大奥日記
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最新の絵日記ダイジェスト
2012/03/30 上等な人間
2012/03/29 天命の子
2012/03/28 塔ノ沢にて
2004/03/26 「大奥スペシャル−幕末の女達−」
2004/03/12 江戸城へ行きました

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2012/03/30(金) 上等な人間
37話での松平慶永邸にて勝と帯刀の会話。

熱くなる帯刀に対し勝が諭す場面。

「上等な人間ってものは、力で人は動かさねぇもんです。」

 --- 帯刀の台詞(省略) ---

「ではどうやって?」

「心です!」

「心で動かすもんですよ。」

勝の言葉が胸に染みたと帯刀は目から鱗の様子でしたが、
帯刀の素直さに感心する勝でもありました。

確かにこの言葉も良い台詞ですよね。

2012/03/29(木) 天命の子
最終回の更に終わり近くの場面にて、

天璋院様が生まれて来る曾孫の為に縫い物をしている時、そこへ勝がやって来て・・・
の場面で天璋院様が勝に語る台詞。

「人の幸せとは地位や名誉、まして財産などではなく、
気のおけぬ友や家族と過ごす穏やかな日々にこそあるのだと思おておる。」

 --- 勝の台詞(省略) ---

「誰もが天命、果たすべき何かを持って、この世に生まれて来るのだからな。」
「そうじゃ、天命じゃ」

これこそが大河【篤姫】の主題とも言える場面であり台詞だと思うのです。

途中再三に渡って『役割』という言葉が登場します。

武士の役割を母お幸の方が、幼い於一に説明する場面から始まり、
調所の役割、井伊の役割、天璋院の役割等々・・・
これら全てが天命なのだということ。

天璋院様のこの台詞、本当に心に染みます。

原作とドラマを通して【天璋院篤姫】【篤姫】共に教訓が満載だと思うのです。

そして特に原作は文章表現が巧みで美しいではありませんか。

2012/03/28(水) 塔ノ沢にて
塔ノ沢で

和宮が亡くなった建物を見た

胸がふさがり

懐旧の涙が

袖をしぼるほどあふれるのを

私は

抑えることができなかった

       (天璋院の日記より)
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君が齢

とどめかねたる早川の

水の流れも

うらめしきかな


          【天璋院】

 和宮の終焉の地、神奈川県箱根町・塔ノ沢の環翠楼を訪れて


<環翠楼> http://www.kansuiro.co.jp/

静寛院宮様(和宮様)が環翠楼で療養、そしてお亡くなりになられたのは明治10年。

天璋院様(篤姫様)が和宮様を偲んで環翠楼を訪れたのは明治13年。

現在の環翠楼の建物は大正8年に改築されたものなので、
和宮様や篤姫様が泊まられ、ご覧になられた建物とは違っています。

しかし同じ山や川の風景や空気を、当時と同様に今も感じる事が出来るのは、
お二人をお慕いする私達にとって嬉しい事ではないでしょうか。


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