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2006/04/27(木)
夜の勉強不足
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盛岡の高校教師が店舗型性風俗店を禁止区域で営業して逮捕されるという報道があった。しかしいくら教師だからって、専門学校から200メートルほどのところで風俗店をしたのがまずかった。昼の勉強は熱心でも夜に関しては勉強不足だったようだ。その教師には多額の借金があったそうで、風俗店をすれば儲かると思ったようだ。桶川の女子大生殺人事件のときもそうだが、これまで周囲からよく「風俗店はそんなに儲かるのか?」と尋ねられたことがある。
やり方にもよるだろうが、手っ取り早く金が儲かるのは確か。私が店長をしていたのは、中洲の風俗店の中でもかなり暇な店だったが、それでも月に80万から100万ほどは純利益が出ていた。人気店になれば、5、600万くらいちょろいのではないか。しかしこの商売には厄介なことがたくさんある。極道やお上への接待から、税金対策、従業員の疾病問題などなど。質の悪い客が店で暴れたり、ライバル店のスパイが客に紛れて嬢の引き抜き行為を働いたり、稼ぎ頭の嬢が妊娠したり親バレしたりして急に穴を開けるなんてことまで含めると、日々トラブルの連続なのである。
そして風俗営業法を細かに勉強して、法に抵触しないよう常に気をつけなくてはいけない。嬢を雇うときは写真付き身分証明証を確認するのだが、そっくりな姉の身分証を提出していたことを見抜けないと、雇い主が児童福祉法で御用になることもあるのである。18歳未満を雇う児童福祉法違反は、風営法違反などよりはるかに罪状が重くなる。こちらは悪くないつもりなのに、騙された上にパクられる危険性も孕んでいる。
ともかく厄介なことばかりで、長く続ける従業員は少ないし、長く続く店も稀だ。結果として風俗店などは、働くところではなく遊びに行くところということになる。まあ、今の私はそれを実践しているわけだが(^^;) ただ店長から見た嬢は教え子のようなところがあり、多くの若い子を扱うという部分では教師は適職かもしれない。宇宙人のような今の若い子を相手にすると考えただけで、もう私はこりごりだという気がする。
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