日常日記
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2007/07/03 寂しき津久見
2007/07/02 ヤクルトアトムズのキャンプ地
2007/07/01 旅先の車内で
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2007/03/31(土) 甘い生活
先週は泊まりで旅行に出かけたりしたので、留守番していた愛猫シルヴィはすっかり寂しがっていたようで、帰宅した日は私に寄り添って5時間ほどずっとゴロゴロのどを鳴らしっぱなしだった。どこへ行くにも付き纏って来るので、その日は二回も足で踏んづけてしまった。気づかぬうちに足許に来ているので、ふと動いた先に猫の足があり不運なことだった。

写真のように、トイレに入っているときも扉の外でちょこんと座って待っている。うちのトイレは猫兼用なので、扉の開いた状態でカギを施錠して扉が閉まらないようにしてあるため、私のしゃがむ姿もこうして盗み見されている。同棲生活も若干のプライバシーが失われ、煩わしい部分もある(^^;)

2007/03/30(金) プチ70年代
CS放送を見ていたら番組の合間に通販の広告枠が挟まれていた。見るともなく眺めていると、登場したのはマッハ文朱と山田隆夫。通販の番組って本業で見なくなった芸能人がよく出てくるものだが、活躍した時代がぴったり一致するというのはなかなかない。70年代初頭から半ばにかけてのブラウン管でおなじみだったふたりが、こうして2007年に競演しているというのもある意味レアかもしれない。

浮き沈みの激しい芸能界にあって。三十数年も仕事を続けるだけで大変なことと思うが、こうして21世紀に再会できるのもなかなか奇遇ではないか。二人ともさすがに全盛時の輝きはないものの、まだまだ渋太く頑張っているという印象。番組の合間の数分間のつなぎのような存在の広告だったが、ひととき70年代の世界に引き戻されたようだ。個人的にはこれにせんだみつおが加われば尚良かったのだが(笑)

2007/03/29(木) 菜の花畑
写真は鹿児島本線の宗像あたりの車窓。山陰線では海がきれいだったが、鹿児島本線に入ると田園風景。何百回と通り慣れたルートだけに踏切から広告看板の場所まで記憶しているほどだが、季節によってはこうして彩りが変るのは嬉しい。

以前、角島へ行ったとき、山陰本線沿いでも菜の花がものすごく咲き乱れている広大な畑を見つけて写真を撮ったのだが、今回は気づかぬままに通りすぎてしまったようだ。でも鹿児島本線沿いにこんなきれいなところがあるとは、長らく通り飽きていながら初めて気づいたりしている。

2007/03/28(水) 都会の顔
22日の日記にも書いたが、本数が少なく半分以上が電化されずに取り残されたような山陰本線だが、それでも主要駅周辺は再開発され、デラックスな駅に生まれ変わっていた。出雲市や松江はともかく、驚いたのは益田駅。最後に益田駅に行ったのは2004年の10月(http://diary1.fc2.com/cgi-sys/ed_user.cgi?Y=2004&M=10&D=12)なので約2年半ぶりになるが、そのときはむかしと変らぬひなびた雰囲気の駅前だったのに、今回行ってみると駅前に大型ビジネスホテルが出来、さらに高層マンションが建ち、かなり様変わりしていた。

おまけに駅前に寄せるバスも、行き先表示板がLEDの電光式になっていて、車両も新しくなっており、その変貌ぶりに目を丸くするばかりだった。ついに益田も変ってしまったかという気分だが、駅前通りの裏手の食堂街や果物屋、魚屋、みやげもの屋はそのままでほっと安心。益田というところは、津和野、日原の山の幸(わさび、鮎のうるかなど)、また県北の出雲や松江のみやげ物も買えるので便利である。次の山陰の旅では益田にゆっくり寄ってみたい。

2007/03/27(火) 隠岐馬
国賀海岸だけでなく、西ノ島には山間部に行くと人よりも馬や牛に遭う確率の方が高い。慣れた牛は車を避けてくれたりするが、写真の馬のようにのほほんと草を食み続けているのもいるし、人を見ると近づいてくるのもいた。ずんぐりとしているが、なかなか可愛い。

西ノ島にいる馬は50頭程度という。一般的に隠岐馬と呼ばれているが、固有種の隠岐馬の牡はは明治の終わりと昭和の初めに日本馬政局の馬政計画の実施によりすべて去勢され、絶滅したらしい。今いる馬たちはいわゆる持込馬に該当するようだ。

北海道や本土にはいくつも絶景と呼ばれる場所はあるが、海岸と高原とそこに馬がいるという雄大な光景は他になかろう。都井岬や尻屋崎とはスケールが違う。国賀海岸一帯は世界遺産クラスと思うが、そんなものに指定されるとたちまち荒らされるのがオチ。このまま静かにその姿をとどめてもらいたいものであるし、馬も過酷な自然に耐え頑張ってほしいものだ。

2007/03/26(月) 国賀海岸
博多から15時間かけて辿り着いた隠岐・西ノ島の別府港でレンタカーを借り、景勝地国賀海岸を目指した。島の山間部には牛や馬が放牧されていて、山道の途中でばったり牛や馬に出くわすということが何度もあった。山を越えて岬に着く最後の道は、阿蘇や久住の飯田高原に似た雰囲気もあり、木はほとんどなく牧草の茂る小山といった眺め。夜は氷点下になる島根なのでまだ枯れ草のような焦げ目の色合いだが、新緑から夏にかけては緑が眩しいことだろう。この日はあいにくの曇天だったが、煙った眺めも幽玄でよい。

国賀海岸は何箇所かの展望ポイントに分かれていて、逐一山を上り下りして展望所を目指す。それだけ地形が入り組んでいるわけだが、眺めも当然それぞれ異なる。写真は摩天涯という高さ200メートル以上の絶壁。その近くで馬が悠々と草を食んでいるのが何ともいいコントラストになっている。

展望所からはそれぞれ踏み分け道みたいな道筋が続いていて、おそらく絶壁まで歩けるようになっている。距離と高低があるため少し歩いただけでものすごく体力を消耗するので、絶壁まで到達する人はほとんどいないと思われるが、離れたところから見ても素晴らしい眺めである。15時間かけて来ただけのものはあるというものだ。

これだけの名勝であるのになかなかメジャーになれないのは、離島という立地とアクセスの悪さだろう。逆にそれが離島の魅力でもあり、自然の残る所以でもあろう。今回は道中で馬もじっくり見たいのでレンタカーを利用したが、次回来ることがあれば今度は遊覧船で海から断崖絶壁を望んでみたいものである。

2007/03/25(日) 七類から隠岐へ
出雲大社から車を飛ばして2時間近くかかり、辿り着いたのは境港の少し北にある七類という港。ここから隠岐への航路を利用するためである。本土と隠岐を結ぶ航路は隠岐汽船の一社だが、運行時刻は島民優先になっていて、高速艇などは午前は島からしか出ない。春期時刻では本土からは夕方のみで、とても観光客の使えるものではない。

本土から行くことになると、午前9時台の便を利用するしかなく、島には昼頃着く。午前9時に乗るためには出雲なら6時半には出なければならず、しかも日帰りするためには島から午後3時台の便しかないので、滞在時間はわずか3時間である。島に着いてレンタカー屋のおばちゃんに3時の便で帰ると行ったら、もう帰るんですかなんていわれた。そりゃこっちももう少しゆっくりしたいが、働いている身としては福岡からはこれが限界。

隠岐諸島は大まかには4つの島からなるが、一般的に3つの島の島前(どうぜん)と、1つの島後(どうご)に分けられる。最も栄えているのは島後の隠岐の島町。かつては西郷町と言っていたところが最大の町で空港などもある方だが、隠岐の観光パンフレットに載っているのは、決まって島前の国賀海岸。国内屈指の景勝地である。そのため、今回は国賀海岸のある島前の西ノ島町を目指した。今回は青春18きっぷを利用したので博多から出雲まで片道10時間、出雲から七類まで2時間、そしてフェリーに揺られて2時間半の遠路。よほどの旅マニアでないと来ようとは思わないだろうが、それだけ自然が残っている場所でもあるわけだ。
(写真は隠岐汽船のフェリーくにが)

2007/03/24(土) 築地松
雲州平田経由で車を走らせたことには、幸運もあった。築地松が見られたことである。築地松とは出雲地方、とくに宍道湖の北側に多く、屋敷の主に西側と北側に一定の高さに整然と刈り込まれた黒松の屋敷林のこと。風水害のためだが、この地方独特の景観である。

急いではいたが、見つけたら車を止めてでも写真を撮ろうと思っていたところ、幸運にも信号待ちの間に射程圏内に築地松を擁した屋敷を見つけたので、デジカメでズームインした。趣きある日本の風景のひとつの貴重な存在だと思う。

2007/03/23(金) 出雲大社
次の日は早起きして、出雲大社へ行ってきた。別に縁結びを切望しているわけではないのだが、早朝から開いているので、せっかくだから見ることにしたのだ。朝もやに煙る大社は神秘的でもあった。写真もゆったり撮れるし、早起きは三文の得だったかもしれない。超有名な観光スポットだけに、日が上がってからはかなりの人出だろう。

参道付近にはたくさんの出雲そばの店があったが、一番早い店でも8時開店。この日9時までに境港方面へ行かなければならなかったので、7時過ぎには大社を後にして断念した。前の晩に食べてすっかり虜になったので、新たな店に挑戦したかったのだが。仕方ないので、自分用のみやげとしてそばを買った。みやげ物程度では味は知れているとわかっていながら、何とも物足りなさを埋めるために。

出雲大社から境港方面を車で目指したのだが、通勤時間に重なり雲州平田のあたりで渋滞した。松江市内を通ると渋滞すると思い避けるルートにしたものの、思いはままならぬものだ。島根の人々は概して車の運転がゆったり目。結局、港へ着いたのは予定ぎりぎりの時間だった。この後夕方の戻りでも、境港あたりで海の幸でもと思っていたが、そんな時間はできなかった。とにかく今回は忙しい旅だった。

2007/03/22(木) あの日のまま
温泉津の温泉を出てからは山陰本線に乗り、出雲市を経て松江へ。松江へはおそらく19かハタチの頃来て以来。松江駅周辺はすっかり再開発されてしまい、きれいな駅に変貌して当時の面影はなかった。出雲市もしかり。特に松江のような「小京都」と言われるまでの町は、景観を考慮して駅周りの開発も慎重にしてもらいたいものだ。これではどこへ旅してもどこも同じような駅前の雰囲気で、全国チェーンのビジネスホテルのネオン、サラ金の看板と、旅情もへったくれもなくなってしまう。

しかし出雲市も松江も、きれいに整備されたのは駅から四、五丁程度の距離までで、その先には古くからの商店街が残っていた。なんかつぎはぎみたいで美しくない。そんな古い商店街は、幸い当時のままで20年近く前の記憶が即座によみがえってきた。当時気にかかることがあった。商店街の古本店で宇野浩二の「恋愛合戦」という改造社の文庫本を買ったところ、店主から「これはなかなかの掘り出し物ですな。読み終わったらまた持ってきてもらえませんか?」と言われたのだ。残念ながら旅の者だからとお断りしたのだが、そのときの古本店がまだ元気に営業していた。商売というのは、長く続けることがまず第一の信用だと思う。できれば店構えは昔のままがいい。

ついでに、その斜向かいのラーメン屋まで当時のまま残っていた。半信半疑でのれんをくぐり店に入ると、カウンターだけの狭い造りは、若かりし頃すすったラーメンが出てきたあの店だった。駅前こそ変わってしまったが、松江の町は記憶の中のままあったことに安心した。今度来るときは、古本店に本を持ってこなければなるまい。そのときまで店が続いていることを願うばかりだ。

2007/03/21(水) 温泉津温泉
島根の温泉津(ゆのつ)温泉へ行ってきた。山陰本線は本数が少なく、出雲市までは電化もしていないため福岡からは時間がかかる。博多を8時過ぎに出て、温泉津へ着いたのは夕方。博多から石見路は遠い。

温泉通の人に好まれる玄人向けの温泉なのだが、泉質のよさだけでなく、鄙びた町の雰囲気も魅力だと感じた。コンビニなどもちろんなく、駅にキオスクすらないという静けさ。みやげものを売るような店もほとんど目につかず、温泉饅頭を売る店がわずかにある程度。あとは地元のスーパーとか薬局とか、生活必需品の店がわずかにあるくらいだった。

今回は共同湯の元湯に入ったものの、狭い浴室に20人近くの人があふれていた。湯船は座湯とぬるめの湯、熱い湯と三分割になっていて、町営バスの運転士が、「ここの湯は熱い」と強調していて、ネット上でもその熱さについては折り紙つきだった元湯の熱い湯だったが、意を決して入ったもののそれほど熱くは感じなかった。「別府の熱い湯に揉まれてきたから、これしき大したことはない」と思ったものの、常連さん曰く、今日は人が多いのでだいぶぬるくなっていたらしい(笑)

温泉津は海沿いの山部分にある温泉。海も山も楽しめてなかなかいい。このまま、コンビニなどできずに町の景観を保ってほしいものだ。

2007/03/20(火) あら きれい
この日記にたまに登場する某美人DJのブログ(http://tenjinstreet.jp/cozo/2007/01/post_103.php)で絶賛されていた「あら きれい」という卵を近所の量販店で見つけたので、騙されたと思って買ってみた。日々の食費は極限まで切り詰め、全て旅費やギャンブル資金に充てる傾向にある我が家の家計だが、卵だけは白玉より赤玉を重宝する。学生の頃、バイト先の同僚だった東大生のI君が、学生の貧しい暮らしながらも「卵は何があっても赤玉」と言っていたのが妙に耳に残っている。給料日前はマルキョウの日替わり特売卵の世話になるとはいえ。

さて、「あら きれい」に話を戻そう。これが素晴らしい。生き物に詳しい美人DJが絶賛していただけのことはある。まず殻が硬くなかなか割れない。そして黄身が濃厚。写真のように箸で簡単につまめるだけでなく、色艶もいい。なんかインチキ通販の写真みたいだが、やらせは一切ないので念のため。

これで10玉200円しないので、かなり激安だ。それでいて、中身は養鶏所の入口にある卵自販機並みの濃厚な卵なら、近所の店に並ぶ限りはリピーターになろうではないか。詳しい商品情報は上記リンク先のブログをご参照あれ。黄色というよりオレンジ色の濃厚な黄身で、栄養もたっぷりとれそうで束の間の幸せを感じられるかも。

2007/03/19(月) 金メダリストと不老不死一家
きのうは貴重な日曜休みだったので家でサザエさんを見た。通常30分番組のサザエさんは3つのストーリーからなるが、今回は3つのうち2つが1タイトルで、前編と後編からなる大作だった。同じ30分ベルトのウルトラマンシリーズなんかでは時々見られるが、サザエさんで前後編に分割されるのは異例といっていいだろう。

その連作には、金メダリストの荒川静香が本人役で登場。そういえば、何日か前のスポーツ新聞に本人役でナレーションしたとか書いてあったのを思い出した。サザエさんのキャラクターはみんな目が小さい傾向にあるが、荒川静香だけは今時のアニメっぽく目が大きく異様だった。実物はどちらかというと目が細いのに、際立たせるためとはいえちょっと違和感を感じる。

それにしても、原作者はとうに亡くなっているというのに、勝手に新たなストーリーが出てきてしかも本人の書いていない絵が登場して展開していくというのはいかがなものだろうか。以前長谷川町子の師匠にあたる田河水泡の没後にのらくろの新作が発表されたが、のらくろが探偵をするという馴染めない内容だった。もちろんのらくろは猛犬連隊だけでなく、トンネルを掘ったり喫茶店を開業したりするストーリーもあったわけだが、現代風の道具立てはどうしても合わないように感じたものだ。

それより、磯野一家も誰も彼も、全く年をとらないという方がやっぱり不気味。タラちゃんは一向にボキャブラリーが広がらないし、カツオはいつまでも成長せずに叱られてばかり。いつまで経ってもワカメには初潮が訪れないし、マスオさんの給料は上がらない。しかし波平がこれ以上衰えずに退職を迫られないことは羨ましくも感じる。もうすぐ三河屋の御用聞きも平成生まれになってしまうので、思い切って金髪にしてみるのもいいと思うが。

2007/03/18(日) ダイヤ改正と全車両禁煙
今日はJRや福岡市営地下鉄ではダイヤ改正の日。今回大きな改正はダイヤよりも、JR九州の特急が全席禁煙車になることが最大の変化だろう。これでJR九州の全車両は全て禁煙席になる。鉄道開業以来、百年近く煙とともに走ってきた鉄道も、いよいよ煙と決別することになるのか。

すでに飛行機や高速バスでは全面禁煙なので、鉄道が追随した形になるわけだが、飛行機や高速バスに比べ乗車時間が長い傾向にある特急列車が、全て禁煙にするのはかなり思い切ったことだろうと思う。世の流れに便乗するかのような感じだが、飴やガム、コーラやジュースも肥満に繋がるし、健康に悪いものを追放するのならついでにそれらや添加物入りの食品や弁当も徹底的に排除してみたらどうだろうか。下痢防止のためには冷凍みかんや牛乳も良くないだろう。

この冬は九州では本格的な寒さの日が数えるほどしかなく、周囲の人々は異常気象だとか地球がおかしくなっているとか言うが、私は全くそうは思わない。地球上の長い歴史の中で人類が出てきたのはわりと最近で、その中のほんの一コマの継ぎ目がやってきたくらいのことだろう。それとも、このたばこ追放が人類の歴史の大きな区切りになるのだろうか?

イジメはダメだとかこのところ話題になるが、例えばたばこという一つのものを徹底的に標的にして税率を度々上げたり、その存在まで否定しようとして、一部の人間の力で15世紀から続いた文化のひとつを潰してしまうことも大人社会の立派なイジメではないか。吸いたい人間には他人の迷惑にならない範囲で好きなだけ吸わせればいいし、たばこ生産農家の邪魔をするようなことはすべきでなかろう。

鹿児島おはら節に「花は霧島、煙草は国分」と歌われたほどの国分(現・霧島)市では、もはやたばこ産業は風前のともしび。政治に翻弄され建設された九州新幹線は部分開業し、それを必死に売り込むJR九州は鹿児島観光のCMを日々九州で流しているが、鹿児島おはら節に触れることはないでしょうな。

2007/03/17(土) ライスチョコ
写真は私が幼少期に育った千葉や東京でよく食べたライスチョコ。生産者は当時は東京産業という名前でトーサンと書かれていたが、さすがにシャレにならないということになったのか、東チョコという社名に変っている。かつて関東ではトーサンを父さんにもじって、テレビCMもしていた。

関東では菓子を扱う小売店なら必ず置いていたほどの人気商品で、私が小学校低学年の頃は1個20円だった。やがて福岡へ引越し、18歳で進学のため再び上京すると1個30円になっていた。写真のものはそのサイズが2つ入ったロングタイプで50円。福岡のam/pmにはだいたい置かれているようだ。同じ50円のリスカのビッグチョコより、チョコレートらしくて断然こちらの方が好きだ。そして幼少期の郷愁もあるし。

最近は100円菓子シリーズのチョコレートに、この東チョコのライスチョコの小型版もある。チョコレートに米のポン菓子が入っている軽い食感だが、チョコの部分はしっかり濃厚に感じる味。今年のバレンタイン、私にチョコをくれた女性の方々、高価なチョコもすごく有難いけど、こういう安いチョコでも喜ぶ人間ですので、来年はこれでもいいですよ(笑)

2007/03/16(金) 愛について考える
古本屋で竹田敏彦著「愛の海峡」という本を見つけ、買って読んでみた。最近、愛に飢えているし、もっとも今自分に足りないのは愛だと思うし。でも、その辺にありきたりに転がっていて安価で手に入れることができる愛を自分の身にあてがっても、ひとときの悦びしか得られないことはわかっている。真の愛たる形而上はこの世に存在し、手を伸ばせば届くところにあるのか。愛について考える手がかりになるかもしれない。

少女院に入った主人公の女性が、そこで出会う人によって更正し、やがて世間の厳しさに晒されながら人の愛を享受する素晴らしさを知るというような内容だが、時代を超えて今でも昼メロで使えそうな内容だと思った。調べてみると、元々婦人倶楽部に連載され、昭和30年に映画化されたようだ。

著者の竹田敏彦は香川・多度津の生まれで、昭和初期から30年代にかけて活躍した書き手のようだ。この本は新書版だが、巻末のシリーズ紹介には、源氏鶏太や林房雄、富田常雄、柴田錬三郎、中山義秀、舟橋聖一、丹羽文雄、松本清張など早々たる大衆小説の書き手の名前が並んでいる。羨ましき時代だ。海音寺潮五郎が受賞したときの直木賞候補の一人でもある。同回の候補者には獅子文六の名前も見られる。

竹田敏彦は新聞記者を経て書き手に転じたそうだが、郷里丸亀の矯正施設「少女の家」の設立において特に中央官庁の接渉に尽力し、僻地小学校への物品寄贈なども盛んに行ったらしい。金光教の信者でもあったらしい。彼の描く愛の像をまだまだ見るため、今後他の著書も読んでいこうと思う。

2007/03/15(木) だるまで大えび
箱崎や吉塚の界隈で「だるま」というと、かつてはラーメン屋を指す場合と天ぷら定食の店を指す場合とふた通りだったが、ラーメン屋の方は息子に代替わりして、味も評判も落ちて春吉の当たりへ移転。よって今はだるまと言えば天ぷら定食となる。吉塚駅近くのガードをくぐった先のわかりにくい場所にあるが、いつもそれなりに客が入っている。

そんなだるまに久々へ行ってきた。この店の人気はえび天のデカさ。20センチ以上はある。大えび定食890円にするとそんなデカいえびが2匹もある。「天ぷらを食べた」という気にさせてくれる店である。イカゲソの塩辛が食べ放題なのもいい。

しかし久々の油物だというのに、後半にはちょっとくどく感じてしまった。三十路終盤の胃袋にはこのサイズ、量の天ぷらはちょっと過酷なようだ。そろそろ大えび定食も卒業する時期かもしれないなどと思ったりした。次からは魚メインの定食になりそう。

2007/03/14(水) 返事をしてよね
調べ事があり部屋でパソコンに熱中していると、ふと愛猫がいないことに気づいた。トイレか何かかと思って待ってみたが、しばらく経っても姿が現れない。タンスの上とかテーブルの下とか、台所の隙間とか窓辺のカーテンの陰とか、いつもいるところを観て見たが姿はなし。風呂場の窓は閉まっているし、名前を呼んでみるも応答なし。にわかに心配になってきた。

すると、背後に何かの気配を感じたので振り返ってみると、AVラックの中に潜入していた。知らぬ間にガラス戸を開けられるように学習したらしく、すっぽりと隙間に収まって落ち着いている。まったく人騒がせな奴だ。呼んだらミャンくらい応えればいいのに。だいたいうちの猫は返事をする方だが、面倒くさいときはちょこっと尻尾を振るだけ。AVラックの奥の方で尻尾を振っても、見えないっつうの。

2007/03/13(火) ガムを匂う美女
今日は天神FMのソラリア・サテライトスタジオへ、昆虫DJ大田こぞうさん(女性)におみやげを届けに行ってきた。おみやげというほどではないのだが、過日済州島へ行ったときに買ってきたロッテのガムと虫グッズをお持ちした。

ロッテのガムは、日本ですでに終売となった写真のジューシーフレッシュやスペアミント、コーヒーガムなどをチョイスしたのだが、これが予想外に気に入っていただけてびっくりした。これまで何度かこぞうさんへはおみやげをお持ちしたのだが、その中でも一番喜ばれたかも。

こぞうさんは、ジューシーフレッシュが終売となってから、いくつか店を回って探されていたほど好きな商品だったらしく、しきりにクンクンとガムの匂いを嗅いで嬉しそうにされていた。失礼ながらクンクンする姿はうちの猫みたいで可愛らしかった。写真NGなので、その美麗なお姿をお届けできないのは残念。こぞうさんは虫に関するブログを書かれてるので、興味のある方はどうぞ。虫ネタだけでなく、文才も大変優れた方で一見の価値あり。
http://www.tenjinstreet.jp/cozo/

2007/03/12(月) いよいよドック入りか
購入してからずっと、1日きっちり4秒遅れるという精度を7、8年ほど保ってきたロンジンの時計が、先月くらいから1日数秒進むようになった。秒数調整などのメンテナンスの意味では進んでくれた方が扱い易いのだが、精度が不安定というのは喜ぶべきことではない。私の持っている時計の中では高い部類の時計で、高いのはだいたい眠らせておくのに、シンプルなデザインとタフな造りのおかげで普段使いの時計として1日おきに使っている。ここまでよく働いてくれてきたのだが、そろそろリフレッシュ休暇になりそうだ。

機械式の時計は、メーカーに言わせると数年に一度は分解掃除、つまりオーバーホールをするように奨励しているが、3万ほどかかるのでそうそう出来ないというのが庶民の本音。でも本当に大事にする時計なら、7、8年から10年に1度くらいはオーバーホールが必要になるだろう。ちなみに、日本で最初のテレビの時報は、精工舎(セイコー)による分解掃除の宣伝を兼ねたものだったらしい。

ロンジンの時計は、数秒進んでいたのがやがて元のように遅れるようになってきた。いよいよ不安定になりオーバーホールしなければならないようだ。ここのところ、何度か臨時収入があり懐がにわかに温もっていたところだったが、不労所得があるときというのは往々にして不慮の出費があるものだ。出て行く方が大きいのだが(^^;)

2007/03/11(日) カナギ
初春の今の時季、瀬戸内あたりではイカナゴのクギ煮などを旬の味としてよくその名を聞くが、北部九州や山口ではカナギと呼ぶのが一般的。小さければ小さいほど値が高くつくらしいが、写真のように全長数センチでも美味しい。身は白身で何となく穴子を思わせる味なので、みりんや砂糖を少し多めにして甘辛く煮付けると美味しい。

同じ位の大きさにキビナゴがいるが、キビナゴほど青臭くなく上品な味がする。写真では巧く撮れなかったが、魚体のウロコの面が絹目のように美しく見える。煮付けても美味いし、卵とじにしてもいける。そばの具にしても美味しい。なのにかなり安く売られていて、スーパーの鮮魚売場では発泡スチロールのトレーに入って100〜150円と同情してしまうくらい安価だ。カナギは生きたまま釣りのエサになったりもする。何となく可哀相。

旬を感じる味は贅沢なものだが、吟味すればこうして安く楽しむこともできる。もう春がやってきていると実感できる味である。

2007/03/10(土) 痛みを伴ってます
ギャンブル日記には書いたのだが、ここのところ仕事が激務で体が疲れ気味。理由は、ベテラン職員がひとり脱落してその代わりにひとり補充されたのだが、それが使えない人物でどうしようもない。しかしコネがあるようで能無しなわりには役職が付いており、周囲が大迷惑というよくあるパターン。

今日は車を運転していて、国道3号線の貝塚交差点あたりでパッタリ動かなくなったと思ったら、ひとりのお馬鹿さんが直進の車線から無理やり右折車線に曲がろうとして全車線がふさがっていた。回り直せば済むだけのことなのに、困ったものである。頭の出来が悪いだけなら可愛いものだが、自己主張が強いのは可愛げもない。

私が2回目以降の転職をした理由は、主に使えない人物の分までお尻拭きをすることが給料そのままで馬鹿らしくなったからだが、転職して雇ってもらえるような職場はそんな使えない人物に遭遇する確率が高い。これからまた転職したとしてもそういう困ったちゃんの出現率は高いだろう。慣れていることとはいえ、頭が痛いところである。お尻拭きすぎで、デリケートだから切れそう(笑)

2007/03/09(金) 499円は高いか否か
今日は地元のジョイフルへ。最近、ジョイフルがちょっとしたマイブームで、パチンコで言う確率変動に突入している感じだが、今回は食事でなくおやつ休憩へ。

ジョイフルには3つのパフェがある。抹茶アイスや白玉、つぶあんが入った和風パフェ、とよのかいちごを使ったストロベリーヨーグルトパフェ、そしてチョコレートパフェ。和風とストロベリーは399円でチョコだけ499円と100円高い。なぜかよくわからないが、メニューの写真ではチョコだけひとまわり大きく写っているので、大きいためではないかと思っていた。

今日は臨時収入もあったので、一番高いチョコパフェに挑戦してみたが、以前注文したストロベリーとどうもサイズがほとんど同じようだ。ならばなんで100円高いのだろう。ジョイフルは値上げ・メニュー改変をしてから、メニューによって値段にバラつきがあるような気がするが、和風かストロベリーの方が得な気がするのは私だけか。

ちなみに新しいドリンクバー「Joy Cafe」の吉塚店の導入は4月中旬以降だそうだ。

2007/03/08(木) レモンスカッシュ発見
一連の不祥事ですっかり販路を失ってしまった不二家だが、探せばまだ置いているリテイラーはある。飲料で提携していたサッポロの自販機からは外されてしまったようだが、写真のようなノーブランドのアソート自販機ではまだ残っているようだ。チェリオやスコールと並んでいる姿を見るとちょっと微妙な気分になるが。ただ菓子メーカーの場合は登録店制度みたいなのがあり、正規に認めたルート以外はスポットの扱いになるので、メーカーとしては来月再来月と見越して売上のあてにすることはできないから、先行き不安だらけだろう。

かつて食品のバイヤーをしている頃、不二家の菓子は個人的に好きなこともあってひいきにしていたのだが、その頃から会社の因循な旧態依然とした体質は感じていた。菓子業界では5大メーカーという言い方をかつてよくしていて、その中で最初に脱落するだろうともっぱら噂されていたが、こんな形で会社の体質が露呈してしまうとは皮肉なものだ。大なり小なり法の範囲を超えていることはあるだろうし、その基準は明確でないし全てが白日の下に晒されることはないだろうから運もあると思う。

不二家では終売になってしまった商品の中でも、ソフトエクレアやノースキャロライナなどいい商品もあっただけに、このまま極度に縮小するのはもったいないと個人的には思っている。写真のレモンスカッシュなんかはロングセラーでいい商品だ。サントリーのCCレモンを飲もうという気にはなかなかならないのに、このレスカはときどき飲みたくなる。それがそのメーカーの開発スタッフの底力でもあると思う。

2007/03/07(水) 良い子は真似しないように
写真は中央区天神でのひとこま。
最近の天神地区一帯の車道は、歩道との境に細かに鉄柱を打ち込んだため、路肩に車を寄せて駐車することができなくなった。配送やゴミ収集、メンテナンス、警備など、沿道の建物へ業務で立ち寄る場合も止められなくなって、業者たちは悲鳴を上げているようだ。仕事でなくても、ちょっとだけ用があっても止められず、それでも心ないドライバーが無理やり止めたりして、周囲に渋滞を巻き起こすなんてのはザラ。

歩道に車をまるごと入れ込んで止めれば何とかなるものの、そもそも歩道は歩行者や一部では自転車が通り、それに点字ブロックなどがあるため止めるわけにはいかない。しかし写真の地方公務員は、緊急事態でもないのに逡巡なく歩道乗り上げて止めていた。つまり天神地区の車道は、歩道にしか車を止められない事態になっているということ。こんなわけのわからない造りにした行政は、皮肉にも自分で自分の首を絞めたという証拠写真になってしまった。

ゴミ有料化で街中のゴミ箱を取っ払ってしまったこともそうだが、理想を求めたって現実はついてこない。社会モラルの低い福岡市では尚更。大阪のように、せめて歩道の鉄柱をゴム製にすれば、名実ともにもっと柔軟になると思うが。もちろんパトカーは法的に問題ないし、お巡りさんが人並みに、車道に止めると他の車の邪魔になると思うのは結構なことだと思うが、みんなが真似したら大変なのでは?

2007/03/06(火) 復刻版カップスター
近所の量販店でカップスター復刻版を発見し何となく買ってみたが、食べてみると想像以上にかつての味を再現していたのでさすがサンヨー食品だと感心。

しょうゆ味とみそ味が出ているが、あえてみそ味にしてみたところ、独特のみそ臭さがよく再現されている。サンヨー食品のホームページを見てみると、みそを麺にも練りこんでいるらしい。具にきぬさやがあるのもそのまま。最近の復刻版ラッシュの中では上出来の部類との感想。

ただ残念だったのは、カップの蛇腹模様はデザインだけで、実際は平面になっていること。熱湯の熱さを凌ぐための画期的な構造だったのに残念。味だけでなく、そういう機能的な部分も踏襲してほしかったと感じるばかり。現状の生産ラインでは難しく、コストがかかるからかもしれないが。

2007/03/05(月) 伝言板
「福岡ローカル日記」に書いたように、今月末で廃止となる西鉄宮地岳線に乗ってきました。かつて沿線住民だったわりには初めて花見駅を利用したわけですが、今や津屋崎−西鉄新宮間の駅前には店の1軒もなく、廃止へのカウントダウンを感じるばかりでした。

そんな花見駅で見かけたのが写真の原始的な伝言板。ポケットベルや携帯電話が普及した以後は徐々にその存在は衰退し、今ではすっかり見かけなくなりました。かつては人の集る駅には、黒板にチョーク書きして行き違う人などへ伝言を残したもので、76年にヒットした「私鉄沿線」の歌詞にはそんな様子が描かれてます。宮地岳線だけに超小型の伝言板ですが、それだけ貴重な存在かもしれません。

写真には写っていませんが、写真の隣りには「宮地岳線一部廃止のお知らせ」の貼り紙がありました。新旧のお知らせが並ぶ姿を見ると、時代の流れを感じるばかりです。

2007/03/04(日) いろは寿し
別府に行くと決まって目指す店が写真のいろは寿し。さすがにジョイフルばかりでは体が可哀相だ(笑)。楠銀天街という商店街に大正時代からある老舗の寿し店だが、持ち帰りのみ。主に関西系の箱寿しの類が品書きの中心だ。

とにかく美味い。今回は鯵の寿しをみやげに求めたが、半生の身を酢で〆た歯ごたえと味は絶妙。ばってらやいわしの寿しも人気のようだが、個人的には鯵が一押しだ。

かつては寿し屋らしい箱入りだったのだが、最近はコンビニ弁当風の容器になったのが残念。一見するとスーパーの寿しようでちょっと味気ない。でも味がいいのでそんなイメージも一口食べれば払拭される。ネットで検索してもほとんどヒットしない地味な存在だが、なかなかあなどれない店である。

2007/03/03(土) 総本山参り
何かに興味を持ったら、そのルーツやメッカを見てみたいものである。インドへ行ったときは、シーク教徒の総本山であるゴールデンテンプルのあるアムリッツアルへ出かけて見た。オートリキシャの運転士から銀行員まで、町中ターバンを巻いた人ばかりだった。

それは飲食店でも同じで、ライオンでビールを飲むなら一度は銀座7丁目店で壁面のタイルに描かれた絵画を見ながら、ドイツに行った気分でジョッキを傾けるのが醍醐味だろう。そんな感覚で言えば、別府へ行ったなら、かの激安ファミレスのジョイフルのメッカ、別府亀の井ホテル1階に併設された店舗へ行かねばなるまい。

今まで数々ジョイフルの店舗へ行ったものだが、この亀の井ホテル1階のジョイフルは他にない独特の間取りになっている。ホテルのフロント側とホテルの車寄せ側と入口がふたつあるのだ。しかし本場ながら新しいドリンクバーの設備はまだ導入されてなかったのは意外。お蔭でドリンクバーは80円のままだったが。あの薄いコーヒーを飲めるのもあとわずかだから貴重かも(笑)

この日は高校の卒業式だったらしく、店内は女子高生だらけ。平日昼間というと、地元ではコーヒーのミルクやティーパックをポケットに入れて持ち帰るDQN系の中年が目立つのだが、これだけ客の平均年齢が低いジョイフルは久しぶりだった。その土地の女性の美しさは、高校生を見ればわかるとある本に書かれていたが、なかなかレベルは高そう(;´Д`)

肝心の味の方は各店舗の中でもさすがに上位という感じ。調理人はかなり捌けると見た。私が宿泊したホテルの近くだったので、朝に夕方に行かせてもらったが、安定した質を保っていたように思う。さすがお膝元だ。ちなみに学生の頃、すかいらーくの本部前の店舗をよく利用したが、こちらもハイレベルだった。店長は気が抜けないのかも(^^;)

2007/03/02(金) 真冬に冷麺
さて別府へ来たら、いつもの大陸ラーメンへ。この店の看板メニューは、店の名のついた塩味の大陸ラーメンでも、九州らしいとんこつラーメンでもなく、何と冷麺なのである。冷麺といっても冷やし中華ではなく、韓国風冷麺で麺は自家製。冷麺を注文すると、「ウイーン」と音がして機械から製麺されて湯の中に落ちる。日本にある普通のラーメン屋で、冷麺を注文の度に練り出している店が他にあるんだろうか。

そんなわけで、私のほかにも冷麺を注文している客が何人もいる。この冬にである(行ったのは2月28日)。一般的な韓国料理屋で出される冷麺より太いが、麺は柔らかく噛みやすい。適度にコシもある。韓国の冷麺は細い割に固くて消化に悪そうだが、この店のは食べやすく消化にも良さそうだ。冷麺のほかにも冷やしラーメンもある。コンビニで夏に売られる冷やしラーメンは正直食べられた物ではないが、ここはなかなか美味しいのである。冷たい麺物が売れているが、ひょっとすると温泉地なので湯上がりに食べる人が多いのか?

他にこの店のオリジナリティといえばキムチ。何と白菜ではなくキャベツのキムチなのである。なので、キムチチャーハンなどは、独特の歯ごたえで固有の味。好みの分かれるところだろうが、注文している客は多いようだ。なかなかあなどれない店、大陸ラーメンである。

2007/03/01(木) それから温泉へ
きのうは無料ということでビジネスホテルの大浴場に入った後、市営の海門寺温泉、そしておなじみの竹瓦温泉へ入った。そして今日は不老泉温泉と駅前高等温泉へ。どれも入湯料100円という安さなので何箇所でもという感じだが、1日に2回入ればもういいやという感じになるというのが正直なところかも。

掛け流しというのは有難いものだが、旅館やホテルの温泉風呂で入浴料が高いところはほとんどが循環式で、このように安いところは決まって掛け流しというのはなんともあべこべな気がする。利用者としては安くて至純な湯に浸かれるのは有難いことで、高い料金を払ってるのに循環の使い古しの湯というのは何とも寂しい。循環設備の方が当然コストがかかるわけだが、沸き出る天然の恵みの素晴らしさを感じるばかりだ。

それにしても市営の温泉の湯はとにかく熱い。駅前高等温泉と竹瓦温泉は、観光客メインなのでさほどでもなかったが、地元客メインの海門寺温泉、不老泉温泉は43℃以上と思われる熱さ。肌がしびれるほどの熱さに耐えてやっと湯船に入ったら、身動きすらできない。微動だにすれば熱さが肌を直撃する。だからそこのじいちゃん、もうちょっと静かに湯船に入ってくれよ、と思ったりしてみる。熱湯コマーシャルのように氷とかないんで。(写真は竹瓦温泉の浴室内)


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