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2005/02/28(月)
過去の自分と、現在と・・・。
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「過去」の自分を否定することは、 「現在」の自分の存在を否定すること。
どんなに辛い、嫌なことが「過去」にあったとしても、 消し去ってはいけない。 忘れてはいけない。 無かったことにしてしまってはいけない。 すべてを「否定」して消去してしまっては、その時に苦しんだ自分を自分自身で蔑ろにするだけ。 そして、トラウマとなって、同じことを繰り返すだけ。 それでは、その時に苦しんだ意味が無い。
だからといって、 すべてを「肯定」して受け入れる必要は無く、 何が、辛くて、嫌な出来事だったのか、 それは、自分自身の力で回避することができたことなのか、 自分の手の届かざるところで行われ、どうにもならなかったことなのか、 それを、整理して、事実を受け入れるしかない。 それは、肯定でも、否定でもなく、 ただの事実として。 そして、人は強くなれる。
「強き人」は、弱さを奥底に隠し、見せないだけ。 いつも笑顔で生きている。
「弱き人」は、一人で生きることを放棄し、 自分は弱いからと言い、 他人にしがみつくことでしか生きられない。 それは、ただ、強くなる努力を怠っているだけ。 誰もが、弱さを持っているというのに・・・。
人は、二つの矛盾を抱えて生きていると思う。 「善と悪」 「怒りと悲しみ」 「強さと弱さ」 「理想と現実」 それは、その時の感情や理性によって出現し、制御され、変化し表れる。
さて、現在の自分はどこに存在するものか・・・。 それにしても、 「自分の手の届かざるところで行われ、どうにもならなかったこと」というのは、一番嫌ですね。やれやれ、です。 自分の努力で、如何様にもなるのなら、なんとかしますよ・・・ね。(笑) ならないからこそ・・・嫌ですわ〜。 それこそ、「神頼み」しかないのよね・・・しくしく。
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