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2007/03/27(火)
隠岐馬
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国賀海岸だけでなく、西ノ島には山間部に行くと人よりも馬や牛に遭う確率の方が高い。慣れた牛は車を避けてくれたりするが、写真の馬のようにのほほんと草を食み続けているのもいるし、人を見ると近づいてくるのもいた。ずんぐりとしているが、なかなか可愛い。
西ノ島にいる馬は50頭程度という。一般的に隠岐馬と呼ばれているが、固有種の隠岐馬の牡はは明治の終わりと昭和の初めに日本馬政局の馬政計画の実施によりすべて去勢され、絶滅したらしい。今いる馬たちはいわゆる持込馬に該当するようだ。
北海道や本土にはいくつも絶景と呼ばれる場所はあるが、海岸と高原とそこに馬がいるという雄大な光景は他になかろう。都井岬や尻屋崎とはスケールが違う。国賀海岸一帯は世界遺産クラスと思うが、そんなものに指定されるとたちまち荒らされるのがオチ。このまま静かにその姿をとどめてもらいたいものであるし、馬も過酷な自然に耐え頑張ってほしいものだ。
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