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2004/12/29(水)
あのバンドのその後は?
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26日のバンドの話が、昨日のヤフートピックスになってしまった。 バンドの知名度は一気に全国区へ。
この話って、今年半ば頃の、某殺人事件の映画化とその上映中止にまつわる騒動に、似ている点がいくつかある。
○振り上げた拳の下ろし先がない事件が発端。
○「多分、こいつらは安直にも、こう考えているんだろう?」 という憶測を産みやすい、送り手のプロフィール。
元ヤンキーの映画監督で主演はAV嬢 頭悪そうなヴィジュアル系小僧バンド
○2ちゃんねるを中心に、怒れるネット住民がまとめサイト設置。 大勢が公式や事務所のBBSヘ乱入。便所の落書き状態で、もう無茶苦茶。
○公式サイト閉鎖。批判されている渦中で当事者ダンマリ。
その後の経緯はどうなるか知らないが、ここまで、ほとんど一緒。 世間から反感を買うような事をした場合、少なくともネット上では 情け容赦のない攻撃が行われる。 特に2ちゃんねるの情報伝搬の速さたるや凄いものがあり、 公式サイトにBBSなんて設置してたら、問題があるとされる行為を 行った当日から猛爆撃が加えられる。 サイトがなくっても、そのうち、関係者の電話番号などがネット上の どこかで晒されて、やがてリアル世界にまでその影響は及んでくる可能性が出てくる。
単純に2ちゃんねるが悪いのか? いや、ネットがある限り、こういう事はなくならない。 キーボード入力で簡単に発動してしまう人それぞれの善意や悪意は、 抑えようもない。 人がネットを使う限りついてまわる事だ。
送り手は、それを前提に物事を進めなければいけない。 例えば法的に問題がない行為でも、目立つところで 極端なまでに一般が考える倫理・道徳観、分別、節度から遊離した行為をなせば まずネット上で何らかのジャッジが下される訳だ。
世の中便利になったんだか、不便になったんだか、よく分からないが ほんとにネットって使いようだ。
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