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2006/05/28(日)
おくればせながら2
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TV版「機動戦士ガンダム」レビュー
第8話「戦場は荒野」 脚本:松崎健一 演出:貞光紳也 作画監督:山崎和男 初回視聴率:3.6%
ジオンに一時休戦を申し入れ、難民の一部を地上に降ろすどさくさで、地上にガンダム配備するWB。そんな極悪作戦が功を奏して、ガルマの部隊をしりぞける話。
2回目の松崎脚本。峡谷の間を進み、ミノフスキー粒子でスクリーンを張ってあらゆる誘導兵器を無効にするWB。視聴者に対するミノフスキー粒子への説明のダメ押しという感じ。
ガンペリー&ガンキャノンが初登場。カイのキャノンでの初陣は、アムロの初陣よりも更にビビってる感じで丁寧に描写されます。ここ数話はカイのキャラ描写多し。
難民の母子が故郷に戻ってみれば、そこはただの荒れ地だったという救いのないオチながら、ジオン一般兵との交流も描かれ、個人的には好きなエピソード。
ガンダムは第1話から散々画期的なことをやってきましたが、こういったジオン兵も普通の人間である、という描写も高く評価されるべきポイントでしょう。
<その他> ●ガルマに対する「これで勝てねばお前は無能だ」というシャアの台詞が秀逸。 ●逃げるザクを後ろから一途両断にするアムロ。ちょっとやり過ぎだぞ!
<作画> ●山崎和男作監回。山崎回もまたキャラが特徴的に崩れます。ただまあ、トータルではまだ安心して見ていられる回でもあります。メカ戦は酷いですがね。 安彦氏が倒れたまま迎えた最終回などは、ガンダムにおける山崎作画の総決算と言えるでしょう。
<今日の波平> ●難民母子と絡むジオンのパトロール「ビッグジョン」の兵士 ●前回反乱を起こした老難民のリーダー
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