日常日記
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2006/07/01(土) かやくうどん
ここのところ続けて下関へ行くことがあった。門司から僅か数分電車に揺られてトンネルをくぐるだけで下関へ着くが、狭い海峡をまたいだだけで、鉄道会社も県も文化も変わるのは面白い。
下関は言わずと知れた本州であり、関西や瀬戸内の文化圏でありながらも九州の影響も得ている。ラーメンはとんこつが多いし、小倉や博多へ進学に来る若者も多い。古い表現なら、小倉へ映画を観に来るとでも言い回すか。

今日はうどんの話である。九州の駅のホームにある立ち喰いうどんの具といえば、天ぷら、丸天、かしわが主流。しかしトンネルをくぐり下関へ着くと、天ぷらとかやくがメインになる。かやくうどんというのは北九州でも一部見られるようだが、素(かけ)うどんにかまぼこや油揚げなど軽めの具が乗ったもの。五目(関東で言うおかめ)うどんほど豪華ではなく、警察の階級で言えば巡査の上の巡査長といったポジションで、庶民が普段もっとも接する存在かもしれない。

前回は長府駅の立ち喰いでかやくうどんを食べた。ねぎ、油揚げ、かまぼこに小型の椎茸の具で、椎茸が甘辛く味付けてあり旨かった。駅弁業者なので、おそらく弁当に使うために仕込んだ椎茸だろうが、駅弁業者がなせる業だと感心した。今回は競艇場西スタンドの一心うどんでかやくうどん(写真)。麺は市販の袋入りをお湯にくぐらせるだけだが、タダで入れられる卓上の天かすが上出来だった。福岡の天ぷら屋やうどん屋の一部にもタダの天かすはよく見かけるが、明らかに揚げ物のカスという焦げすぎた褐色と形の悪さで興味をそそらないが、一心うどんの天かすは、天かすだけを別に作っているかのように整った形、色で味もよかった。

九州ではかしわうどんが幅をきかせているため、脇役にあまんじているかやくうどんだが、その脇役の脇役の天かすもあなどれないものだと感心した。


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