過去ログ
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2004年4月
前の月 次の月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
最新の絵日記ダイジェスト
2004/10/09 報い
2004/09/30 あるがままにわがままに
2004/09/22 先行く人のことば
2004/09/10 傾向として
2004/09/09 グリーン

直接移動: 200410 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200312 11 月 

2004/04/30(金) 自己嫌悪
こう、駄目なときってひたすら駄目なことが続くのが日々ってものなんだなぁ、と思います。


些細な、些細なことなんですけどね。分かっているんですけどね。
それでも落ち込んでしまうのです。

落ち込むというか、感覚としては混乱に近いように思います。
無駄にテンションが上がってて、頭の中がぐるぐるする感じ。
こめかみが熱くて、そこに血が溜まってるんだろうなぁって感じ。

落ち着かない、落ち着けない。
動く、もがく、叫ぶ、暴れる。

あぁいけない、血圧、下げなきゃ。
そう思って久々のニコチン摂取です。


でもきっと、明日にはけろっとしてるんですよ。きっと。


あぁもう、なんでわたしはこんなにも愚かなんだろう?




…気持ち悪い、


BGM# 「」

2004/04/29(木) とにかく知りたいのです
人体の不思議展に行ってきました。
前からずっとずぅーっと行きたいと思っていて、やっと札幌に上陸したのです。
だからもうやるって知った瞬間に行く!って決意しましたね。

でも、行きたい旨を何人かの方にも言ったんですけど、
そうしたら「えー?」っていう顔をする人が多かったように思います。
「なんでそんなの見たいの?」って感じで。


え、だってそんなの単純に、知りたくないですか?
自分のこの皮膚の下はどうなってるのかとか、
どんなものが入ってて動いてるのかとか、興味ないですか?
自分がどうやって生かされてるのかとか、気になりませんか?


気持ち悪いから見たくないと言った人がいます。
感想を伝えようとしたら、眉をひそめた人もいます。

気持ち悪いですか?
遺伝子は違えど、自分にも展示されているものと同じものが入っているというのに?
じゃあ何故その気持ち悪いものをくっつけて生きていられるんですか?

わたしにとっては、そっちの方がよっぽど気持ち悪いです。


いつだってわたしは自分が何者なのか考えています。
それが一番面白いと思う。
のに、なぁ。


BGM# Waive「春色」

2004/04/19(月) あいのひと

    気持ちは 歌に
    歌は 空気に
    愛は 光に
             (日渡早紀「ぼくの地球を守って」より)



元ジュディマリのYUKIちゃんの歌う姿を見ていると何故だか無性に泣きたくなります。


それは彼女が愛を歌っているからだと 思う。


あの小さな体をめいっぱい使って
たまにシアトリカルに動いたりして
その様子はまるで弾む球体です。
見ているだけでウキウキとさせてくれます。
そしてその声はきっと空に響く。


彼女はとても正しくてまっすぐなもののように感じます。
彼女は何かとても美しいものを持っているように感じます。



そしてそれをもたない私は ただ

平伏してしまうのです。


BGM# YUKI「ハミングバード」

2004/04/17(土) ひととき
高校のときに同じクラス同じ部活だった子から突然のお誘いがあって、久しぶりに一緒にごはんを食べました。
暖中か上海月がいいってつまり中華がいいのね、だったら天気悪いし近いほうにしようよってことで上海月に行きました。
やったら店員さん(店長?)に話し掛けられてちょっとうざいなぁと思いつつも(笑)
でも丁寧な説明で勧めてくれたデザートは美味しかったから許す。
プーアール茶をつかったティラミスはあっさりさっぱりで締めとして相応しかったです。

で、そのあとまだ時間あるねーってことでカラオケに。
ふたりとも古い曲しか歌わないという悲しさ(笑)
ゆずとかチャゲアスとかスピッツとかコブクロとかマッキーとか米米クラブとか。
しかし「太陽と埃の中で」は名曲だなぁ。

(あ、そういえばカラオケで気づいたのですが私、自分の身分を証明できるものが何一つないみたいです。
学生証は切れたし、免許証持ってないし、保険も外れちゃったから保険証もない。
これやばいよなぁ、会員証とか作れないじゃん。歯医者も眼科も行けないし…。)


この子とは高校時代に遊んだとかいう仲じゃなかったんだけど、
ちょっとバカになっても許されるっていうか、そういう気楽さがあって、すごい大切な友達だなぁ、と思います。


BGM# 一青窈「もらい泣き」

2004/04/13(火) 幸せであるという不幸
私が自身を看護師に向いてないとする理由の最も大きなものは、
『他人の気持ちが分からない』
ということだったりします。


以前、級友のお父さんが突然お亡くなりになるということがありました。
担任はその事実を泣きながら伝え、それを聞いて泣いてしまった級友もいました。
私はというと、何も感じていませんでした。
その光景を見て、なぜ泣くんだろう?と不思議に感じていました。
ですから、お葬式にも参列しませんでした。
意味も分からないまま手を合わせても、意味がないと思ったからです。
今思うと、お父さんが亡くなったその子はとても辛いだろうな、と共感して泣いていたのではないか、と思います。

私はこの『共感』ということがとても苦手なのです。
『その人の立場になって考えなさい』といつも教えられてきました。
でも、私はいつだって客観的過ぎるのです。
いつだって我関せず、結局は他人事にしか思えないのです。

『その人の立場になって考える』ためには、ある程度似通った体験をしていないと無理だと思います。
想像はあくまで想像です。
そしてそれはその人の能力によって限界がある。悲しいけれど。
結局、手首を切る人の気持ちは切ったことある人にしか分からないし、
大切な人を失う悲しさは大切な人を失ったことがある人にしか分かりません。

そして、私は身内が死んでも泣かないような気がするのです。
いや、父や母、兄ならば泣くかもしれません。でも、祖父母では泣かないような気がする。
だって彼らはきっと近いうちにそれが訪れるだろうことが、分かっているから。
そういえば田口ランディ氏も同じようなことを書いていて、とても安心した覚えがあります。
(だから私は田口ランディが好きなのです)

でもいくら考えたって答えがでるはずがありません。

だって私は不幸なことに、不幸なことがなかったのですから。


BGM# くるり「WORLD'S END SUPER NOVA」

2004/04/10(土) ささいなことで
366日、それぞれ誕生花というのがあてはめられています。
でもそれって1種類じゃなくって、本によって結構色々違うんです。
例えば私は一番最初に見た本では水仙だったのに、他の本では水仙は私の1日前の誕生花で
私の誕生花は木瓜だったりとか平気であるんですけど。
そんな中で私の誕生花がコブシだって書いてある本があったんです。
そして“その日生まれの人はこんな人”みたいなところにはこうかいてありました。


  たとえあなた以外の全員が別の道を選んでも、自分は信じる道を進む、そんな強い意志を持っています。
  誇り高く、けっしてくじけない孤高の人。

なんとなく、嬉しかった。だってまさに今の状況のようで。
私以外の同級生は、看護師として就職する、もしくは保健師や助産師の資格をとるために進学する、といったように
看護学校を卒業した人ならではの道を進みました(救命救急を志して消防に行った人もいますが)

私だって、やろうと思えばそう出来たのです。
進学先に落ちた時点でも就職先はいくらかあったし、今もあると思います。
看護師というのはそれくらい就職に関してはまだ恵まれています。
でも、しなかった。
それは諦めでも怠惰でもなく、私の意志です。考えた結果なのです。
それを認めて欲しかった。


どこかにいる誰かが何気なく書いた言葉でこんなにも支えられることがあるんだ。


---------------


昨日借りた本。
・切り花図鑑 一番新しい花に出会える
・花の事典 新品種&人気の花
・嶽本野ばら「カフェー小品集」「ツインズ」

バイトの勉強用、休日の暇つぶし用として。
野ばらちゃんの文章中における知識をオリジナリティ溢れかつ分かりやすく解説する表現はぜひ参考にしたいといつも思う。


BGM# BOOM BOOM SATELITES「I WIll DIVE FOR YOU」

2004/04/08(木) 役に立たせる
無事連絡もついて、昨日からバイトが始まりました。
バイトは自分のやりたいことをやろうと思って選びました。
お金のこととか親の期待だとか周囲の目だとか、そういうのいっさいなしで考えて、自分がやりたいこと。
それが、花屋だったんですけど。

初めてのバイトで新しい人間関係。
6時間飲まず食わず立ちっぱなしで接客業。
手はバラの棘で傷だらけ。
でも、不思議と辛くない!
それはやっぱり好きなことをやってる充実感のおかげなのかな。

でもそれもあるんだけど、看護学校時代の実習に比べたら…っていうのもあるんだろうな。
最も大変なサービス業の一部を体験したことがここに来て役に立ったと感じます。

無駄になる経験っていうのはないと思う。
あるとしたらそれは、無駄にさせてるんだと思う。

あるものは使わなきゃね。


BGM# 鬼束ちひろ「ROLLIN'」

2004/04/06(火) 不安の基準値
遅くとも火曜からはローテーションに入ってもらうから、その前にもう一度電話する
と、バイト予定先から言われたのです。
それは確認もしたしメモも残ってるし、だからそう言われたということは事実なのです。

なのに電話が来ないので、すごい不安。
本当にこのメモは正しいんだろうか。何か食い違いがあったんじゃないか。
気持ち悪い。静かに脈が速くなってる。喉で脈打ってるのが分かる。指先が冷たい。腹痛が定期的に来る。
いつ電話が来てもいいように家から離れられない。携帯を手放せない。
耳が鋭くなってる。何もしてないのに疲れる。
ストレスだ。自律神経に負担がかかってるんだ。

この不安は、誰でも感じるものなんだろうか。
この状況なら、誰でもこれくらいの身体症状が出るものなんだろうか。

基準が知りたい。

普通ってどれくらい?

私は、異常?


BGM# SOFFet「春風」

2004/04/03(土) プロ
先クールの月9の「プライド」は野島伸司さんの作品で、
私は割と面白い方なんでないかなーでもメイビーはないだろーと思いながら大体全話見ていました。
その中で、主人公の木村拓哉さん演ずる『ハル』と竹内結子さん演ずる『アキ』(漢字忘れた…)、
そして谷原章介さん演ずる『夏川』の間の関係性を表す表現として

  あなたは春。私は秋。どうせ季節は繋がらない。
  僕は夏。君は秋。離れていても、季節は繋がっている。

という感じのくだりがあって、ふーんと思いながら見ていました。


私は今まで見た野島伸司さんの作品の中では、「世紀末の詩」が一番好きです。
『愛とは何か』をひたすらに問うていくお話なんですが、
ファンタジー要素も少し入ってて読みやすい哲学書みたいなイメージです。



先日「世紀末の詩」ノベライズ版を改めて読んでいたら、
山崎努さん演ずる『夏夫』と、昔好きだった女性『冬子』の間には『千秋』という子供がいた、というくだりがありました。
夏と冬の間を繋ぐ千の秋、というような感じだったかな。

野島さんが同じネタ(っていうと品がないけど)を使いまわしているんだと気づいた瞬間、ショックを受けました。


…ずっと書きつづけるっていうことはものすごく大変なことだっていうのは分かってるんです。
音楽でも、文章でも、“全く新しいもの”を生みだすのはもはや奇跡に近い。
だから似てしまうことは仕方無いのだと思ってるんです。
でも、これは“似る”どころじゃなくて、“同じ”です。

なんとなく現実を見てしまった気がして、少し悲しくなりました。
そう思って読み返すと、野島さんが書くと夕日はいつも蜜柑色だし、盲目の人は大抵心がきれいだし、
母親は女としての生き方を選びたがるし、良い母親ならば病弱。
思考パターン、みたいなものだと思うんだけど。


プロの作家さんでさえ、こういうことが起こるのです。
ならば、私は?


想像力は枯渇してしまうものなんだろうか。

…こわい、


BGM# aiko「ロージー」


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.