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2006/09/16(土)
商標権にやさしいアジア PART2
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すっかり変わり果てた韓国の姿をしみじみ感じたのは、たばこもしかり。私が初めて韓国へ渡った年はソウルオリンピックの直後だったが、それを記念して発売されたたばこ「EIGHTY EIGHT」は姿を消していた。と思ったら、宿泊した釜山観光ホテル1階のセブンイレブンに売っていた。町中のコンビニや駅などでは見かけなかったのだが、商品にうるさい日本人ばかりが来るそのセブンイレブン(釜山観光ホテルの宿泊客は8割が日本人)は、飲料など他のコンビニとは比較にならないほど品揃えが豊富で、ずらりと並んだたばこの一番隅っこに「EIGHTY EIGHT」は置かれていた。
当時の韓国をやっと見つけたようでほっとした気分だが、コンビニの若い店員に当時の愛称「パルパル」(ハングルで88の意)と言っても通じなかった。そりゃ、ソウルオリンピックの年は乳飲み子くらいの若さだから知るはずもなかろう。日本のコンビニでセブンスターを買うのに、七つ星と言っても通じないだろうし。「EIGHTY EIGHT」は当時最新鋭のたばこで、その当時に姿を消しつつあった亀甲船(コブクセン)や、松(ソル)などは跡形もなく消えていた。「EIGHTY EIGHT」の半値以下だったのだが、今や「EIGHTY EIGHT」がかなり安いたばこになっていた。
当時は日本でマイルドセブンライトが発売された直後で、あからさまにそっくりだと思っていたが、相変わらず酷似しているのも懐かしい。たばこについては日本もかなり恥ずかしいほど偽物ばかりだが、韓国も相変わらず。ポッカコーヒーのオヤジ顔そっくりにデザインされたマックスウェルコーヒーは、残念ながらデザインが変わっていた。「EIGHTY EIGHT」ももう少しの寿命かもしれないので、会えるのはもう最後かもしれない。
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