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2005/11/10(木)
意地汚い書店員
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本屋のお客さんで、まれに 「もうこの本、読んじゃっていらないから、申し訳ないんだけど捨ててくれない?」 と、他書店で買った本を置いていく人がいます。 多分、私のバイト先の本屋で本を買って、荷物が増えるのを嫌っての事だと思いますけど、 主にミステリー系の一度読んでしまうと、二度目は読まなくてもいい感じの本や、ノンフィクション系の一瞬だけ話題になった本を置いていきます。
本日もそんなまれなお客さんがきました。 外見は、とっても品の良さそうなマダム系のおばあちゃまです。 文庫本を1冊買った後、おもむろに自分のハンドバックから1冊のカバー無しの文庫を出し 「申し訳ないのだけれど、この本もう読んでしまったので、こちらで処分してくださらない?」 と言ってきたので、素直に「かしこまりました〜」と受け取っておきました。
通常だとそのままゴミ箱にぽ〜ん!と捨てて、閉店後のゴミ捨ての時に廃品回収箱行きになるんですけど 私はその文庫のタイトルを見て、「やり〜!も〜らいっ!」とちゃっかり頂いてしまいました。(笑) なぜならおばあちゃまが捨てた本は宮部みゆきの「R・P・G」。 実は私、この宮部みゆきの本を何か読みたいと思っていたのですけど、買ってまでは読まなくてもいいかなぁとなってました。 ですが、タダで手に入るとなると話は別です。 とりあえず読んでみて、面白かった他の著書は買えばいいし、つまらなかったらそのまま捨てればいいのですから。 何よりもタダです!(←ここ重要) そのまま捨てられるよりも、もう1回読んでもらった方がきっと本だって喜ぶでしょう!(←え?)
という訳で、かなり意地汚い事をやってる私...。(-_-;) ですけど、こういう面白そうな本を「読んじゃったから、捨てておいて」と言われたのは初めてですね。 いつもだと一週間前の週刊誌とか、官能小説とか、新聞ですから。^_^; いや〜、今日はラッキーでした!(^○^)
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