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2006/04/15(土)
つくづくやるせない事件です2
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綾瀬コンクリ事件の映画はネット上で激しくヒンシュクをかいながらも、結局劇場公開(単館)され、DVDも無事リリース。 低予算にしてさぞや効率のよい商売となった事でしょう。
皮肉にも「マイアヒ」や「電車男」以前の、2ちゃんねる(のアンチ活動)が起爆剤となったスマッシュヒット作と言えます。
未だにその公式サイトがWEB上に存在します。 各所に無神経な表記、矛盾、事実歪曲を孕んだまま。 いやはや凄い度胸です。
2年前。あの映画の存在へ向けられた多くの怒り、非難は、とどのつまり、無神経な作りの公式サイトへのものだったと言えます。 だから内容を見ないうちからアンチ活動があちこちで行われたのです。 そこに細かい理屈はありません。
「人としてどうよ?」の一言に要約できてしまうでしょう。
結果的には、悲惨な事件をネタに小銭稼ぎをした製作側。 でも彼らは真面目に一生懸命、問題定義を盛り込んで作った、と言っていました。
だったら次は、栃木リンチ事件も映画化してみてはどうか?と。
まあ、やらないでしょう。 被害者のお父さんの毅然とした姿。 今の世論。
だから、コンクリはアリだけど、栃木はナシ。
下衆は下衆なりに考えた上でリスクは回避するのです。 と、勝手に脳内シミュレートして怒っている私なのです。
散々メディアレイプを受けた上に、身内の凄惨すぎる死を飯のタネにされ、それが表現の自由論争へとすり替えられてしまった綾瀬の事件の遺族は、延々、弱い者いじめに遭い続けるしかないのでしょうか?とにかくコメントする言葉すら見つかりません。
栃木の事件の警察や日産の対応の末恐ろしさも含めて、少なくとも、この世には私の望む正義は存在していません。
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