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2006/06/21(水)
一気に追いつく、その2
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第32話「強行突破作戦」 脚本:松崎健一 演出:関田修 作画監督:富沢和雄 初回視聴率:5.9%
強行に突破する作戦の話。
前回から休みなく戦いっぱなしな回。 番組的には新型ヤラレメカとの戦闘シーンを入れろとプレッシャーをかけられていたフシがあり、Aパート冒頭でほとんど意味のない対ザクレロ戦が展開されます。 その後、劇場版「めぐりあい宇宙」の冒頭シーンで有名なドレン率いるムサイ艦隊 vs WBのバトルへなだれ込みます。
前回同様、お話はあってないような感じですが、いよいよアムロのニュータイプ描写が本格的に描かれはじめます。ムサイを奇襲し、リックドムを次々撃破するガンダムの姿は荒れ気味の作画なれど、カタルシス満点。この下りは安彦作画でリファインされ、「めぐりあい宇宙」の冒頭の大きな見せ場になりました。
<その他> ●宇宙空間をゆくガンタンクの雄姿…。
<今回の作画> 最後のスタジオZ(富沢作監)回。 番組開始以来、安彦作監の元で作画のみを担当した第1話を除いては、崩壊原画をたくさん描いてガンダムの作画アベレージを著しく下げたスタジオZですが、今回はこれまでで一番奮闘。 安彦氏が新作カットを描きまくった劇場版でも、この回は何カットかTVのままのカットが残されています。また、リックドムの爆発するカットが以後、何回か使い回されたり、ようやく…という感じも。 まあ、とにかくお疲れさまでした、と。 しかし、ビームジャベリンはスタジオZ回にしか出ませんでしたな。
<今回の販促> 対ザクレロ戦でガンダムの下半身に表裏逆状態でGアーマーBパーツをはかせたモビルアーマーモード登場。番組的には、これでGアーマーの全合体バリエーションを紹介し尽くしました。 また、予備のGファイターも登場し、スレッガーが乗って出撃。 ガンタンク、ガンキャノン、Gファイター2機というデザインの統一性がなく、かつカラフルなガンダムチームの編成は、とてもリアルロボットアニメとは呼べない光景。
ここまで露骨に合体ロボアニメだったガンダムが、後に宇宙戦記ものとして広くファンを獲得するに至ったのは、なんとも驚きです。 ドラマ部分やユニークな台詞のインパクトが、その辺りの大人の事情に勝ったという事なのかも知れません。
で、今回のヤラレメカはザクレロ、と。
<今日の波平> ●ドレン ※前回の最後にザクレロのパイロット、デミトリーの声をあてていたものの、今回はドレン役があるからか、古川登志夫氏に交替されています。
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