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2012/03/29(木)
天命の子
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最終回の更に終わり近くの場面にて、
天璋院様が生まれて来る曾孫の為に縫い物をしている時、そこへ勝がやって来て・・・ の場面で天璋院様が勝に語る台詞。
「人の幸せとは地位や名誉、まして財産などではなく、 気のおけぬ友や家族と過ごす穏やかな日々にこそあるのだと思おておる。」
--- 勝の台詞(省略) ---
「誰もが天命、果たすべき何かを持って、この世に生まれて来るのだからな。」 「そうじゃ、天命じゃ」
これこそが大河【篤姫】の主題とも言える場面であり台詞だと思うのです。
途中再三に渡って『役割』という言葉が登場します。
武士の役割を母お幸の方が、幼い於一に説明する場面から始まり、 調所の役割、井伊の役割、天璋院の役割等々・・・ これら全てが天命なのだということ。
天璋院様のこの台詞、本当に心に染みます。
原作とドラマを通して【天璋院篤姫】【篤姫】共に教訓が満載だと思うのです。
そして特に原作は文章表現が巧みで美しいではありませんか。
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