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2007/02/23(金)
山南忌
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今日2月23日は、新撰組総長の任にあった山南敬助が切腹した日だそうだ。屯所を脱走し隊規違反での切腹だが、脱走の原因については諸説あり今でも真意は不明。1865年のことである。
浪士集団と酷評される新撰組隊士の中で、学識があり温厚で人望が厚く、子どもにもよく好かれたという。死因の周辺に謎が多いこともあるが、私が新撰組の隊士の中でも気になる人物の一人である。新撰組隊士の中でもっとも魅力を感じるのは島田魁だが、その次といえばこの山南敬助だろう。
新撰組といえば近藤勇や土方歳三、沖田総司などに人気が集り、長らく脇役というイメージだったが、近年大河ドラマで堺雅人が演じて人気になり、今年の3月には死後142年にして初めて「山南忌」が行われるという。
山南の死に臨んで、伊東甲子太郎は、 「春風に吹き誘われて山桜 散りてぞ人に惜しまれるかな」 と詠んだそうである。もうすぐ春である。 (写真はやがて新撰組を結成する浪士が宿所としていた京都・壬生の八木邸)
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