だらだら日記
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2006/02/09(木) 貧しくても美しい思い出…
よく年配の方の子供の頃の話を聞くと、かなぁ〜り貧しい情景が思い浮かぶ昔話をされます。
ですが、これはおじいちゃんおばあちゃん世代の方の話です。
もはやそのような話を自分の父親から聞く羽目になるとは、夢にも思いません。
でも…私の父の場合は例外です…。
今日は私の親父の貧しくも逞しい貧乏子供時代をいくつかご紹介。

●父の貧しさにも負けず…その1
村にテレビ(白黒)のある家が一件しかなくて、そこで昼頃に放送していたコンバットを縁側から見るのが楽しみだった。

●父の貧しさにも負けず…その2
お弁当はいつも大きな菜っ葉のしょっぱ〜い塩漬け1枚がご飯の上にデーン!と広げられている…。
運がいいと卵焼きが一個入っている時があったが、うどん粉で大分量を誤魔化されて卵の味がしない…。

●父の貧しさにも負けず…その3
線路際で落ちているミソッカス銅線をチマチマ集めて売ると、けっこういい小遣いになり駄菓子が買えた事があったそうな…。
銅線ってなんですかね?どこに売るんでしょうか…。(聞いたら『昔はそういう所があったんだよ!』と言われました)

●父の貧しさにも負けず…その4
おやつは渋柿を干して干し柿にしたり、山からとって来た木の実、山菜だったそうな…。
「山菜…。おやつになるの?」と質問した所、「そんぐらいしか食うのなかったんだよ!山菜なら山に腐るほどあるし」との事。
おかずじゃなくて、おやつ…。きっと冬はさぞひもじかったんでしょうね…。(-_-;)(←管理人の感想)

●父の貧しさにも負けず…その5
中学卒業後、東京に集団就職する際、初めてすき焼きをしてもらい、初の牛肉が食えるはずだったが、
父の門出を祝っているはずなのに父は肉が一切れも食べれず、7人のお姉さん衆に全部食われてしまい
それでも残った糸こんにゃくを意地汚く食いまくった父は、翌日ものすごい腹痛に襲われたそうな…。
ちなみに肉を食った父の7人のお姉さん衆は『ほらほら、いっぱいお食べ!』と言いつつ、当時父の家では初の牛肉を全部横からつまみ食いしていたらしい…。
『世の中、弱肉強食だよなぁ…』(←父談)

この涙が出そうなくらいの貧しい情景を『懐かしいなぁ〜。昔よく…』と嬉々として幼少時代を語る父…。
ただ…不思議なのが、母とは4つしか年は違わないのに生活環境が全く違うのです…。
母も田舎は父と同じですが、町の方の子供、父は本当にド田舎の山の中…。
『お母さん…白黒テレビも家にあったし、そんな貧しい事してなかった…』との事。
田舎って町と山の中の村とは、昔はこうも生活環境が違ったのでしょうか…。
涙が出そうなくらい貧しい情景を、『懐かしい』と語れる父は、かなりツワモノです…。
たまに聞くと面白いんですが、あまりの『強く貧しく逞しく』の生き方に、悲しくなってきますね…。
あんた…本当に立派だよ…。(T△T)


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