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2006/08/16(水)
日常食としての缶詰
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基本的に自炊派であるが、缶詰も好きで旅行前の生ものを使いたくないときなどに(生ゴミにならないので)よく利用する。缶詰というと非常食のようなランクの低い食べ物と思われがちだが、最近は缶詰でしか味わえないような独特の旨味を出した商品も出ている。福岡にも缶詰をつまみとして数多くそろえている飲み屋だってある。
以前、食品のバイヤーをしていた頃、缶詰も担当することになり缶詰に詳しくなった。缶詰の大きさは業務用の1号缶から家庭用の7号缶までさまざまだが、我々が日常的に利用するのは3号缶から下の小さいサイズだろう。3号缶とはパイナップルの缶詰などによくある直径7、8センチの缶。輸入ものなどによく紙のラベルがついているものがあるが、これはラベル缶といってプリントしてある缶よりも値打ちが低い。他にもプルトップで開けられるイージーオープンは高いなど、微妙なランクがある。
我が家の食糧庫にある缶詰を並べて撮影してみた。ホテイのやきとりなどは最近は百円ショップでよく見るが、我が家の近くの量販店ではそれを意識して89円で売られている。さらにそれを意識した業務用スーパーでは88円と、ガソリンスタンドの首の絞め合いのような安売り合戦が繰り広げられている。おかげで我が家には常に各味がデポジットされている(笑)。ちなみにこの画像の中の商品は全て100円以内、ほとんどが89円で購入。年中、王監督の背番号セールをしている安さである(笑)。
マルハやニッスイなど有名メーカーも混じっているが、大半が宝幸水産(ホニホ)、イナバ、キョクヨー、トクスイなど、食品業界の経験がなければ耳慣れない会社ばかりだ。やはり有名メーカーの方が味が洗練されているように感じる。味付けのあまり関係ない輸入物の果物はブランドに関わらず安いわりにすごく美味しいものがあり、冷蔵庫に冷やしておくと小さな幸せが得られる。写真のタイ産マンゴーや中国産リンゴなども百円未満にしては上出来の旨さだ。
缶詰商品にも旬があり、たとえばさんま味付けなどはもう少し待って秋以降に製造した商品の方が脂が乗っていて旨い。しかし逆に旬ではないときに食べることができるのも缶詰のよさである。
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