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2005/01/20(木)
ええ、泣きましたとも
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発売になった最新の「映画秘宝」で、2004年ベストワン映画に 「スパイダーマン2」が選ばれていた。 秘宝らしいというか、えらく普通なところに着地したと言うか。
確かに「スパイダーマン2」は超ベテランによる良い脚本と ライミの演出がうまく融合していて、ヒーローものにしては、 かなりレベルの高い仕上がりになっていたと思う。
いや、実は中盤のハイライト、電車止めるところで泣いた。 主人公ピーターの自己犠牲が、市井の人々から理解を 得るという感動的なシーンだ。
同趣向のものに「デッドゾーン」のラストがある。 使命を終えて息絶えるクリストファー・ウォーケンの姿は これまた感動的だった。 この手の展開は個人的にツボで、絶対に泣く。
列車を停め終えて意識を失い、落下しようとするスパイディを 支える人々の手、手、手。 やばい、これは泣く、あああ涙が…、みたいな。
で、話を戻すと、その日は大勢で鑑賞中だった。 劇場の暗闇の中で、周囲の仲間に泣いている事を悟られたくなかった。 だって「スパイダーマン2」なんだもん。
という訳で、鼻をすする事も、涙を拭う事もしなかった。 涙と鼻水流れっぱなしで平静を装った。 すごい状態だったと思う。 映画自体、なかなか楽しめたが、とにかく このまま涙が乾くまで、永遠に終わらないでくれ!と願った映画だった。
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