サンダーボルトマーケット店主日記
サンダーボルトマーケットは引越しました(2008.9.10)
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2006年4月
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2006/04/30(日) 映画二本立て(今年初劇場)
「ロンゲストヤード」のリメイク版を観ました。

オリジナル版のネート・スカーボロ役でバート・レイノルズが出演。
出番も多く、なんだかオリジナル版のその後を観ているのかと。

試合がはじまっても、ユニフォーム「22」番はバートのために用意していまして、もうそれだけで半泣きです。

展開も基本的にオリジナルに忠実で、時折、ちょっとヒネったり、オリジナルで粗っぽく処理されていたところをフォローしたりと、至れり尽くせりなリメイク作でした。

主演と制作総指揮を兼ねたアダム・サンドラーはとにかくオリジナルをリスペクトしているようで、「自分の出番はいいので、バートさんお願いします!」みたいな立ち位置。
あまり好きな役者じゃなかったですが、大いに好感もてました。

例えばトム・クルーズの「ミッション・インポッシブル」。
オリジナル版の主役フェルプスを悪役にしてラストで抹殺。自分演じるイーサン・ハントでの新シリーズを始めまっせ、みたいな極悪スタンスとは雲泥の差です。

とはいえ、オリジナルに敬意を払い過ぎて、ちょっと閉じた内容になっているかなぁ〜とも思えるのですが、そこはオリジナル未見の若い人の意見を聞いてみたいところでした。

二本立てで「Vフォー・ヴェンデッタ」観ましたが、途中で寝まして、主人公Vの誕生にまつわる重要なシーンを見ていないので、あまり語れません。でもまあ、今何でこれなの?みたいな感じでした。

こんな単純化された図式の映画から、現実にリンクする政治的なメッセージを汲み取るのは、私にとって至難の業です。

2006/04/27(木) 足元見やがって
ファーストガンダムのDVD-BOXが12月発売だと。

BOX1は24話、6枚組で37800円(税込)
1枚あたり6300円。

例えば最新のガンダムSEEDの4話収録ディスクと同価格。
まあSEEDよりも遥かに面白いので安いくらいかもしれません。

ターンAガンダムなんて、4話で8,190円。
それに比べたら超お買い得プライス。

なんとフィギュアも付いてきます。
これは買わないと損です!

と自分で書いていて、虚しくなります。

既に発売されている北米版ファーストガンダムは定価1巻25ドル。
英語吹き替えにされてなければ、多くのガンダマーはそちらへ流れているでしょう。

原産国の方が高いものを買わされるのは妙な話です。
まあ、日本のオタクは「アニメ税」をメーカーに払っている訳です。

客層が絞られるマイナーアニメ、深夜アニメ、OVAじゃあるまいし。
いつまでLDプライスのノリを続けるのかと問い詰めたい気分です。

いつかバチが当たって、バンダイはタンスの角に小指でもぶつけてしまえばいいのです。

結局、クソ重たく、場所を取るファーストガンダムLD-BOXを手放す事ができないのが悔しいのです。

しかし、本放送を部活をさぼって全話制覇した中学生時代。
あの当時、ガンダムがこんなデカイ商売になるなんて予想もつきませんでした。
今じゃ、コンビニの店内に入ると、絶対に店内のどこかに「ガンダム」という文字を見つけることができます。

異常です。
異常ついでに「イデオンも皆、いじってやってくれよ」と言いたい気分です。

2006/04/26(水) 抜き型
ようやくショルダーホルスター用の抜き型が完成。
抜き型を革の上に乗せて、プレス機のようなマシンでブシュっと上から押せば、型通りに革が抜ける訳です。

パーツ類の選出も終わり、裁断面を磨くためのノリの独自調合も完了。あとは各パーツを切り出して組み立てるだけ。
いよいよリリースが間近に迫ってまいりました。

で、なぜに今ショルダーホルスターなのか?と言いますと、自分がずっと欲しかったからです。
しかし、携帯を入れるショルダータイプはなかなか自分のニーズに合ったものがありませんでした。

ナイロン製のぺらっぺらなものは嫌ですし、マジもんのガンホルスターのようにゴツイのは着けてて抵抗があります。
本気っぽくないよう、ちょっと力の抜けた感じで、それでいてしっかりしたものを作りたい、それが大きな命題でした。

所詮は携帯のような小型軽量のものを入れるためのものですから、ベルト部分は極力簡素にして、日常の使用に違和感がないように色々と心がけました。

発売はブラックとブラウンの2色。

ブラックに関しては、背中の金具類が銀色のバージョンと、黒っぽい金属パーツで統一したもの、2種類を用意します。普通は黒革に銀の金具というのが定番ですし無難ではありますが、今回に限ってはどうもパンキッシュな感じがするため、もう少し抑えたバージョンも作りたくなったのです。

今回、はじめて革小物をデザインしてみた訳ですが、知恵の絞りどころ満載で、やりがりのある作業でした。
今後も世の中にありそうでない、ちょっと男らしいものをリリースしていきたいと思います。

何とぞよろしくお願いいたします!

2006/04/24(月) V2
ヴィランのモデル2(当面は仮称「V2」という事で)を一泊ツーリング旅行に着てみました。
その色合の変化を見るためです。

全体的に赤身がかってきたのですが、写真ではまだまだ分かりづらいレベルですので、全体の変化は追ってレポートしたいと思います。

で、今回で一番顕著だったのは各所の黒ずみ汚れです。
裾や襟元、袖口など、汚れが目立ってまいりました。
そりゃ、色をつけてないヌメ革ですから当然です。

革の変色ではなく、汚れ・排ガスなどによる黒ずみが数日着ただけで顕著についてくるので、作る側も購入する側も相当に覚悟が必要という感じです。

革が良い感じにヤレてくれば、黒ずみも迫力を演出するポイントになってきますが、着始めはどうも小汚い感じに見えてしまいます。これはやむなしでしょう。

ともあれ、今後も極力袖を通し、日中はベランダで日干しして色々テストしてみたいと思います。

それより現在は携帯ショルダーホルスターの製品化間際でドタバタの毎日です。
おそらく4月末には製品版写真をアップ。GW明けには出荷できるはずです。そちらも是非ともよろしくお願いいたします。

2006/04/23(日) 姪っ子が
小6になる姪っ子が家族の携帯を使ってメールしてきました。
自分の携帯が欲しいんだとか。

私は人の親ではないのですが、やはり姪っ子が物騒な事件に巻き込まれたら困るので、ブザーやGPS装備のキッズ携帯くらいは、月額数千円の掛け捨て保険感覚で持たせておきたい気持ちも。

捨てられたらおしまいなトホホアイテムですが、万が一の際でも、無事に帰宅できる確率がコンマ1%でもあがるのなら安いとも言えるでしょう。

で、姪っ子に電話で直接聞いてみると、「皆が持ってるから、携帯がないと肩身が狭い…」という答えが。まあゲームボーイの時と同じです。で、親から首に鈴をつけられるような感覚のキッズ携帯よりも、普通の携帯が欲しいそうな。どうも楽曲DLにもかなり興味があり、色々と機種比較をしているフシがありました。

親と子、両者にとって目的は違えど利害は一致する子供の携帯所持。
普及の流れはもう止まらないんでしょうね。
なんだかバカみたいに売れているそうですし。

不幸な事件に乗っかる不安産業はクソクラエですし、ゲームボーイみたいに子供の視力返せ!と言いたくなるような社会的に無責任な代物も困ったもの。

なくてもさほど困らない電子機器のみが進化して、「消費せよ消費せよ!」と連呼するゼイリブな世の中。

私らが子供の頃思い描いた、宇宙旅行、空飛ぶ車、家政婦ロボットなどが日常当たり前のダイナミックな21世紀が到来するのはいつの日なんでしょうか?

2006/04/21(金) 所さんの学校では以下略
遂にオフ会の模様がTVでオンエアされました。

どういう主旨の企画なのかと思いきや、アニソン同好会みたいな人たちと黒革のマッドマックス軍団の取材二本立てで、オフ会の何たるかをさらっとなぞる、みたいな感じでしたね。

現場での番組側からの要求はどこへやら、実にコンパクトかつ淡泊な内容に仕上がってまして、良かったのやら、悪かったのやら。
まあ、単純に“痛い連中”みたいな扱われ方をしなかっただけでもOKでした。

で、気になったのは同時上映、アニソン同好会の方です。
その手の歌は会社仲間や取引先との飲み会じゃ、場のムードを破壊するので歌いづらいものです。
それに、ある程度、知識を共有した人がいる場でないと楽しさも半減です。

なので、そういうものを求める同志がオフ会カラオケを開催するのは、必然なのでしょう。

そもそも我々だって、ワンフェスの前夜とかだと、必ず黒革メンバーが集結して、アニソン大会でございます。

少々ディープなもの、マイナーなものを歌っても、年期の入ったオタクが揃ってますから、合いの手やコーラス部分も安心です。
アニソン同好会の方々を見ていると、我々って恵まれてるなぁ〜と思いました。

とはいえ、実は私はまだ仲間うちでも特撮方面に関してはブレーカーを解除しておりません。

いつか女性とデュエットで誰に遠慮することもなく「今日もたたかう仮面ライダーストロンガー」なんかを歌えるような機会が来る事を祈ります。せめて50歳になるまでにね。

さて、土日はヴィラン2006モデルを着てツーリングです。土曜日は天気が良いようなので、色焼けが期待できます。日曜日は天気が良くない可能性があるのですが、雨を浴びるとどうなるか?を試す絶好の機会でもあります。
そういう意味でも今からワクワクなのです。
早く寝なきゃ!

2006/04/19(水) これは?
密かに開発を続けていたヴィランの2006モデルです。
え?この色って何?
ひょっとしてモックアップだとか?
いや、それはあり得ません。

タンニンなめしポニーのヌメ革をダイレクトに使ったヴィランです。

初代ヴィランはラフに扱う事で色落ち、剥げを楽しむ事を強く意識しましたが、今回はその逆です。
ヌメ革を皮脂や日焼けでどんどん色付けし、短期間でドラスティックな革の変化が楽しむ事ができるジャケットです。

スネーク・プリスケン ジャケットのレプリカとしての、もうひとつの方向性を模索した結果、このような思い切った商品開発へと踏み切った次第です。

私自身がこれから毎日着用して、その変化を随時お知らせしていこうと思っています。

いやぁ、まだ初日なのに、微細な変化が革に現れてきています。
例えばヌメ革のウォレットは、使い込んでいくうちにアメ色へと変化していきますが、まさにそのジャケット版です。

些細な色の変化で口元が思わずニヤリ。
本当に毎日の楽しみがひとつ増えました。

この試作品のおかげで、なんだか幸せな気分を一足先に味わっているのです。

2006/04/18(火) 昼ドラ
年末に新居へ引っ越して以来、すっかり生活スタイルが変わってしまい、昼ドラを観るようになりました。

この手の帯ドラマと呼ばれるものは、30分枠週5話で、40話前後放映しますから、ゴールデンの1時間枠12話ドラマと比較すると、1.5培以上の尺を約2ヶ月余という短期間で放映することになります。

ところが予算も時間もあまりありませんので、なるべくメインのセット内で物語の多くを片づける必要があり、そうなると必然的に会話劇、舞台劇的な要素が前面に出てきます。
キャストでごまかす事もできませんし、ゴールデンのドラマよりも脚本に要求されるものが大きいとも言えるでしょう。

で、年明けて幾つか昼ドラを観てきたのですが、ひどい番組と、制約の中で健闘している番組が半々、みたいな印象があります。

今放映されている花王愛の劇場「すてきにコモン」は、番宣段階ではほんわかファミリードラマに見えたのですが、フタを開けてみると舞台となるマンションの住民たちの揉め事を描き続ける展開で、意外と飽きさせません。
時々予想の斜め下をいくオチがあるのがご愛嬌ですが。

ともあれ、限定された舞台でお話を転がすチャレンジを続ける昼ドラから当分目が離せません。

私は十代の終わり頃、当時のとある帯ドラマに美術の下働き要員として参加し、過酷なスケジュールで死にそうになった事があるので、感覚的に帯ドラマのしんどさが理解できます。
いやもうね、セット1個でお話を全部済ませてくれたら、どんなに楽か…。

余談ですが、「すてきにコモン」が終わったら後番組に宮藤官九郎脚本作品が待機しているそうで、すでにファンの間では話題になっていますが、逆に昼ドラにクドカンはなんか場違いだなぁ〜と思ってみたり。

2006/04/17(月) 売り切れじゃねえ!
THE FIRSTはレンタル開始日と混同してました。
セルは21日じゃん!
カブトを見ていて、CMで気付きました。
うっかり者です。

昨日、グレイトな友人のおかげで82年、TV初放映時の「ニューヨーク1997」を観る事ができました。
水野晴郎の解説、晴郎 in ロケ現場という数10秒のサプライズ映像に加えて、当時のCMまで完全収録の超豪華版。

いやぁ感動ですよ、ホンダホンダホンダホンダのシティターボとか、ミクロジンクピリチオン配合とか、キリンシーグラムとか、もうね、涙ものの水曜ロードショー体験。

初放映の時は私もビデオに録画しました。
で、それをずいぶん前に破棄してしまい、もう青野武スネークの御声を聞くことは叶わんのかぁ…と思っていましたが、まさかCM付きで観ることができるとは。

昔は良く映画ファンにいました。
「俺はあれを録画してるぜ、CMをきれいにカットしてな」
と自慢げに話すヤツ。

私もCMカット派で、我が家のビデオデッキ(マックロード)の特性(録画停止すると約2秒くらいテープが巻き戻っちゃうとか)を把握した上で、TVにかじりついてCMカットに燃えました。
当時、自分の映画ビデオライブラリーにCMが入っているなんて、許せない事でした。

でも、四半世紀近くも経過してみれば、番組そのまま録画が俄然輝きを増してきますね。
まったく、CMカットなんて愚かな行為でした。ごめんなさい。

2006/04/16(日) 売り切れ
この世に正義は?

そんなモンモンとした気分をぶっ飛ばすために
「仮面ライダー THE FIRST」のDVDを買いに出かけましたが、近所のツタヤはとっくに売り切れでした。

で、数年ぶりにツタヤの店内を徘徊。
私め、実はレンタル業界に足を突っ込んで約20年なのです。

黎明期にはじまり、出店ラッシュ時代、大型&複合化時代の到来、DVDへの移行と淘汰、そんな業界の荒波にもまれてまいりました。

驚いた事に、そのお店は店内分類を独自のものにしていました。
分類のインデックスカードはパソコンによる手作りです。
本部ツールを使うのが当然なツタヤなのに、これはアリなのか?時代は変わったもんだ、とびっくりです。
といっても、ツタヤを見るのは実に久しぶりだったので、数年前からこの流れがあったのかも知れませんが。

私の見てきた多くのツタヤは、実にざっくりした分類でした。
俳優や監督といった人名分類はやらず、基本はジャンル分けです。
アクションとかサスペンスとかコメディとか、まあそんな感じ。
ところがこのお店は、それをやめて、細かく分類しようと心がけているのです。私の経験からはあり得ない光景でした。

私が現場現役の頃は対ツタヤという立場で動いていたので、在庫も古いカタログタイトルを意識的に増強し、ちょっとマニアック寄りで啓蒙的要素のある棚分類を色々なお店に導入して、差別化を計る方針を守りました。

ですが、結果が出る時、出ない時があります。
いくら映画の素晴らしさをお客様に伝えるのだ!と崇高な理念をぶち上げたところで、立地が勝敗を左右する部分は大きいです。
何をやってもダメな時はほんとにダメでした。

一方で、ちゃんと古い作品を揃え、色々とお客様に投げ掛けを行っていた中で、多くの見返りもありました。
そういう時は本当に自分の仕事に誇りが持てました。

ところが、そういうちょっと凝った品揃えや分類をやっていると、必ず一定周期でスタッフ側からこういう意見が出てきます。

「マニア向けは辞めて、ツタヤさんみたいな棚構成にしてよ」と。

売上の厳しい個人店やローカルチェーンのスタッフには、ツタヤへの激しいコンプレックスがあったりします。が故に、同じ感じにしてみたいと言い出す人は多かったのです。
ツタヤがダメという事ではなく、同じことをくたびれた小型店でやってどうすんのよ?とね…。

万人を納得させる棚分類なぞ存在しない事は分かっていましたが、他人の芝が青く見えているだけの方々にはウンザリでした。

ところが、今になって目の前のツタヤのフランチャイズ店が、自分たちがかつて通った道(ずいぶ〜んと昔のレベルですが)を歩んでいる訳です。
手作り感覚満載なところも、昔の自分を思い出させます。

いや、もうレンタル業界は曲がり角なのです。
とっくに利益率の高いウハウハな商売ではなくなり、DVD入れ替えに伴う仕入れ増大、アダルト売上の激減により、淘汰が行われている真っ最中なのです。

競合チェーンも力を増し、いよいよ今までの方法論は通じないと判断したのでしょうか?

とにかく、感慨深い光景だったのです。

で、かつての敵チェーンに属するお店ではありますが「がんばれよ」と心の中でエールを送り、立ち去ったのでした。
でも、ニューシネマコーナーに「エクソシスト」は置かないでね、と。

4月絵日記の続き


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