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2005/12/08(木)
ネット上じゃ褒められまくりですな
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http://www.h2.dion.ne.jp/~magara/negadon_poster.html
噂の「惑星大怪獣ネガドン」をヤフーBBのストリーミングで見た。ネット配信だったので、画質はイマイチ。 なので、昭和の質感にこだわったCGがうたい文句の本作を100%「見た!」と言い難いのが残念だ。
中身は少人数で作った自主映画体勢の作品。 キャッチコピーやポスターでやたら昭和特撮への目配せをやってるから、どうにも気になって見てしまった。
別に昭和じゃなかった。 基本レトロ風味だが、普通にパラレル未来もの。よくある感じだ。ヒネリもないし、ところどころエヴァをインスパイヤ。 怪獣は平成ガメラをインスパイヤ。 巨大ロボもレトロ風味だが、よく見るとやっぱり今風な感じ。 むしろドリル程度で昭和を主張するのがちょっといただけない。昭和ロボっつったら、シワだろ、シワ?!何でCGで着ぐるみ特撮を再現しないのかなぁ。と思っているのは私だけか?
戦闘シーンのコンテ割りは今時のゲームのデモ画面的で、特に昭和テイストの再現に尽力しているようには思えなかった。 むしろ見せ方とか、レベル高い部類には入らない。
いや、実は話だけ聞いた時点では、吊り特撮独特の戦闘機の挙動とかカメラワークとか、炎や煙のしょっぱい感じとか、ミニチュアが壊れるような感じとか、そういうものを期待していたのだ。 それを高度なCGテクで再現したら、それはそれは凄い見せ物になるのではないか?と妄想していた。
しかし、どうもそこまでやるのはハードルが高かったのか、作り手の意識がガメラっぽい方向に行ってしまったのか? ともあれ、DVDや劇場の画質じゃないと、正当な評価は下せないが、でもあまり私の感想は変わらないと思う気がする。 30分以下の尺なのに、途中で寝てしまいそうになったし。
この手のベクトルだと、お話は笑いに転化しないとどうにもならんだろうに、真面目にドラマ志向。だがそれも…。 脚本に関しては画質抜きに論外と。
結局、若手CGクリエイターの習作という事でよろしいか? 若くなかったらゴメン。 でもこれがワンマンアニメ「星のこえ」に続いてDVD高セールスを叩きだしたら、少数精鋭体勢のデジタル作品の未来は益々明るくなるんだろう。
あっ、ポスターは大傑作!純粋に作った人を尊敬する。
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