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2006/07/06(木)
レース場のお茶
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公営競技のレース場でタダでもらえるものといえば、投票用のマークカードに鉛筆、出走表、それにお茶くらいのものである。かつてはマッチも無料配布されていたが、最近は置いてないレース場が増えてきた。バブル崩壊以降によくやっていた先着プレゼントもめっきり減少傾向。あとは一部の場で交通費片道や往復支給、無料バスなどが残っている。
そんなタダの中で唯一の飲食物であるお茶だが、レース場によって味が異なる。大半のところは似たり寄ったりの安くて薄いお茶だが、稀に美味しいお茶を出すところがある。からつ競艇場である。佐賀県は嬉野などお茶どころであるせいか、他のレース場とは明らかに濃さが違い濃厚なお茶でこだわりが感じられる。茶葉の種類は決して上質とは言いがたいが、濃厚な味わいはとても無料とは思えぬ味わいだ。
レース場にはだいたい湯茶接待コーナーという一角があり、椅子もなく給茶の機械が置いてあるだけなのだが、からつ競艇場では写真のような休憩スペースの中に給茶機がある。休憩というより、弁当を携えてやってくるファンが目立つ。からつ競艇場の食堂はまずくて有名なのだが、それだけに弁当利用者が多いのかもしれない。ともかくその濃厚なお茶ならば、たとえひどい粗食だったとしても美味しくいただけるのではないかと思うほど。ちなみにそのまずい食堂内で出されるお茶はこの休憩スペースのお茶と違い、薄くて陳腐なお茶だ。このお茶は休憩スペースだけで飲めるのである。場所はスタンドの中2階にある。
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