|
2003/12/07(日)
アイデン&ティティ
|
|
|
エリクソンは青年期の発達課題を「アイデンティティの確立」としました。 そのためにあるのがモラトリアム(猶予期間)であると。
いつだかの講義で習ったこんなことを、 友達のWeb上日記を見ていて思い出しました思い出しました。
そういえばワタシも随分悩んでいた時期があったなぁ。
『なんで学校行ってんだろう?』 『なんでこの服を着てるんだろう?』 『なんで笑ってるんだろう?』 『どんな自分が、本当の自分なんだろう?』
今思うと、思いっきりアイデンティティについて考えてるんだけど、 その時は気付いてなかった。
ただ、苦しくて、消えたくて。でも必死で戦ってた。
そして、今は悩んでいない訳です。 どうして? つまり、いつのまにやらアイデンティティとやらを確立したのでしょう。
最近、「変わったねぇ」と言われる機会が増えました。 級友やら、先生やら。 なんでそんなことを言われるか、ワタシには分からなくて。 そこでふと自分の行ないを振り返ってみる訳です。
あぁ、ちょっと思いついた。
教室に一輪挿しがあったんです。 棚にぽつんと、ガラス製の綺麗な一輪挿しがあったんです。 その時ワタシの家は水仙が満開で 何本か切って来て活けたらいいだろうなぁ、と思ったんです。 そして、実際にそうしたのです。
それで思い出したんだけど、
こういうことは、小学生の頃からしてたんだなぁ。
中学でもしてたと思う。 でも、高校では目立ちたくない一心で自分の思いを なるべく、なるべく出さないようにしてた。
そうやるうちに 自分の気持ちの隠し方とか、逃げ方とか、そういうの、覚えちゃって。 いつの間にか 隠さなくていいものまで必死で隠してたんじゃないかなぁ。
きっかけは些細なことだったと思うんだよね。 花を活ける、なんて簡単なこと。 でもそれで、すぅっと楽になった気がする。 自分が見えるようになった気がする訳です。
だからつまり、
突破口はどこに転がってるか分からないよね、って話、かな。
BGM# aiko「彼の落書き」
|
|
|