|
2006/03/19(日)
とんこつラーメンが食べたい夜
|
|
|
ここのところ何度も沖縄へ行ったりして、福岡を離れる機会が多かった。福岡を何日か離れて、福岡へ戻り食べたくなるものといえばラーメンである。私は生涯のうち十数年を東京や千葉で過ごしたので、とんこつよりもしょうゆラーメンが好きな私だが、やはり福岡生まれ、福岡育ちであるので体がとんこつを欲してくることがある。
しかし昨夜は気づいたら夜遅い時間になっており、近所で開いているラーメン屋を頭の中で考えていたら、久々に筥松の白雲軒が思い浮かび行くことにした。古い木造で昭和情緒たっぷりのラーメン屋で、おととしの台風の影響で店の幌だけ新しくなっているが、その他は昔ながらのままでほっとした。この店ではちゃんぽんが1番人気のようだが、私はワンタンメンが気に入っている。
白雲軒のワンタンは餃子のように中身がずっしりしていて、にんにく臭が強い。水餃子のガワをワンタンにした感じとでも言ったらいいだろうか。麺は鳥尾製麺の白い細麺。スープは若干塩分が濃い。何も言わないのに胡椒やゴマがふりかけられるところが、町のラーメン屋らしい。店は午前1時過ぎまで営業しているが、昨夜は日付の変わる頃合いでありながら、客席はほとんど埋まっていた。サラリーマンから労働者、飲んだ帰りのカップルなど深夜の客層は様々だった。
箱崎駅が千早方面へ移動してから、ちょうど白雲軒は駅前になった。南口を出て徒歩3分もかからない。新駅になってから筥松周辺はずいぶん変わってしまったが、この白雲軒の佇まいは変わらずにあるのが地元民としてはちょっとほっとする。
|
|
|
|