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2004/08/30(月)
(内緒)/ 快速バビロントレイン
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大好きなリフが聞こえてきただけでもう涙が止まらない。
風が強くて雲がものすごい早さで流れてた。 月が低くてまんまるでピカピカで立ち止まってしばらく見てた。 月にまとわりつく雲は微動だにしないように見えるのに それよりあたしに近い雲はどこかへ急ぐかのようにすごい早さで流れ流れて行く。 なんか空が平面に見えた。 街の音が聞きたくない時はMDをガンガン聞きながら歩く。 また車が引き返して来て声をかけて来た。また白のセダン。 車運転してるのにサンバイザー。しかも白。てか誰?どこに連れてってくれるの? そいつの声が嫌で、バイバイしてまた歩く。 途中でっかいカエルが頭を車に轢かれて殺されてた。 やっと街の音がうるさくなくなってMDを止める。 おっきな風が木々をゆすって唸ってまるで森にいるよう。 深呼吸して森の中を歩き出す。迷いようがない整理された道をただただ歩く。 ベンチに座って空を見上げて首が痛くなって寝転んでまた空を見上げて。 風の音、木の匂い、虫の声、土の手触り、流れる雲、響く心音。 神戸ではすぐ手に入ったのにな。ここには山もないし、海も遠いよ。 あたしが生きていて唄っていてくれたらそれでいい。そう言ってくれたのを思い出して、少し笑った。 歩いて座って寝転んで歩いて座って寝転んで・・・どれくらい居ただろう。 だいぶ月も高くなって、またMDで耳をふさいで森を後にした。 また雨。しかも豪雨気味。子供の頃台風の時、外に出たくて仕方なくて窓から外を見てた。 ママがダメって言うから、おうちの中から外を見てた。 突然のすごい雨。風。こんなずぶ濡れ見つかったらママに怒られるかな。
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