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2004/11/14(日)
コラテラル
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「コラテラル」を観た。
穴だらけの脚本。 開巻10分、トム・クルーズ登場までの主人公のキャラ紹介までは、導入として抜群。が、タクシーの上に死体が降ってきた瞬間、この映画はまともにつき合うに値しない映画となった。
殺し屋の間抜けさも、逃げる機会山盛りなのに なぜだか逃げない主人公も、どうにかならないものか?
殺し屋系コメディにするか L.A.市内を舞台にした男二人のロードムービーにするか どっちかにすればすっきりしたのだが、 最後はターミネーターかよ。 クライマックスは、いっそトムの銃弾が地下鉄の運転手に命中し 列車が暴走…くらいやれよって感じだ。
トムの役柄が殺し屋じゃなくて、ただの借金取りだったら、 もっと論理的に話も進んだろうに。
マイケル・マン、今回は青だけでなく赤も混ぜた色彩設計。 意味無く出てくる狼もカコイイ。 80年代の頃のタッチに逆戻りしたみたいで嬉しいが やっぱりなんだか勿体ない。
とにかく観ていてイライラさせられる映画だった。
これが「コラテラル・ダメージ」というやつか…。
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