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2006/04/23(日)
使えない書店員の独り言…
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最近、書店員節を発揮していなかった私…。 本日、笑える日記ネタがないので、久しぶりにうちで売れてる本をいくつかあげてみましょう。
まず初めにダントツで売れまくっている商品をご紹介。 たくさん出ているので特定な商品はありませんが、内容が「大人用の塗り絵」系な本。 初めは花とかフルーツや鳥などの塗り絵だけだったんですけど、最近は芸術家のものも出てます。 ミュシャ、北斎、高畠華宵などなど。他にもたくさんあったのですが、忘れました…。(^_^;) 風景画の塗り絵などもあり、うちの客層のじじばば達には、今一番熱いブームとなっております。(笑) ついでに昔の着せ替えの絵をかいていた「きいちの塗り絵」というのもあり、 自分が昔遊んだ思い出ある絵という事で孫にその塗り絵を無理やり買ってやるというおばあちゃまが続出…。 お孫さん達もいい迷惑です。(-_-;)
次に売れているものは日本経済新聞社発刊の「秀吉の枷」上下巻。 (余談ですが、この本、発売直前まで今とタイトルが違ってたそうな…) 本日この本がうちで、何故かバカ売れしました。 昼の段階で上下巻とも10冊以上平積みしていたこの本が、あっという間に上巻一冊に…。 補充しに行った社員のお姉様いわく、「秀吉が淋しげに上巻だけひっそり残ってたよ…。本丸まで一気に攻め込まれてた…」と つぶやくほどの売れ行き…。 なんだろう…。新聞かなんかで書評がのったのかなぁ…。 まあ一作目の「信長の棺」もバカ売れだったので、売れても不思議じゃないんですけどね…。
最後にご紹介するのは、ダブルな「東京タワー」です。 何故ダブルなのか…。それはリリーフランキーと江國香織の両方の「東京タワー」が売れているからです。 一見、珍しい状況なので「面白い現象〜!」と思われる方がいると思いますが、書店員にとってはかなり迷惑な現象です。 なぜなら「東京タワーの本ください」と言われた時、どっちのかわかんないんですよ〜。(-_-;) 特に年配の方はカタカナに弱いので、著者が「女の人だったと思うんだけど…」と言って覚えてないのです! お年寄りの皆様!リリーフランキーは女性ではございません!立派なエロオヤジです! 名前からで勝手に想像して「女性が書いた…」とか言わんでください…。(-_-;)
さて、そんなエロオヤジが書いた「東京タワー」ですが、噂によるとエロオヤジが書いたとは思えんほどの感動作だそうです。 感受性の乏しい私の友人がこの本を読んで、「もぉ〜大泣き!超感動もんだよ!」と言っておりました…。(ほんとか?) ちなみに江國香織の方は初めに出た単行本はあまり売れませんでした…。 そして最近文庫化されたんですけど、それもさっぱり…。 ところがどっこい!V6の岡田君出演の映画が地上波でやったとたん、買いに来る客殺到!(←メディアに弱い日本人) 私は江國香織さんが好きなので、映画化の前にこの本は単行本で読みましたが、あまり面白くなかったです…。 なんか江國さんぽくなかったなぁ…と思ったしまったので…。
以上、似非書店員のいい加減な売れ筋チェックでした! ただうちの本屋は規模が小さく、客層も通常の書店さんとはかなり違うので、あまり参考にはなりませんので、ご注意を。 そして紹介している私が、かなり適当な書店員だという事もお忘れなく!(笑)
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