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2006/06/12(月)
LD-BOX2を取り出して…
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第23話「マチルダ救出作戦」 脚本:星山博之 演出:藤原良二 作画監督:中村一夫 初回視聴率:4.9%
グフに襲われたマチルダの補給部隊をアムロたちが救出する話。 前回に引き続いて艦長代理のミライさんのテンぱりっぷりを描きつつ、新メカ登場という大きなイベントも描いています。
ガンダムが番組始まって以来の大苦戦を強いられるところが最大のみどころ。ヒートロッドにやられ、シールドがボディに固着して左腕が使えない上、足の関節も不調になりと、シャアやランバ・ラルですらここまでガンダムを追い込んだことはありませんでした。名もなきパイロットに拍手です。
で、それを新メカ・Gアーマーで撃退するという「これぞ巨大ロボットアニメ!」的な燃え系シチュエーションが展開。人間ドラマが得意な星山脚本ですが、主人公ロボが苦戦して、逆転するというカタルシスを見事に描いています。 まあ、ガンダムらしからぬ展開と言えばそうなんですがね。 多分、当時2ちゃんねるがあったら本スレは荒れたでしょうね。
で、ヤボったい中村プロの作画ではなく、安彦作画回だったら、もっと評価の高いエピソードになったことでしょう。あらためて今見ると、とても私好みな回でした。
<その他> ●いよいよ次回でマチルダさんが死亡。予告編でいきなり「マチルダが死んだ」って言っちゃってるし、おいおいと。で、実は本放送時、関西地域(朝日放送)では予告編が全話カットされていました。ところが、エンディングが終わった後、コンマ数秒、予告編の1カット目が見える時がありまして、そのコンマ数秒のために目を凝らして見ていました。そんな想い出をお持ちの関西人、いらっしゃいませんか?
●ジオンのスパイ、エルラン中将の紹介。
<今回の作画> 中村プロならではのクドい絵が炸裂。今回はいつもより影線が濃くてゲップがでそう。キャラ絵は崩れるし、ぱっと見、物凄く汚い絵にも見えますが、以外とデッサンなんかはしっかりしてて、まあガンダムの味の一つとして中村作画はカウントしていいのかな、と最近思えるようになりました。
<今回の販促> いよいよ玩具の目玉「Gアーマー」が登場。 今回はガンダムと合体せずに、Gファイター状態でガンダムを乗せて空を飛び、ドダイ&グフと対決。空が飛べず苦戦しているところへ空飛ぶ新兵器、という絵に描いたようなパワーアップイベントで、Gファイターを紹介。
ついでにマジンガーZのジェットスクランダーみたく、Gアーマーの歌を新たに作り起こしていれば完璧でした。 主題歌担当の池田鴻氏が歌う「グロイザーX」の唄を代用しても可。「勇気を乗せて飛び立つぞ、オォ!♪」
<今日の波平> ●エルラン中将
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