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2006/06/10(土)
梅雨入りしちまったぁ
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第21話「激闘は憎しみ深く」 脚本:荒木芳久 演出:行田進 作画監督:山崎和男 初回視聴率:5.3%
リュウ自爆回。 キャラクターが特攻して死ぬ時ってのは、武器がなくなったり、効かなかったりと、四面楚歌的状況でこそ行われるべき行為。もちろんアニメとかドラマの中において、という話ですが。
このエピソードの場合、ハモンのマゼラアタックがガンダムの背後から零距離射撃を行っているという状況がある訳ですが、たかがマゼラアタック1機な訳で、おまけにリュウのコアファイターには弾がないのかよ?みたいな疑問は残ります。
ただこのエピソードは、いきなりリュウが特攻をかますことで視聴者を驚かせ、その後に各キャラの回想を挿入するという黒澤の「生きる」作戦を用いておりまして、これは結構、誤魔化しや見る側の脳内補完が効きますので、ベターな作劇方法だったのかと。
当初はおっちょこちょいの巨漢キャラというパターンに思えたリュウ。作り手側も使いあぐねていた感がありますので、死ぬことで物語を引き締める事にはなったので、死に甲斐もあったというものでしょう。 ただ、やはり、もう少し説得力ある状況を作り出してから、リュウを特攻させてあげてもよかったのではないかと。
で、「イセリナ、恋のあと」同様に、女の復讐を描く荒木脚本。 私の中では最もイカン脚本家なのですが、ブライトのイライラした感じとか、細かいところも良く、ガンダム水準はクリアしているかなと。
にしても、最後のアムロの絶叫「それしかないんですよぉ〜!(こだまあり)」ってのは、当時からしてすでにアナクロでした。
<その他> ●ブライドの土下座にもらい泣きしそうになりました。歳とると涙もろくなりますね。コアファイターの残骸を前に、声優さんたち、芝居しまくり。こういうのがガンダムのいいところです。
●再び営倉に入れられていたアムロは、またも戦闘がはじまるや出撃。
●ランバ・ラルが指揮していた時よりも、今回のハモン隊の方がWBを苦戦させるのはどうよ?と。
<今回の販促> (※今後はガンダムが玩具販促もないがしろにしてなかった事を確認するためのチェックも入れていこうと思います)
サブタイ前の合体訓練シーンをカットした替わりに、本編でガンダムAパーツ、Bパーツを直接射出しての空中ドッキングを山崎作画で描き起こしています。合体完了してからガンダム全身の引きの絵に持っていく、まさに巨大ロボット番組のお約束的な描写も踏襲。
<今回の作画> ●無難な山崎作画回。
<今日の波平> ●ハモンの部下、タチ中尉
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