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2007/02/26(月)
北九州市立文学館
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今月13日の日記に行けなかったことを書いた、北九州市立文学館にきのう行ってきた。最初からあんまり期待してなかったのだが、相応の内容だった。そもそも松本清張記念館がよくできすぎているため、比較してしまうとどうにもならない。そもそも北九州周辺出身の文学者から松本清張を外してしまったら骨抜きになるわけで、核となる書き手が見当たらない。
北九州だけでは弱いということか、北九州ゆかりの人物として森鴎外などの名前も出てきたが、あとはよほどの文学マニアでも知らないだろうと思われる名前ばかりだった。林芙美子を門司生まれと限定しているのには苦笑した。門司生まれというのは一説に過ぎない。名のある筆頭は火野葦平や岩下俊作あたりで、その次はもう専門家の範疇だった。佐木隆三あたりをもっとフィーチャリングすればいいと思うのだが。というわけで、残念ながらあまりおすすめできない施設だと結んでおこう。
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