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2006/07/08(土)
料理人のセンス
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今日は休みだったので、家で静かに過ごした。ここのところ休みの日は数回連続で競艇へ出かけていたので今日は慎んだというのもあるが、来週に旅行する予定があるのでその準備をするためというのもある。久々に休みを家で過ごしたが退屈だった。雨降りというのは家に居ても憂鬱なものだ。
自炊派でありながら夕食を作る気力も萎えたので、近所の定食店「はこざき」へ出かけた。この店は店主夫妻とアジア系外国人留学生アルバイトというスタッフだが、いつもは留学生バイトが盛り付けするのに、遅い時間でバイトが帰っていたため店主自ら盛り付けをしてくれた。主人の盛り付けた定食は、バイトの盛り付けに見慣れているせいかやけによく見える。料理というクリエイティブな仕事はセンスが大事だが、それは調理だけでなく盛り付けにもいえるとつくづく感じた。
この店、芋焼酎には三岳(屋久島産)を置いているなど、品書きにもセンスを感じることができる。定食の1番人気は写真の唐揚げ定食。鶏の骨付きモモ肉を揚げて、食べやすいように細かく切られて出される。人気メニューだけに遅い時間には売り切れになることが多く、このメニューで主人の盛り付けを見られるのは極めて稀かもしれない。バイトの盛り付けでは枕を並べて横たわり死んだような鶏モモ肉が、背中を立てられ息づいたかのように見える。心なしか味もいつもより美味しいような。梅雨の鬱陶しさも少し解消された気分だ。
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