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2006/08/14(月)
盆帰り
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世間では盆休みらしい。盆暮れ正月黄金週間も関係なく働く身にとって、その時期の唯一の救いは道路が空いていることなのだが、きのうは日曜でありながら微妙な混み方をしていて嫌味だった。盆くらい家でおとなしく盆帰りの魂との語らいでもせよと、ふらふらと繁華街をうろつく若い衆に言ってみたくもなる。今朝帰宅するのに乗ったバスも、祝日ダイヤでありながら平日と同じくらい混んでいた。盆を休めない勤め人も多いようで、混雑するバスの中には、人だけでなくストレスや苛立ちも詰まっていたように感じた。
家に帰り着くと家の周りは盆らしく、いつもびっしりと車が止められている駐車場が、まるで新築直後で入居者が揃わぬ集合住宅の駐車場のように、区切りのラインが並行に引かれているのがはっきり見える。夏というと子どもの騒ぐ声がどこかしらか聞こえるものだが、それすら聞こえない静けさは、いつも通りに働いて寝る日々を繰り返すこちらとしては寂しさを募らせるばかりだ。
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