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2006/04/18(火)
昼ドラ
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年末に新居へ引っ越して以来、すっかり生活スタイルが変わってしまい、昼ドラを観るようになりました。
この手の帯ドラマと呼ばれるものは、30分枠週5話で、40話前後放映しますから、ゴールデンの1時間枠12話ドラマと比較すると、1.5培以上の尺を約2ヶ月余という短期間で放映することになります。
ところが予算も時間もあまりありませんので、なるべくメインのセット内で物語の多くを片づける必要があり、そうなると必然的に会話劇、舞台劇的な要素が前面に出てきます。 キャストでごまかす事もできませんし、ゴールデンのドラマよりも脚本に要求されるものが大きいとも言えるでしょう。
で、年明けて幾つか昼ドラを観てきたのですが、ひどい番組と、制約の中で健闘している番組が半々、みたいな印象があります。
今放映されている花王愛の劇場「すてきにコモン」は、番宣段階ではほんわかファミリードラマに見えたのですが、フタを開けてみると舞台となるマンションの住民たちの揉め事を描き続ける展開で、意外と飽きさせません。 時々予想の斜め下をいくオチがあるのがご愛嬌ですが。
ともあれ、限定された舞台でお話を転がすチャレンジを続ける昼ドラから当分目が離せません。
私は十代の終わり頃、当時のとある帯ドラマに美術の下働き要員として参加し、過酷なスケジュールで死にそうになった事があるので、感覚的に帯ドラマのしんどさが理解できます。 いやもうね、セット1個でお話を全部済ませてくれたら、どんなに楽か…。
余談ですが、「すてきにコモン」が終わったら後番組に宮藤官九郎脚本作品が待機しているそうで、すでにファンの間では話題になっていますが、逆に昼ドラにクドカンはなんか場違いだなぁ〜と思ってみたり。
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