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2007/03/19(月)
金メダリストと不老不死一家
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きのうは貴重な日曜休みだったので家でサザエさんを見た。通常30分番組のサザエさんは3つのストーリーからなるが、今回は3つのうち2つが1タイトルで、前編と後編からなる大作だった。同じ30分ベルトのウルトラマンシリーズなんかでは時々見られるが、サザエさんで前後編に分割されるのは異例といっていいだろう。
その連作には、金メダリストの荒川静香が本人役で登場。そういえば、何日か前のスポーツ新聞に本人役でナレーションしたとか書いてあったのを思い出した。サザエさんのキャラクターはみんな目が小さい傾向にあるが、荒川静香だけは今時のアニメっぽく目が大きく異様だった。実物はどちらかというと目が細いのに、際立たせるためとはいえちょっと違和感を感じる。
それにしても、原作者はとうに亡くなっているというのに、勝手に新たなストーリーが出てきてしかも本人の書いていない絵が登場して展開していくというのはいかがなものだろうか。以前長谷川町子の師匠にあたる田河水泡の没後にのらくろの新作が発表されたが、のらくろが探偵をするという馴染めない内容だった。もちろんのらくろは猛犬連隊だけでなく、トンネルを掘ったり喫茶店を開業したりするストーリーもあったわけだが、現代風の道具立てはどうしても合わないように感じたものだ。
それより、磯野一家も誰も彼も、全く年をとらないという方がやっぱり不気味。タラちゃんは一向にボキャブラリーが広がらないし、カツオはいつまでも成長せずに叱られてばかり。いつまで経ってもワカメには初潮が訪れないし、マスオさんの給料は上がらない。しかし波平がこれ以上衰えずに退職を迫られないことは羨ましくも感じる。もうすぐ三河屋の御用聞きも平成生まれになってしまうので、思い切って金髪にしてみるのもいいと思うが。
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