日常日記
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2007/02/13(火) 松本清張記念館
北九州市立文学館へ出かけたが休館日だった。月曜が祝日の場合は翌日休むらしい。今日は別の目当ての店も休みだった。祝日優先の社会を感じると、疎外感はより一層募るばかりだ。

気を取り直して、斜向かいの松本清張記念館へ。こちらも北九州市立である。各地で文学者ゆかりの施設を訪ねてきたが、一人の小説家のためのここまで大規模な施設は稀なのではないか。そう思うほど立派な施設である。従業員も礼儀正しい。私語だらけで口のきき方も知らない若松競艇やメディアドームの舟券、車券窓口の婆さんどもと同じ市の公僕とはとても思えなかった。

松本清張は言うまでもなく偉大で多くの傑作を遺した書き手だと思うが、ここまで著名になったのは作品の多くが映画やドラマになって、文学好き、推理小説好きだけでなく、一般のテレビ、映画視聴者や大衆に知られたからというのが大きいと思う。たとえば同じ福岡県出身の福永武彦は、松本清張に負けないほど本格的推理小説や、時流に色褪せない傑作を遺してはいるが、松本清張ほどのネームバリューはない。

それだけ幅広い層に受け容れられる作品が多いということだろう。今回初めて知ったのは、松本清張が朝日新聞勤務時代に東京に転勤になり、練馬区の関町に住んでいたということ。そのすぐ近所に住んでいたことがあるので、そんな部分に妙に親近感が沸いてきたりした。


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