|
2005/07/29(金)
読書感想文かよ!?
|
|
|
今朝もまんまと昨日の夜に貼った樹液シートがこげ茶色でした...。 二日続けてこんなになるとは、私ってそんなに体内に老廃物を貯めているんでしょうか...。(-_-;)
さて、ここからは書店員のくせに夏の読書感想です!(笑) 実はバイト先で繰り広げられてる夏のフェアから、またまた引っかかって文庫を三冊購入しちゃいました。 前に買った5冊は、一冊を抜かして全て読んでしまったので...。
1冊目は角川文庫で森絵都という作家さんの『アーモンド入りチョコレートのワルツ』 この人は確か今回の直木賞候補に上がっていた作家さんではなかったかなぁ。(違ってたらすみません) お話はクラシックの曲をキーワードにした三つの短編が入っている本です。 主人公はみんな中学生ぐらいの多感な時期の少年少女達。 私はこの微妙な年齢の登場人物達の何気ない日常から素敵な事を発見!みたいな話が大好きです。 そういう意味では今回買った本の中では、一番のお気に入り本ですね。
2冊目は新潮文庫で梨木香歩著書の『西の魔女が死んだ』 これはまだ読み途中です。 あらすじは、外人のおばあちゃんを持つ、突然登校拒否を起こした喘息持ちの女の子が主人公で、 その女の子がしばらくおばあちゃんちで過ごして、色々素敵な事を見つけて成長していくお話。 まだ途中までしか読んでませんが、このお話のおばあちゃんが、作中とっても素敵なもの言いをするんですよ。 面白いと言うよりも、読んだ後に何かが残る、そんなお話な気がします。
3冊目は集英社文庫で谷村志穂著書の『ベリーショート』 これも主人公が中学生から高校生ぐらいの少年少女のお話です。 タイトルから想像出来ると思いますが、この本は短編が26作も入ってるんですよ〜。 しかも1作品が2,3ページぐらいで終わってしまうモノばかり。 お話の時間軸は大体3日ぐらいのモノもあれば、たった一日の出来事みたいなモノもあります。 その間、それぞれの主人公が立ち直ったり、前に進んだり、新しいものを見つけたりするんですね。 そんなショートストーリーがいっぱい詰まった作品です。 ちょっとした合間に、さっと読む時なんかは、すごくお勧めの本ですね。
ちなみに前に買った5冊の中で自分には合わなくて読むのを放棄してしまったのが、新潮文庫で平野啓一郎著書の『日蝕』 これは面白くないとかではなくて、単に私がアホ過ぎて難しい文章が読みづらかっただけです。(-_-;) さすがキャッチコピーが『三島由紀夫の再来と言われた著者が...』です。 昔風な文章の書き方が、どうも私は読みづらくて馴染めませんでした...。 内容は15世紀フランスの神学僧が錬金術や魔女裁判などの裏事情みたいな事を書物に書き記している感じで語られます。 私には合いませんでしたが、こういう作品が好きな人は絶対いますね。 そういえば三島由紀夫の『仮面の告白』も持ってますが、買うだけ買って読んでないなぁ...私。 昔から近代文学は苦手でしたけど、ここまでダメだと読書家失格ですね...。^_^;
|
|
|