日常日記
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2007/01/05(金) 28年前の記憶
あまり日記には書かないが、映画をよく見る。しかし年末年始は時間に追われることが多く、映画館に足を運ぶ余裕がなかったのでテレビばかりで見た。今日は重たい映画ではなく柔らかめのものについての話。

年末から年始にかけて、28年前に一度だけ見た映画をCS放送の日本映画専門チャンネルで放送されるので見ることにした。1978年封切の「ピンクレディの活動大写真」である。この映画は新宿コマ劇場横の映画館で封切当時に1度だけ見た。当時はまだ珍しい入替制だったため、見たのはたった1度。果たして28年前の記憶がどれだけ残っているかということに興味があり、申し訳ないが映画の内容は二の次だった(^^;)

結果から言うとほとんど覚えていなかった。出演者はピンクレディ以外にほとんど記憶になく、あらすじもさっぱり。最後に歌われるカメレオンアーミーが封切当時にヒットしていたことくらいが、わずかに記憶にあるくらいだ。1978年はサタデーナイトフィーバーや未知との遭遇、スターウォーズ、さらば宇宙戦艦ヤマト〜愛の戦士たち〜など、かなりの名作揃いでそれらは内容を断片的に記憶しているのだが、それはその後に何度もテレビなどで放映されたからだろう。ピンクレディの活動大写真は正真正銘のたった1回見ただけだ。

映画の内容はアイドル物らしく、これといったストーリー性は乏しいのだが、ピンクレディを魅せるという点では満喫できる中身だろう。それにしてもヒット曲が多いというのは強みだ。ほとんどミリオンセラーだけで1時間半の映画(栄華?)の骨組みができ、振り付けや衣装で肉付けができるので、ビジュアルとしては十分な出来。

つくづく感じるのは、出演者の豪華さ。石立鉄男、田中健、田中郁衛、岡本富士太など、当時のテレビスターが集結している。しかしそれら俳優との絡みは少なく、当時の多忙さがうかがえる。かなり個性の強い石立鉄男や田中郁衛すら飲み込んでしまう、ピンクレディーの華やかさはすごい。それにしてもこの映画にせよ上記の同年作品にせよ、とにかくこの年代の映画、ドラマはアイドル物であっても内容が暗い。本作でも両親をなくし姉妹ふたりで暮らしている設定などがある。

内容も出演者もさっぱり記憶に残っていないのは、骨太のストーリーがないからだけではなく、28年という年月の遠さもあるだろう。でもさすがはピンクレディーだ。映画としてのストーリー云々は度外視して、こうして30年近く経ってから日の目を見るのだからすごい。ピンクレディーだけでなく、フィンガー5やゴダイゴなど、一時代を築きしっかりした個性と実力があるものは、当時を知らない若い新しいファンを掴んでいたりする。そんな存在をリアルタイムで知ることは幸せなことかもしれない。


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