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2007/03/25(日)
七類から隠岐へ
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出雲大社から車を飛ばして2時間近くかかり、辿り着いたのは境港の少し北にある七類という港。ここから隠岐への航路を利用するためである。本土と隠岐を結ぶ航路は隠岐汽船の一社だが、運行時刻は島民優先になっていて、高速艇などは午前は島からしか出ない。春期時刻では本土からは夕方のみで、とても観光客の使えるものではない。
本土から行くことになると、午前9時台の便を利用するしかなく、島には昼頃着く。午前9時に乗るためには出雲なら6時半には出なければならず、しかも日帰りするためには島から午後3時台の便しかないので、滞在時間はわずか3時間である。島に着いてレンタカー屋のおばちゃんに3時の便で帰ると行ったら、もう帰るんですかなんていわれた。そりゃこっちももう少しゆっくりしたいが、働いている身としては福岡からはこれが限界。
隠岐諸島は大まかには4つの島からなるが、一般的に3つの島の島前(どうぜん)と、1つの島後(どうご)に分けられる。最も栄えているのは島後の隠岐の島町。かつては西郷町と言っていたところが最大の町で空港などもある方だが、隠岐の観光パンフレットに載っているのは、決まって島前の国賀海岸。国内屈指の景勝地である。そのため、今回は国賀海岸のある島前の西ノ島町を目指した。今回は青春18きっぷを利用したので博多から出雲まで片道10時間、出雲から七類まで2時間、そしてフェリーに揺られて2時間半の遠路。よほどの旅マニアでないと来ようとは思わないだろうが、それだけ自然が残っている場所でもあるわけだ。 (写真は隠岐汽船のフェリーくにが)
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