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2005/07/13(水)
どうなのか?
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今日書く日記の話題についてなんですが、 内容はあくまでも2号の伯父の考えであって、 根拠があるものではございません。 勿論メーカーは伏せさせて頂きます。
最近「アスベスト」の被害が取りざたされていますが、 この報道を見る度、2号の伯父(肺がんで他界)が 言っていた気になる言葉を思い出します。
伯父は定年後、某食品メーカーの工場に アルバイトとして働いていました。 その工場ではどこの家庭にもある(我が家にはナイですが) 粉末の科学調味料を製造する所でした。 そこでは細かな粉塵が舞い上がり、いつもむせるような環境にも関わらず、 マスク等の支給も全くなく、皆白衣を着ただけで作業していたそうです。 そんな環境で働いていた伯父の体に異変が起きたのは、 勤め始めて1年ほど経った頃でした。
呼吸がしにくく、異常に咳が出る。 検査の結果、余命半年の肺がん末期でした。 家族は悲しみ、私たちも伯父の体調を気遣う日々が続きました。
体調の良さそうな時を見計らってお見舞いに行った時の事。 伯父が「ワシのがんはアルバイト先の粉塵のせいや」 と言い出しました。 勿論、何の根拠もありません。 掛ける言葉もなく、「そっか・・・」しか言えませんでした。
勝気で負けず嫌いで痛いなんて言った事のない伯父が他界したのは、 それから間もなくの事。
立証する根拠は何もないですが、 マスクぐらいは支給すべきでなかったのかと 親族一同で話しました。
私の自慢の伯父は、余命半年と命の期限を切られましたが、 ソレを大きく覆し、宣告から2年半も頑張ってくれました。 もがき苦しむ事の方が多かったであろうけど、 1号を伯父に見て貰えたし・・・。
元々これらの調味料は使わない食生活ですが、 ソレ以来私は個人的にこのメーカーの不買運動をしている。 スーパーでコレを見るたび、可愛がってくれた伯父を思い出す。 苦しんだ伯父を思い出す。 そんな辛いモノを家には置けない。
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