だらだら日記
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2007/05/01(火) 「死」の認識
27日…母と一緒に一週間前にお見舞いに行った親戚の叔父さんが亡くなりました…。
ここ4日間ほどその葬儀の準備なのでその親戚の家にお手伝いに行ってました。
亡くなった叔父さんは私の父のお姉さんの旦那さんです。
私は両親が両方とも新潟出身なんですが、東京の方に出てきてる親戚はこの叔母夫婦のみ。
その為、私は生まれた頃から父の姉の叔母さんにも、そして亡くなった叔父さんにも、非常に可愛がられてたんです…。

28日…友引なのでお通夜は29日になったんですが、「死ぬ時でさえまるでお焼香に来る人たちに迷惑がかからないようにと狙ったようだ…」と親戚一同が言っていたように連休前に亡くなった叔父さん…。
入院中も家族に迷惑をかけたくないと、「なるべく病院に来るな」と叔母さんによく言っていたそうです…。
私達家族は28日に一度この叔父の家に行ってきました。
部屋では白い布を顔に被せられて横たわっていた叔父さん…。
まるで眠っているようなその姿に、私はその時、叔父さんが亡くなった事が実感できませんでした…。

29日…夕方五時からお通夜の準備が始まりました。叔母さんに葬儀の受付会計を頼まれていた私。
ですがその前に、叔父さんの旅支度を遺族親戚の前で行うんですよね…。
白装束を身にまとい、家族に旅支度をされる叔父さん…。ここまでは、私は平常心だったんです…。
ところが叔父さんの旅支度が終り、棺に納められた後、係りの人が「お棺の蓋を閉じます」と言った瞬間…。
もうドバーっというぐらい涙が…。もう涙腺が壊れたような感じです…。
多分、蓋が閉められる事で「死んでしまった」という事実を実感する決定打になってしまったようです…。
実は私、田舎の新潟の葬儀は何度も体験してますが、都心での葬儀は初めて…。
更に言うと、今までは結構疎遠な親戚の葬儀だったんですが、とても親しかった親族が亡くなるのも初めてでした…。
なので葬儀にて泣いた事は一度もありませんでした…。
でもあれは…酷すぎる…。だって目の前で棺の蓋を閉められるんですよっ!?
今までまるで眠っているようだった叔父さんが、棺に収められ更に蓋を目の前で閉められる事によって「死」という事実を思いっきり突きつけられます!
もうその後、関を切ったように大泣きした私…。はっきり言って泣いたのは10年ぶりです…。
あまりの泣きっぷりに父には「お前、落ち着くまでこっちくんな!」と追い払われました…。
叔父さんには娘が二人と、その子供の高校生の女の子と小学生の女の子の孫が二人いるのですが、二人ともお爺ちゃんっ子でした…。
特に高校生の子は、本当に可愛がられたんで、27日に亡くなった叔父さんと対面した時点でボロ泣きだったそうです…。
小学生の子は、まだ小さいのでそれが実感できず、ただ呆然としてましたが、じっと叔父さんを見つめてました…。

30日…葬儀後に火葬。
葬儀終了後、お棺に花を敷き詰める作業時に私は花を入れて、すぐにお棺から離れました…。
見るとまた関を切ったように泣き出しそうなので、なるべく離れた所で。
高校生の姪っ子(叔父さんの孫)は、もう見るのも辛いらしくお花を入れる事すら出来ないくらい泣いてました…。
その分、小学生の姪っ子が何度も何度もお花を入れてあげてました。
親戚集に非常に慕われていた叔父さん…。
私が遊びに行くといつも「いっぱい食べなさいね」とご馳走で御もてなししてくれ、よく犬の散歩に連れて行ってくれた叔父さん。
父とする競馬の話が大好きだった叔父さん。孫達にものすごく慕われていた叔父さん。
いつも叔母さんと漫才のような口げんかをしていた叔父さん。

親しい人を亡くした時の悲しみって、本当にやり切れないですね…。
実感するまで時間がかかり、実感した瞬間、怒涛のようにその悲しさが襲ってきます。
生きてる以上、死というモノは必ず訪れる事ですが、出来る事なら親しい人たちは私より先には逝っては欲しくないと思ってしまいます。
私が若死にしない限り、年齢的にそんな事はありえませんが、それでもそう思わずにはいられないです。
「もし死が近づいた時は好きな人より早い方がいいですか?遅い方がいいですか?」という質問をされれば、私は迷わず「先」を選びます。
ヘタレなんで残される辛さに耐えられる自信ないんで…。
心の強い人ならきっと「後」と答えるでしょうね。残される人の事を思って…。
それでも「死」が来る事は、誰にも予想する事なんかできませんよね。
もし残されてしまったとしても、逝ってしまった人が安心出来るように、強い心を持てるようにならないと…。
どちらかと言うと、引きずる性格ではない私ですが、実際に自分にとって掛けがえのない人を亡くしたらどうなるかわかりません。
そんな日なんて来て欲しくないし、自分もそんな想いを周りにはさせたくないです。
そういう事を痛感させられた3日間でした…。叔父さんのご冥福を心からお祈りいたします…。


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