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2007/01/23(火)
黒豚カルビ
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今回の激安ツアーは、ホテル2泊と往復の航空運賃で1万円という安さながら、1回だけではあるが黒豚カルビの昼食が付いていた。古くから黒豚は済州島の特産らしい。どうせタダだしと思いながらバスに乗っていたら、着いた先は郊外にあるちょっとした高級焼肉店だった。後で知ったが豚カルビ1人前1万ウォンらしいが、街の相場よりかなり高い。
その店では座席は小上がりの個室になっていて、オンドル完備だったのでとてもぽかぽかしていた。その小上がりには、テーブルの数だけ写真の排煙装置が付いていて、電動でかなり下まで降りてくる。肉のすぐ上で煙が吸い込まれるという優れものである。さすが本場という感じ。
韓国式なので、肉のほかに数種類のおかずやサンチュ、エゴマの葉、にんにくスライスなどが付いてくる。ツアー客1人当たり、肉はカルビ1巻きずつだったが、キムチやおかず、野菜が充実しているので、それだけで十分満腹になった。もちろんご飯とみそ汁も付いてくる。
しかしキムチやおかず、野菜には満足したものの、肝心の肉は感激するほどではなかった。何十年も「焼肉といえば牛」と刷り込まれた体には、豚は変化球ではあったが1度食べればそれで十分という感じ。沖縄のようにシンプルに茹でたりするとたくさん食べられそうだが、酒やゴマ油などクセのある味が付いていると、あまり量が食べられそうになかった。そもそも牛より脂が濃いので、味を付けて焼くとくどくなる気がする。
壁に貼られたハングルを読んでみると、平日はしゃぶしゃぶのランチをしているようだった。やはり豚はさっぱり食べるのが一番という気がした。その割には、済州市内には夥しい数の豚カルビ店があった。安い店では1人前3千5百ウォンくらいらしいし、地元ではかなり人気があるようだ。
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