気まぐれ日記
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2005/07/13(水) 弥生ちゃん・・・裏設定(妄想)日記1。
掲示板で予告したとおり、「スタンド アローン」の弥生ちゃん裏設定といきましょうか。
暴走だったら、すみません・・・脚本家殿。



「スタンド アローン」より・・・*年前のある日。

神田 弥生(20歳)は、順調に3年生の大学生活を送っていた。
そんなある日、出来事が起こった。
弥生は、いつものように大学の講座に出席し、講義のノートを取っていた。
そんな弥生の後ろから、声が聞こえた。
「字、綺麗だね。」
男の声が背後から聞こえた。
初めは、自分に話しかけているのではないと思っていた弥生であったが、
一心に背後の視線が自分に向かっていること、
その感心するような言葉が自分に向かっていること、
に気がつき、しかたなく振り返ることにした。
「なにか、御用ですか。」
弥生の冷たい言葉に臆することもなく、満面の笑みを浮かべながら、その男は言った。
「そのノート、写させて!」

数分後、
弥生とその男は、大学の食堂にいた。
弥生の目の前には、食堂一豪華な「ゴールデンスペシャル定食」が置かれ、
男の目の前には、「弥生のノート」が置かれていた。
男が必死に自分のノートを写している姿を目の前にして、しかたなく「ゴールデンスペシャル定食」に箸をつける弥生。

・・・こんなはずではなかったのに。
弥生は苦笑した。
「今日、このノートを使うから貸せないわ。」と答えたはずなのに、
「じゃあ、*分で写し終えるから。」と言うやいなや、男に食堂へと連れて来られてしまった。
それも、
「ランチ食べてるうちに、すぐ終わらせるから。」
と言われ、今に至る。
・・・もはや、駄目と言えなくなってしまった。
ずうずうしい、と思いつつも、・・・断りきれなかった自分が情けない。
しかたなく、「おごってくれる」というランチを食しつつ、男の行動を見守る。
思っていたよりも美しい文字と、
時折、文字をそのまま写すだけではなく、ノートの内容に補足を書き加える姿を目の当たりにして・・・少し、うろたえる。

「ありがとう。助かったよ。」
結局、男は約束の時間よりも短時間で写し終えてしまったのだった。

「弥生ちゃん、ありがとう。明日もよろしくね。」
どこで知ったのか、弥生の名前を男は呼んだ。
ノートに挟んでいたプリントを見たのだということは、後でわかったが、
抜け目のない、ずうずうしく、人懐っこい・・・この男は、榊原 和也といった。

「明日も・・・ねぇ。」

弥生は、深くため息をついた。


つづく。・・・のだ。


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