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2003/04/18(金)
えらいこっちゃ
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先日生まれた仔馬は自力でなかなか立つことが出来なくて人の介助が必要で、今朝2時までずっと1時間半おきに主人と二人で交代で立たせておっぱいを飲ませるという作業を黙々と行っていた。 間に子供の参観日を挟み、授業で先生の声が子守唄のように聞こえ眠くなったのは何年ぶりだろう(笑) この仕事は楽しいことばかりではない。毎年ではないが、何かしら問題が起きる場合がある。生き物を飼うということはそういうものだと分かって従事してはいるものの、何年たっても慣れない。 今年は黄疸の馬も出る予定なのでまた徹夜するはずだ。 黄疸と診断されている母馬の母乳は絶対に与えてはいけない。最悪飲むと死に至るから。医学的な見解はさておき、「早く自分で頑張っておっぱいを探して飲んで〜」と願う馬にはなかなか飲んでもらえず、こういった「飲まないでね〜」と願う時にはちゃっかり探し当てるのが上手だから困ったもんだわ(苦笑) 通常の仔馬は30分おきにおっぱいを飲む。徹夜で監視し、飲むのを阻止しなければならない。人も仔馬も必死だ(笑) その間に母乳をどんどん搾って捨てなければならない。この作業も結構つらいものがある。腱鞘炎になりそうだ。 黄疸の度合いにもよるが最短で12.3時間ほど頑張ればあとは飲ませてやれるはずなので頑張らねば。 何を好き好んでこんな仕事をしているのか、一般の方には理解しがたいのではないだろうかとつくづく思う(笑)
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