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2004/10/20(水)
岸辺のアルバム
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前回よりも勢力が4倍という台風がやってきました。
前回は巨大なアクリル板が飛んできて、窓の一部が壊れましたので「どうせならペコちゃん人形ぐらい、プレミア価値のある物が飛んで来てくれよ」と、くだらない期待もしましたが、建物の向きの関係で上手くまぬがれたのか、こちらは大きな被害なく通り過ぎてくれました。
震災以外に家屋の被害を受けた経験はありませんが、浸水被害(火災被害も)は心底痛手だと思います。水濡れによって電化製品を含めた家財道具が根こそぎ使い物にならなくなってしまうのですから。
何よりもアルバムのように、お金を積んでも取り戻せない思い出の品物を失う事を想像するととても切ないです。
水害とアルバムといえばすぐに結びつくのが、名作ドラマ「岸辺のアルバム」です。本放送の頃はまだ子供でしたので、名作特集番組で流す程度しか目にしたことはないのですが、いつかじっくりと観てみたいドラマの1つです。
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崩壊しつつあった家族関係を象徴するかのように 氾濫した多摩川に押し流されていく愛しい家屋(ローン有)
全く家庭を顧みなかった父親と、それを憎んでいた息子が 命を懸けて家族が写っているアルバムを探しに戻る
水に押し流されて悲鳴をあげるように軋む テーブルや柱のひとつひとつに手を触れながら
「さよなら…さようなら!」
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あーもー、映像を思い出すだけで涙が出そうです。
失って 初めてわかる 物の価値
関西けろた、心の一句。 てか毎度単なる五・七・五。
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