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2007/05/16(水)
感想大会
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お茶室に蟻が発生してました
ふうさんはふまきらー蚊・蝿を持って応戦しました！
では感想行きます
カナカナカナ
ひぐらしの声が聞こえる
あぁ、夏が来る
でも、此処に七月は永遠に来ない
また六月が来る
今度はどんな六月？
繰り返される悲劇の隙間から叫び声が聞こえる
「いつかお前を喰ってやる！」と
『ひぐらしのなく頃に 語咄し編』
ひぐらしのなく頃に小説大賞受賞作のアンソロ
ホラーだけじゃなく、ほのぼのやギャグ、果てにはＳＦなんかもあって面白かったです
おいらは「リトル・デーモン」と「鬼騙し編」が好みでした
これは両方ともホラーなんですけど、この二作だけ見てもタイプが違う
それぞれの面白さがあって、筆舌着くし難い感じ
ひぐらしの多面性を感じます
私は何も知らずにそこに足を踏みいれた
歪んだ学園
地図の無い校舎
誰かが沈んでいる湿原をみおろす丘が哭く
開かれる奇妙なお茶会、巻き起こる滑稽な殺人劇
二月の訪問者の耳に声が届く
「麦の海に沈む果実」
彼の声だ
「わたしが少女であったころ、」
さぁ、黒い紅茶を飲みましょう
「わたしたちは灰色の海に浮かぶ果実だった。」
これは、私が古い革のトランクを取り戻すまでの物語である
恩田陸『麦の海に沈む果実』
ザ恩田ワールド！
この薄暗い感じが良い！
恩田さんって少年少女書かせると天下一品だよね！
本人曰く、ゴシックホラーらしいよ
とにかく、途中で止められないくらいのめり込んだね！
この色々と不消化な後味も良い感じよん
一冊の本の話をしよう
不思議なルールを持つ本の話を
幻と呼ばれるその本は実在する？
でもきっとそんなことは関係無い
その赤い表紙の本の名前は
「三月は深き紅の淵を」
恩田陸『三月は深き紅の淵を』
一冊の本に関する四部作
だけどまったく繋がりが無いの
こんな連作初めて読んだ感じ
特に最後の「回転木馬」は斬新過ぎて驚くけど、違和感・・・というか、読み難さ(？)は無いかな
でも、とにかく不可思議
とにかく薄暗い
そんな感じ
犬の名前が『役立たず』ってあたりのセンスに、特に脱帽(笑)
残りはまたね
後
『鬼刻』
『新耳袋』
『紅蓮の御霊姫』
『黒塚』
『怪コレクション２』
『はかない想い』
『少年陰陽師』
『魍魎の匣』
『12歳の文学』
『黄金の百合の骨』
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