終り頃、テレビ朝日系で「鉄道公安官」というドラマがあった。駅や鉄道管内で起きる事件に鉄道公安官が活躍するという内容だったが、小学校のクラスメイトの一人がそれについて、「毎週毎週鉄道にまつわる事件がそんなに起きるわけないだろ」と突っ込んでいた。

先日、WEB日記を書いている友人と日記について話をしたときも、「毎日毎日そんなに日記に書くような出来事が起きるわけでもない」という話題が出た。友人はすでに6年ほど毎日日記を書き続けている先輩になるが、最近はパソコンの前で固まることも多いという。私も同じで、管理者モードにパスワードを入れログインしてから、未記入の書込み画面を見つめて静止画のように止まってしまうことが多い。仕事や家事に追われ、気づけば1日の終りになる日だってある。

以前ならそんな内情を吐露することはなかったが、内なる真実に即して忠実に日記を綴るのが正直ではなかろうかと、最近は堂々と真実を晒すことにした。時としてこの日記には、男女間や職場のためのアリバイ工作で、日時や場所をあえて曖昧に書くことはあるが(^^;;
プロ野球の珍プレーやドラマのNGなどという失敗を集めて、特番を作って放送してしまうほど逞しいテレビ局もあるのだから、ネタのないことをネタにするのもたまにはよかろう(苦笑)
(写真は人にエサをねだり、逆ギレして激しく鳴く人慣れした野良猫)

2006/03/17(金) 菜の花と湯川山
今日は天気が良いので車で宗像市(旧玄海町)へ。黄砂の影響で少し視界が霞んでいるような感じだったが、きのうの雨から一転して快晴になったせいか、行く先々で混雑があった。神湊の和食店では、13時半頃に入店したというのに20近く卓がある広さながらほぼ満席。今日は小中学校で卒業式だったところが多かったこともあったのかもしれない。途中、道の駅に寄ると、ゆうに百台以上は停められる駐車場が満車で、しかも十台以上が待ちという異様な混雑ぶり。平日の昼間だというのに、結構なご身分の方が多いようで。

神湊で食事した後は、弘法大師が創建したといわれる鎮国寺を見て、鐘崎近くのさつき松原へ久々に行ってみた。風が強かったため浜辺は穏やかではなかったものの、いい空気が吸えたので満足。その後、写真にある満開の菜の花畑と湯川山を眺めて、春の味覚であるつくしを摘んだりしてきた。雨の後のつくしはよく伸びるらしい。

福岡の数ある山の中で、湯川山はあまり知られていないし語られる機会も少ないが、お気に入りの山である。これといった強い個性があるわけではないが、なだらかで山肌が素朴なところがいい。菜の花と共に見る春先のこの時季の眺めは格別だった。実家からデジカメを持ってきた甲斐があった^^

2006/03/16(木) 増えて困るもの
去年の今頃、このサイトは10万アクセスを達成した。それから約1年で7万ほど増えたので、1日の平均は200弱ということになる。アクセスが増えるのは最初のうちは嬉しいものだが、増えてくると実情は厄介なことが多く、そろそろうんざりしてきたというのが本音である。

まず広告メールや書き込みが急増する。掲示板にはNGワード設定が出来るため、卑猥な言葉や「完全無料」などという語を入れると書き込みできない仕組みになっているので実際に書き込みされる数は少ないが、弾かれている数は驚くほど多い。広告・迷惑メールは多いときで日に50ほど。そんなわずらわしさを抱えてまでサイト運営を続けるのはアホらしいせいか、個人サイトの多くは3年から5年もすればかなりの数が閉鎖している。

もう一つ不快なのは、画像や文章の盗用も激増したこと。ひどいものにはメールや書き込みで削除を促すが、返信やレスをくれるのは稀。盗人猛猛しいとは言い得て妙だ。他人の撮った画像にはそれだけの元手や手間がかかっている。一言メールなり注釈なり付ければそれで済むのに、たったそれだけのことができない社会不適合者があまりに多い。この国から野菜などの無人販売所が減っていくのもなるほどと思う。

盗人はブログに多いが、プロフィールや内容を見ると若い学生や専業主婦など社会性の低い層が主流のような気もする。泣き寝入りできる性格ではないので、盗用サイトをUPするようなコンテンツでも作って晒し上げしようかとも思っているが、そんな気力さえ湧かないほどアホらしいというのが正直なところである。

2006/03/15(水) 失くして気づく・・・
旅行から帰ってきて、荷物の整理もほどほどに仕事に出かけたので後になって気づいたのだが、デジカメの充電用のアダプターが見当たらない。ついでに携帯電話の充電用アダプターもない。用心深い性格なので、ホテルを出るときには3度4度と忘れ物の確認をするので、ホテルに置いてきたとは考えにくい。唯一の気がかりは、帰りの地下鉄で立ち上がる際にトランクの鍵がかかっておらず、フタが開きそうになって慌てて閉めたことだが、アダプターが落ちれば相応の音がするはずだし、ましてや一緒に携帯のものまで落ちれば気づきそうな気もする。車内にはたくさんの乗客がいたので、落ちたら誰か一人くらいは声をかけてくれそうなもんだし。

しかし家の中にはないのである。鞄の中のものを出した後でこの事に気づいたので、鞄はもちろん空だし荷物を開いた場所の周辺にもない。ベッドやソファを持ち上げてみたが見つからない。困ったものである。幸い旅で撮った画像はすぐにCDに焼いたのだが、その後デジカメを使い電池が切れてからこのことに気づいたので、専用充電池しか使えないデジカメは起動できないのである。

インターネットで同じ型の充電器の値段を見てみると6千円弱する。特売で8千8百円で買ったものだけに、充電器に6千円出すことはできない。かといって電池がなければ売却することもできないし。もう1台のデジカメは実家においているが、ウェブ日記作者としてはそれを持ってこないことには、今後のこのサイトの充実度に影響があるだろう(-_-;)

2006/03/14(火) 誤審
きのうは休みでほぼ1日中家で過ごしたが、テレビのニュースでは繰り返しワールド・ベースボール・クラシックでの米国審判の誤審について放送していたのを冷ややかに見た。バスケットの代表的な選手は黒人ばかりなのに、水泳の選手はなぜか黒人があまりいないようなスポーツのバランス不均衡な国に、平等を求めるのは無謀なように思える。

何も米国のことを非難しようという気はない。日本でも去年のプロ野球交流戦では、ホークスと阪神の試合で露骨なホークスびいきの判定が連発していた。他のスポーツでも福岡競艇場などは地元選手に故意に有利なエンジンや枠を与えたりするのがあからさまだし、中央競馬のレースに公営の馬が参戦する場合でも、公営の馬は追い切りの時間が厳しく限定されていたりする。ホームラックというものは審判のジャッジを含めて確実に存在するだろう。そういったものを乗り越えてこそ真の王者だと思うが、まあ日本の野球もそんな判定を引き出すほど実力が上がったと私は解釈した。

それより私が感じたのは、たったひとつの誤審で試合がああも簡単にひっくり返るのを目の当たりにすると、日本のプロ野球はこれまでいかに一つの球団に有利であったかということ。普段はそういうことを考えずに試合を見るが、こういうきっかけがあると一気に冷めて見てしまうから哀しい。

2006/03/13(月) 隣の芝生
昨日は小倉で競馬仲間が集まりまったりと過ごした。自分を含めてのことだが、みんなよく喋ること。場所はカラオケボックスの1室でありながら、誰も歌本に見向きもせずにひたすら喋るばかり。それにしても今回だけ思ったことではないが、夜の仕事をしているとテレビドラマの話にはさっぱりついていけない。同じ職場の中には熱心な同僚は毎日のようにゴールデンタイムのドラマを録画して観ている者もいるが、そんな情熱は私にはない。普通の仕事、生活をしている人たちとの溝を、そういうことに気づくとふとしみじみ感じてしまうのである。

私は仕事があるので夕方6時頃にお別れしたが、友人の日記を読むとその後はみんなで「野の葡萄」へ行ったようだ。そういえばしばらく野の葡萄へ行ってないなぁ。話を聞くと食べたくなってきた。そういえば先日すみさんのブログに「元祖長浜屋」が登場した日、画像を見ているとどうしても食べたくなり、深夜に長浜まで車を飛ばして『カタ・ネギ多め』を食べたことがあった。それだけでなく、外食すると他の客の頼んでいる品がものすごく旨そうに見えることがある。決して昼の仕事に戻りたいと思うことはないのだが、他人の物はいいところだけ矢鱈と目についてしまうのである。

2006/03/12(日) 5千円で東京へ
現在、スカイマークエアラインズでは、羽田−福岡、羽田−神戸間が期間限定で片道5千円というスカイバーゲン(http://www.skymark.co.jp/information/campaign/skybargain.html)を開催中。申し込み開始は2ヶ月前の9時半から、各便限定15席だそうだ。低所得者の私が東上できるのはこんな機会しかないので、早速挑戦した。ちなみに私はここ数年で4度上京したのだが、2度はラジオ局からもらった無料航空券で往復し、あと1回はスカイマークが数年前に同じようなバーゲンを3千円で行ったとき。普通の航空券を買ったのはおととしの箱根行きのときだけである。それもHISで手配した格安航空券だが。

前回のバーゲンのときは電話で申し込み奇跡的につながって取れたのだが、今回は電話とWEBで挑戦できる。往きの便申し込み開始の日は旅行中でホテルにいたのでパソコンがない。フロント横に客用のフリーのパソコンは一応あったのだが、そんなパソコンに個人情報を入力するのも嫌味なので、電話で申し込むことにした。

ところが泊まった安ホテルが老朽化しており、部屋の電話は写真のようなダイヤル式(ーー;)。格安航空券におまけでついているような宿泊だったので多くは期待していなかったとはいえ、まさかダイヤル式とは(^^;)。よって携帯電話でチャレンジしたのだが、一向に繋がらないのでたまりかねてフロントまで降りて行き、ホテルのパソコンで挑戦し、結局往路は東京に23時近くに着く最終便をやっと押さえることができた。といっても同日の前の便に空席があれば変更できるらしいので、5月の平日だし何とかもう少し早く行けそうな見通しである。

そして現地で2泊を目論んで、今日復路の予約にチャレンジ。すでに一度挑戦しているので、予め必要事項をマイパソコンに単語登録し一発変換できる手筈を整え、発売開始時間の前に予約画面を立ち上げておき、電波時計で9時半の直前から更新ボタンを連打。その前には何度も予約画面の最終直前まで入力の練習を繰り返していたので、万全の態勢で臨むわけである。

結果は無事に希望の便をゲット。盆正月も祝日も日曜も働いている恩恵は、思わぬところで受けるものである。ちなみに最後まで残ったのは最終便と始発便だったが、それも発売開始後数分で売り切れていた。当日は多摩川競艇では女子リーグがやっているし、十数年ぶりに見られるかもしれない。

2006/03/11(土) 巨大なチロルチョコ?!
福岡発で日本一安いチョコ(5円)を発売している松尾製菓だが、その主力商品であるチロルチョコを模したパンが、現在ファミリーマート限定で全国発売されている。期間限定で3月20日までらしい。

チロルチョコそのままのパッケージに釣られてさっそく買ってみたが、具がたっぷり入っていて美味しかった。パン生地は柔らかく、それも好みだった。具というのは、チロルチョコの各味と同じ具になっているので、写真のミルク味にはミルククリームが入っている。「チロルチョコパンきなこもち」「チロルチョコパンコーヒーヌガー」「チロルチョコパンミルク」「チロルチョコパン苺チョコ」「チロルチョコパンビスケット」「チロルチョコパンマンゴー」の6種類あるそうで、きなこの味はかなりリアリティがあるらしい。いちごは甘めで、ビスケットはサクサクする食感が心地よいという。

ここのところボンカレーやブラックモンブラン、175Rオリジナルマンハッタンなど企画物のパンに力を入れているファミリーマートだが、今回のチロルシリーズはその中でも1、2を争う当たりだと思う。ひょっとするとからつバーガーのように定番化するかもしれないと密かに思っている。写真のものは沖縄のファミマで買ったものだが、製造は沖縄のパンメーカーだった。各地で微妙に味が違うかもしれない。

2006/03/10(金) 義務教育の威力
旅先で泊まったホテルは近くに米軍基地があるせいか宿泊客には米軍関係者が多く、ロビーには青い目をしたガイジンの方が日本人より多かった気がする。ホテルにはカフェテリアにノートパソコンが置かれていて無料でインターネットが出来るスペースがある。そこでこの日記を書いていると米国人風の男性が横の席に来てインターネットを始めたが、入力モードを日本語から英語に変更するすべがわからないようなので私が男性に声をかけた。

久しぶりに英語を喋ったが、長い時間のブランクがあるとわかってはいても言葉がなかなか出てこない。これが体に関することであれば、何十年も前に覚えた柔道の受身が咄嗟にできたりするのに、頭を使うものは記憶を呼び戻すのに時間がかかるものだ。しかし何とか男性の意のままにアクセスできるようになり、コミュニケーションも一応は全うできた。

翌日の朝、客室で寝ていると電話が鳴った。フロントから何かの伝言かと思い出てみると、ガイジン客からの間違い電話だった。前の日よりは少しは語彙が増えたものの、寝起きということもあって意思を伝えるのがやっとだった。文法の間違いがいくつかあったことに電話を切ってから気づいた。

帰りの機内には中日新聞の朝刊があり、愛知の県立高校入試問題が出ていたので、普段はその手の物は見向きもしないのだが、きのうの今日なので解いてみた。さすがに中学卒業程度、しかも県立入試のような素直な問題だったのでほとんど正解出来た。大人になり、長文の中の時間や場所というキーポイントに予め重点を置くような老かいさでこなした部分もあったが。

私は中学時代に英語は得意だったが、高校では劣等生だったので、自分の英語力は中卒程度と思っている。それでもしっかりできていれば、日常的なコミュニケーションは出来ると再認識した。しかし重要なのは普段から使う鍛錬をしていなければ活用できないということで、その必要性を痛感した今回の旅だった。というか、そのことだけでなく普段からもっと頭を使わなければならないと改めて思った(^^;;;
(写真はレジにドル表示のある沖縄市のスーパーサンエー)

2006/03/09(木) 鯨、犬、牛、馬そしてアヒル
(今日の日記は犬肉などグロテスクな内容が登場します。苦手な方は飛ばしてください)

そして今日3月9日はくじらの日らしい。
くじらが庶民の食卓から遠ざかって久しいが、すっかり高価になったのに根強く売られているのは、やはりこの国の食文化にくじらは欠かせないからだろう。くじらは美味しいし、くじらを食べることをよその者にとやかく言われる筋合いはない。歴史ある食文化が伝えてきた食べ物を、何人に責めることができよう。

同じ理由で、韓国の犬肉料理もれっきとした食文化である。主にポシンタンという鍋料理として食べられるが、ずいぶんとほかの国から冷たい目で見られているようだ。犬は長らく人間の友達だとかきれいごとを言うが、野犬捕獲員に捕らえられ夥しい数の犬を殺処分している多くの国は、犬肉として輸出するのが建設的ではないかとさえ思う。もちろん韓国の犬肉料理に用いられるのはどの犬でもいいわけではないが。

韓国へ行ったとき、旅館の主人に教えてもらい裏通りにある犬肉料理店へ出かけてみた。ちょうどソウルオリンピックの直後で、体裁のためにポシンタン(保身湯)はヨンヨンタン(栄養湯)とか、クンガンタン(健康湯)とか芸名を付けられていたので、いくらハングルの読める私でも現地民に聞かないとわからなかったのだ。そして料理がテーブルに運ばれ、鍋の蓋を開けた瞬間の衝撃は忘れられない。犬の足の部分と思われる肉が並び、ゼラチン質の肉の表面に犬特有のブチ模様の名残りが見てとれたのである。

しかし濃厚な味わいはとても旨く、赤味噌が効いた最後の雑炊のまったりとした深みのある味は病みつきになりそうだった。日本の土用うなぎのような食べられ方をするそうだが、それも頷ける精力のつきそうなパワーメニューだった。以来韓国へ行ったら必ず食べようと思ったが、その後一度行っただけで、しかもそのとき食べた店は前回ほど美味ではなかった。どんな料理にも旨い店とそうでない店があるものだ。現地民のガイドはさすがだったというべきか。

沖縄で該当するのは山羊汁になるだろうか。山羊汁のクセのある味はかなり有名(内地人にとっては悪名高いというべきか)だが、実はその陰に隠れているディープ汁がまだあるのである。牛汁、馬汁、アヒル汁などである。アヒル汁などは単なるゲテ物ではなく、ぜんそくや咳に効くらしいのだ。
(写真は那覇市辻にあるあきそばの馬汁)

2006/03/08(水) 三板の日
今日はサンバの日だそうだ。マツケンサンバのサンバもそうだが、沖縄の打楽器「三板」のサンバの日でもある。三板協会による記念行事が、今日は沖縄のみならず各地で行われたようだ。福岡の天神にあるわしたショップ(沖縄のアンテナショップ)でも、イベントが告知されていた。

三板とは沖縄民謡に用いる打楽器で、使い方はカスタネットのように拍子を取るように鳴らすが、大きさは板ガム程度のものが数枚あり、利き腕でもってならし、ときどきもう一方の手でも鳴らす。今日はサンバの日ということで沖縄民謡を聴きに出かけ実際に三板を目の当たりにしたが、かなり使いこなさないと巧く音色に融合させきれないだろうとつくづく感じた。

ちなみに3月4日は三味(さんしん)の日で、こちらも三味線によるイベントが行われていたようだ。三板の日も三味の日もまだ設立されて間がないらしく、「今日は何の日」のサイト(http://www.nnh.to/03/08.html)にも書いていない。まあ、この「今日は何の日」のサイトもかなりアバウトな面があり、桜樹ルイの誕生日が1959年の3月8日になっている。そんなアホな。それとも年齢詐称か?(笑)
(写真は三板を持つティンクティンクのさぁちい)

2006/03/07(火) 玉子について考える
給料日直前に旅行に出ることが決まり、先月から粗食の日々が続いている。我が家の食糧庫が底をつくまで食品を補充しないこととし、米がなくなってからはカップ麺の日々が続いたが、せめてトッピングくらいはと日曜に玉子(鶏卵)を買い込んできた。福岡の有名スーパー「マルキョウ」では毎週日曜に玉子の特売をするのだが、それに釣られて他のスーパーでも玉子の特売が多い。今週はマルキョウの近くを通らなかったので、サニーで調達。サニーの玉子はMS玉だったので、今度からL玉のマルキョウへ行こうと思った(^^;)

私くらいの世代では玉子はスーパーで安売りをする手軽な商品という印象だが、年長者にとっては貴重品であるようだ。「玉子は一つの命であるから、有難くいただかなくてはならない」とは、若かりし頃にある道の師匠から教わったことだが、毎週98円で買えると思うとなかなかそうは思えない。いくらや数の子、トビ子など夥しい数の卵を目の当たりにすると、さすがにこれだけの卵を消費して生態系は大丈夫なのかとふと考えたりもするが。

確かに玉子は貴重な存在である。天神にあるみすず庵のカレー丼などは、真ん中に玉子が乗っているだけで妙に有難い気分になるし、雑炊だって玉子があるとないとではグレードがかなり違う印象だ。そして玉子かけご飯に至っては、シンプルイズベストの究極のような気もする。最近では玉子かけご飯専用のしょうゆも売られているとか。

やはり玉子の存在は大きい。たとえばチキンラーメンの玉子のあるなしは、在来線に特急券が付くか付かないかくらいのグレードの差がある思いがする。日々の粗食のこんな機会にこそ、これも命だということを肝に銘じて有難くいただかなくてはならない。鳥インフルエンザもひと段落し、ふたたび特売価格で手軽に入手できるようになったことも、養鶏業者や飼料会社の方々の苦労を考えなくてはなるまい。

2006/03/06(月) 啓蟄(けいちつ)
暦の上では啓蟄だそうだが、暦というのはよくできたもので、きのうあたりから部屋の中を虫が飛んでいる。河津川のほとりでは河津桜が満開らしいし、近所では菜の花が満開のようだし、春は近くに来ているみたいだ。

日々の生活に追われていると、目や耳で季節を実感する機会はなかなかない。決算や棚卸で暦を知るというのでは寂しすぎる。とはいえ、歓送迎会が頻発するからとか、プロ野球が開幕するからとかで忙しくなり、季節を感じているのが現状である。

それではあまりに哀しいので、ネットで見つけた河津桜の便りでも見ながら心を和ませるとしよう。
http://blog.goo.ne.jp/pdg148/e/21be2e1b1a05c171a3412cc692f3fcdc

2006/03/05(日) ふたたび職場の話を
職場での現在の私のポジションは、軍隊で言うところのちょうど分隊長のようなもので、伍長か軍曹くらいである。所属する部の責任者ではあるが、末端の者と同じ労務もこなす。組織的には私の下に一等兵や上等兵がいるが、私より年上ばかりで少々気を遣うところもある。しかし実質的に現場の長であるので、ケロロ軍曹ほどではないが普段は気楽である。仕事のきつさを除けばの話であるが。

私の上には小隊長(少尉)がいて、私の部で問題が起き部内で解決できないものは、この上官のところへ話を持っていく。しかし実際は上官は現場にはほとんど来ないし把握していないので、だいたい私やその下が強い要求をしてそれに押し切られてしまうことが多い。小隊長の上には大隊長(少佐)がいるが、私が直接接することはほとんどない。その上は社長となる。

さて、おとといの日記に書いたように、日々私の職場は過酷さを増すばかりだが、私の分隊で大きな動きがあった。賃金が一向に上がらないのに、先日さらに労務が増えたことから一人の一等兵が少尉に、「これ以上仕事が増えるのなら辞める」と怒りを爆発させたのである。これまで数々の過酷な職場をこなしてきた私には、正直まだまだ本当にしんどいとは言えないのだが、さらに仕事が増えると困るので、私もきつそうには見せている。

そこで私と少尉とが交渉である。私も部内で人手が減ると困るし、さらに新兵から訓練するのはしんどい。1人や2人教育するのは苦にならないのだが、入っては辞めることを繰り返すので、何人も教えるとうんざりするのである。辞めると言い出した一等兵はこの職場では珍しく1年も続いているが、大半の者は半年未満で消えていく。1人抜けると次に定着するのは、何人目になるかわからないのである。

今回は、仕事が一時的に増えている期間に限り、残業しなくても日当に1時間分の残業代をつけることで妥結。月給にして2万ほど増えることになる。これほどの賃金を二つ返事で出す職場ではないのだが、事態を重く見ているようだ。実は一等兵が怒り爆発する2、3日前に、私が少尉に現場ではすでに限界が近づいているので、早急な対策が必要だと進言していたのだが、それが伏線となって効果てきめんだったようだ。決して私が絵を書いたわけではないが、せっせと種を蒔いていればふいに実りがあるのだと感心した。

2006/03/04(土) 「博多」より『雑餉隈』を
今週の「出没!アド街ック天国」(テレビ東京系)は、博多の街がテーマだった。突っ込みどころ満載で、準地元民としてはなかなか楽しめた。牧瀬里穂を福岡出身と紹介していたが、以前佐賀の高木瀬に家族で住んでいたことは、すでに地元ではかなり知られた話であるし、たくさんの同級生とともに中洲の店で登場した原口あきまさは北九州出身である。北九州出身の同級生同士が集り、夜な夜な中洲の店で飲むというのはちょっと考えにくい。

で、1位は「屋台」となっていた。まあ、博多といえば屋台を映しておけば、シンガポールの映像をマーライオンで落ち着かせるように無難にまとまるのだろう。それにしても一竜(屋台)のラーメンが700円というのは笑った。フランス料理を出す屋台では数千円とかも出ていた。人それぞれとはいえ、私なら座り心地の悪い吹きさらしの席や、公園あたりで汲んだ水で洗った器で、そんなに高い金額を払って食べたいとは毛頭思わないが。

とはいえ、番組ではこのサイトで紹介している店もいくつか出てきたので、あまり悪くは言えまい。友人の店も出たし(笑)
自分に身近な街では、東京の経堂や三鷹、門司港などが出たのを見たことがあるが、街が小さい方が出てくる店などはおなじみで納得できる傾向にあるようだ。博多はピンからキリまで店がありすぎて、搾り込むには難しいのだろう。個人的には、福岡ならいつか雑餉隈(南福岡)を採り上げてほしいものである。

2006/03/03(金) たまには職場の話を
何日か前に職場の長老が、毎年ひなまつりの頃に名残雪が降りますもんね、と言ったが、本当にその通りになり、今日は雪がちらほら舞っている。だいたい福岡では年に3度ほど積雪する。今年は本格的に積もったのは家のそばでは2回。あと1回はまだ来ていない。これからもう一度積もる日が来るのだろうか。

私の職場では、今究極の忙しさとなっている。2週間ほど休みなく働いている者もいるし、熱を出して倒れた者もいる。この寒さは身にしみているようだ。全ては人手不足からだが、雇用条件が悪いため慢性的に人が足りない。日曜祝日も関係ないサービス業ということもとどめとなっている。あまりの労働力不足に、バイトや社員を紹介したら1ヶ月以上働くと紹介者に5千円が進呈されるというプロジェクトまで発動したが、あまりの過酷さに1ヶ月持つものがなかなか出ないのである(-_-;)

この仕事の数少ない利点としては、有名人やスポーツ選手などを間近に見られるときがあること、場合によっては客から食事をおごってもらえること、手が空いたら職場のパソコンを好きなだけ使えること、くらいか・・・。ギャンブルの負けが込んだある従業員は、会社のプリンターを使ってマクドナルドのクーポン券をせっせとプリントアウトしていたりする。とっても生活の匂いのする職場である(ーー;)

2006/03/02(木) 市内全タクシーが禁煙へ
大分市のタクシー協会によると、大分市全てのタクシーが禁煙になることが決まったそうである。九州内ではすでに鉄道、バスの乗り場や車内では禁煙が定着しつつあるが、タクシーにまで来たかという感じだ。何よりタクシー運転士は、数ある職業の中でも屈指の喫煙率の高さではなかろうか。そんな運転士の多くは24時間勤務なのだから、その大半を過ごす車内で吸えないとなると、県内の煙草の売上にもかなり打撃があるかもしれないし、タクシーの駐停車が確実に増えそうな気もする。

煙草を吸わない人は吸わなければよく、吸いたい人は吸えばいいと思うが、困るのは吸わない人が他人の煙を浴びることである。それが屁ならば臭いだけで済むことだが、箱にも書いてあるように確実に健康を損なうだけに、単なる不快では済まないのが厄介だ。それだけ周囲に気を遣える喫煙者が少ないため、こんな社会になってしまったのではなかろうかと、煙草を止めてから思うようになった。喫煙者でも、すぐそばで有毒ガスの出る焚き火でもされたら文句のひとつも言いたくなるだろう。

かつてヘビースモーカーだった私が煙草を止めて思ったことは、煙草を吸いたいと思う習慣性がいけないのではなく、手元に煙草がないと不安に思い余分に買い溜めることや、吸いたくもないのに電車などに乗る前にしばらく吸えないから吸うといった、精神的な依存がまずいような気がする。1日20本煙草を吸うとして、本当に吸いたかったり旨く感じる煙草というのは、1日せいぜい5本から10本くらいではなかろうか。

私は旅に出るとふと今でも吸いたくなることがあり、先日沖縄へ行ったときも車を運転中無性に吸いたくなった。しかし煙草を買ってしまっても、宿泊先のホテルではどこも禁煙室を指定していたので吸えないため諦めることにした。煙草を吸いたいという欲求は、私の経験ではある程度の時間が過ぎれば収まるように思う。大分市のタクシーの客も、どうせ吸えないからと割り切ることができるだろうか。
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000000602200006

2006/03/01(水) 渓流釣り解禁
地域によって異なるが、福岡県では今日は渓流釣りの解禁日である。去年の3月の日記を振り返ると、何度も釣りに行っているのに気づいたが、長らく続けている趣味でありながら、足繁く通う年とさっぱり行かない年がある。

どうのこうの言っても、やっぱり釣りは魚が釣れなくては面白くない。解禁後1回目の釣りで釣れた年は、2匹目のどじょうを狙って続けて釣行するが、さっぱりだった年はしばらく行く気になれないのである。渓流釣りはウェーダー(股間くらいまである長靴)や釣り具など荷物を背負い山道や岩場を長い距離歩くので、かなりきつい釣りである。しかしその分自然が素晴らしい。私はゴルフやスキーなど、人工的な自然で遊ぶ気になれない性分なのである。また、個人で行動するのが好きなこともあるだろう。

来週また泊りがけで旅行する予定なので、今年の釣り始めはまだしばらく先になりそうである。しかし減量計画を再開した以上、山登りと共に避けて通れない運動のひとつになるだろう。


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