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2006/05/12(金)
午前4時のひとりごと。
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知り合ってあんまり間もない友達に尋ねられたとする。
“○○の□□ってアルバム聴いた事ある?”と。
正直聴いた事なかった。
むしろそのアーティストが誰かも分からないようなCD。
しかし、あまり話す話題もない中で、必死に話題を振ってくれた友達。
そんな友達の勇気に後押しされ、
つい、
“あー!□□やろ?聴いた事あるよ!!”
って言ってしまう自分。
まるで興味もないくせに。
しかし、僕から“聴いた事ある”と返答を受けた友は、
“マジ?!聴いた事あるんや!!俺のまわりほとんど聴いた事ないって奴ばっかりなんよねー。
俺以外で初めてあのCD聴いてる奴会ったよ!””
・・・じゃ、そんな質問すんなよ( -_-)
さらに友達は話す。
“あのアルバムの中でどの曲が好き!?”
初めて自分と対等にそのCDの話ができる奴と出会った!!
そんな風に感じた友達のテンションは鰻登り。
いまさら“やっぱり聴いた事なかった”なんて言えるような状況ではない訳で。
こうなったら嘘をつき通すしかない。
そう決意した僕は、友達の問いに必死にこう答えた。
“あのー、タイトル忘れたけど、最後から二番目の曲!!”
・・・経験的に最後から二番目の曲(ラス2)はイイ曲が多い(と思う)。
アルバムも終盤戦に差し掛かり、最後の曲に向けてワンクッション置くための曲。
アルバムの中でアクセントとなりうる曲。
そんな曲が多いイメージがあるラス2を好きな曲に挙げてみる事にした。
改めて言うが、僕はこのCDを聴いた事がない。
さらに僕はこう付け足す。
“あの曲はイイ意味で○○っぽいけど、他の曲と雰囲気違うよね?なんか新境地みたいな!それに歌詞はおもしろい言葉遣いしてるしね!!”
はい、ここまで言えたらパーフェクト。
“○○っぽい”、“新境地”なんて言われたら、そいつらのファンである友達は嬉しくなるに違いない。
さらに言葉遣いが“おもしろい”。
この誉め言葉、ハズレがはない。
たいていの曲に通用してしまう誉め言葉だ。
その曲を熟聴している人にたいしてなら尚更。
それに対して友達がまた曲について語ってきたら
今度はひたすら賛同してやればいい。
僕の事を自分と同じ趣味のある奴だと認識した友達がそう簡単に疑うことはあるまい。
そして何気なく話題をありふれたものに変えていけば、
その場は盛り上がり、
その友達との仲が少しだけ親密になるだろう。
この話、結局言いたい事はこうだ。
ある程度良識があり、今までそれなりに多くの人と交友関係を築いてきた皆さんには、
こんな文章は参考にせず、
普通に友達と仲良くなってもらいたい。
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