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2007/04/18(水)
自転車操業!?
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ヤクルトのリグス選手が、鼠径ヘルニアで戦列を離れることになった。開幕以来不振が続いていたが、実は病を押して出場していたようだ。開幕直後のチームの不振の大きな原因だけに、もっと早く申告すべきだというファンの声も多いし、その意見はよくわかるのだが、契約期間の短い外国人選手としては、簡単に穴を開けるとそのまま選手契約を解除される可能性も孕んでいて、行けるところまで試合に出続けるという苦渋の選択だったのは痛いほど伝わってくる。
一方、以前私の店で働いていた女の子で、現在南新地の個室浴場で働いているM子から、体調を崩してしまったので現在ヘルスで働いているというメールが来た。体調が悪いのなら休んだ方がいいと思うのだが、働き続けなければ生計を立てられないという。全身労働の個室浴場より、手先口先中心のヘルスの方が身体的負担はずいぶん軽いのだという。
確かにそう。自分も、もし健康診断で要精密検査・入院というような診断が出たとしても、体が続く限り働き続けるだろう。すぐに手術しなければ死に至る大病ならともかく、その他の場合は働き続けるしかない。実際メニエル病を持病としているが、症状がひどくならない限りは病院へもいかない。入院などで長期にわたり戦列を離れれば元の職場に戻れる保障はないし、収入は途絶えるし、治療費はかかるしで、実際よほどの場合でない限り休むことはできないというのが哀しき実情である。
働くのは嫌でなるべく楽して生きていきたいと人一倍思っているクチだが、そんな人間でも働き続けなければならないというのが現実。たとえば貯金がいくらくらいあったから、しばらく安全とかいう基準は全くなく、結局は働き続けるしかないのである。生保の保険金や雇用保険なんてものはほんのわずかな期間しか出ないし、結局からだが資本というのが大原則。上記ふたりの収入とは比較にならないほどかけ離れている私だが、体を張った仕事でないだけ、私の方が恵まれているかもしれないと思ったりしてみる。
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