サンダーボルトマーケット店主日記
サンダーボルトマーケットは引越しました(2008.9.10)
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2006年6月
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2006/06/05(月) QD-1がSOLD OUT
遂に初回ロットの「QD-1」が売り切れとなりました。
早々に次回生産の手配をしております。

ご予約お待ちしております!

あと、ちょっとした息抜きアイテムとして、「フマキラーどこでもベープ」専用のレザーストラップを作成しようかと思っています。
そんなもん、誰が欲しがる?
私が欲しいのです!
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TV版「機動戦士ガンダム」レビュー

第16話「セイラ出撃」
脚本:山本優 演出:斧谷稔 作画監督:青鉢芳信
初回視聴率:4.0%

ランバ・ラルをシャアかもしれないと思い込んで、勝手にセイラさんがガンダムで出撃してしまうお話。

すっかりガンダムらしさを掴んだ山本脚本はセイラを中心にしたキャラのドラマ、マ・クベ登場とオデッサ作戦の紹介というイベント、ガンキャノンがメインのメカ戦、移動する湖をもとめて彷徨うWB等、盛りだくさんで、飽きさせません。

本当にこの脚本家があの「銀河旋風ブライガー」とか「魔境伝説アクロバンチ」とか、数々の80's最低アニメでシリーズ構成・メインライターを手掛けたのか?と不思議に思えてきます。

不満箇所は、ランバ・ラルが意外にふがいないところ。
12話でのオーラは消えうせ、キャノンに乗るアムロに苦戦。
部下のアコースは死亡。
コズンはザクごと捕虜になってしまう始末。

登場2戦目でここまで消耗してしまうなんて、危機感もへったくれもありません。
もう少しWBを苦しめる最強のゲリラ部隊的に描かれていればと、本当に残念です。

<その他>
●ブライトがカイの皮肉へ返す一言
「茶化すなよ、一番眠い時間だ」は実にいい台詞だと思います。

●ガンダムの口の部分を開いてアムロが整備。レアなメカ描写ですね。

●マ・クベと壺が初登場。

<今日の作画>
●青鉢作画回。セイラさんがぽっちゃり顏でちょっと別人。でも、“原画マンのタッチ”で許される範囲じゃないでしょうか。キャラ崩れとは言えません。

●メカ描写も割としっかりしているので、まずは青鉢回も安心して見ていられます。

<今日の波平>
●料理長のタムラさん のみ

※永井一郎氏はあまり活躍しませんでしたが、今回より登板のマ・クベ役、塩沢兼人氏がバギーに乗ってやってくる連邦兵、ラルの副官クランプまで演じて大活躍です。

2006/06/04(日) 追いつかなくっちゃ!
TV版「機動戦士ガンダム」レビュー

第15話「ククルス・ドアンの島」
脚本:荒木芳久 演出:斧谷稔 作画監督:鈴木一行
初回視聴率:3.4%

シリーズワーストの声が高いながら、意外とファンも多い問題作です。

冒頭、不時着し負傷した連邦兵2名から武器を奪い取り、治療もせず縛りつけ放置して間接的に殺害。この時点でドアンや子供たちに感情移入は不可能。

戦災孤児たちを殺せと上から命令されたというくだり。子供たちは何かジオンの秘密を握っているのか? まさか「素体」を見たとか?いや、それは別の番組だ…。

女子供も皆殺せ、というある意味リアルで血なまぐさい話なのか、旧態依然とした悪の組織としてジオンが描かれてるだけなのか? どららだろうと考えると、後者の匂いがします。

結局のところ、武器を使って子供たちを守っていたドアンが、武器を捨て去る事で、本当の平和を得ることができるだろう、というお話なのですが、そんなもん、ザクなんて目立つものに乗って逃亡兵やってる事自体が最初からおかしい訳で、ガンダムでザクを海に捨てるアムロを「正しい」と言い切るドアンが、逆に間抜けに見えてきます。

お前、今頃気付いたのかよ?と。

反戦テーマとザクに乗った逃亡兵というモチーフが、噛み合いそうでまったく噛み合っていない残念なエピソードと言えるでしょう。

といっても、この時代の巨大ロボットアニメには、この程度の一貫性に欠け、理屈の通らない脚本はゴマンとあった訳で、ガンダムだからそれが殊更浮き彫りになる訳です。

で、一番の問題は「イセリナ、恋のあと」でもイマイチな仕事をしてしまった荒木脚本よりも、むしろこの回の演出と絵コンテを富野監督自身が手掛けている事です(斧谷稔の名義)。

前回とは違う角度から、ジオン兵を掘り下げてみようと思ったのでしょうか。総監督の意思がある程度介在しているとはいえ、作劇、作画等、技法的な面においては弁護の余地が無い事をあらためて確認した次第です。

いや、ファンの方々、すいません。

<その他>
●四つんばいのガンダムから、コアファイターが発進するというレアなシーン登場。

●偵察機ルッグンにぶらさがって島へやってくる悪いザク。我が目を疑う光景です。これにくらべりゃドダイYSなんて実現可能に思えてきます。

●ドアンはじめ今回のゲストキャラは、とても安彦氏が設定画を描いたようには見えない人たちばかり。誰か他の人が書いたのか、単に作画が崩壊していただけなのか。ともあれこのエピソードに対する違和感をキャラ絵が助長させていることは間違いありません。

<今回の作画>
●ドアンの島へ行くまでは割と良好。ザクVSザクの格闘戦という珍しいシーンが見れますが、作画がもうメッタメタで…。

<今日の波平>
なし!

2006/06/03(土) おかげさまで
初回ロットの「QD-1」がいよいよ売り切れ間近になりました。
追加生産あがりは今月中旬以降になりますので、検討されている方いらっしゃったら、是非お早めにどうぞ!

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TV版「機動戦士ガンダム」レビュー

第14話「時間よ、止れ」
脚本:富野善幸 演出:貞光紳也 作画監督:山崎和男
初回視聴率:4.9%

田舎のジオン偵察部隊の若者たちがガンダムを倒して手柄を得ようとする、小さく地味なお話。

総監督の富野氏自らが脚本を手掛けた唯一のエピソードで、下っ端のジオン兵たちにスポットを当てています。

ガンダムは敵の組織=悪という図式を排除しており、これまでもジオン側キャラクターに感情移入可能なキャラを配置してきましたが、このエピソードはそれを更に推し進め、ジオン側の人間臭さを徹底的に描き、善悪の存在しない“戦時中”という世界観を補強しています。

ひとりで爆弾をガンダムから除去する際に描かれる、アムロの必要以上な勇敢さや、サスペンス的なご都合主義な箇所は気になりますが、ガンダムとアムロが同じ姿勢で原っぱに腰掛けている、なんとものどかなラストカットが印象的で、個人的には好きなエピソードです。

<その他>
●マチルダ再登場。

●ブライト少尉に昇進。

●マチルダに嫉妬するフラウの描写など、小技も効いています。

●ガンダムの前番組「ダイターン3」のキャラがどさくさまぎれに登場。ラストの時限爆弾がキノコ雲(!)を上げるシーンの爆炎カットも「ダイターン」からの流用です。

<作画>
山崎作画回。メカ以外はよろしいのではないでしょうか。
マチルダさんの絵だけは徹底的に崩れません。

<今日の波平>
●ジオン、偵察機ルッグンのパイロット

※今回、ジオン兵としてマクベ役の塩沢兼人氏がガンダム初登板。

2006/06/02(金) 今日も暑かった…
日当たりのよい部屋へ引っ越したのはいいものの、屋上からの熱、窓からの日差しで暑い暑い。

すでにかき氷が日課。
明日からは、水道水じゃなくて、買ってきたペットボトルの水でのかき氷。今から楽しみです。
練乳も毒々しいシロップ(しかも青)も買って、準備万端です。

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TV版「機動戦士ガンダム」レビュー

第13話「再会、母よ…」
脚本:星山博之 演出:藤原良二 作画監督:安彦良和
初回視聴率:4.9%

アムロが故郷の町で母に再会する、ほぼドラマ中心のエピソード。

宇宙移民を拒み事実上息子を捨てた母親と、成長過程にある息子が戦時下で感動の再会を果たすものの、その価値観のギャップは激しく、結局息子は母を捨てて戦場へ戻ってしまう…というシビアな話です。

当時、「ガンダムはSFじゃない」と反ガンダムなアジテーションを行っていたSF作家の高千穂遥も、このエピソードは認める発言を行っておりました。

芝居、演出、作画、音楽が見事に高レベルで融合しており、加えてコアファイターとガンダムの空中換装もイベントとして挿入。玩具の販促番組としての使命も放棄していないこのエピソードには、色々な意味で感動を覚えます。

やはり私個人のベストエピソードはこれになるのかもしれません。

ただ、主役級キャラが故郷で親の無理解に遭遇するというサイドストーリーは、覚えている限りで後の富野アニメ「イデオン」「ダンバイン」でも再利用され、それが類型的展開(親が金持ちのエゴイスト!)の範疇から抜け出ていなかったのを思い出すに、やはり脚本の星山氏の筆力や、安彦作画によるキャラ芝居あってのクオリティなのかなと、思わざるを得ません。

総監督の富野氏にとって、ガンダムという共同作業は、実に幸せなものだったのでしょう。それを象徴するエピソードではないかと思います。

<その他>
●セイラ、ミライの水着シーン登場。

●初めての空中換装シーン。下半身が合体する時にガンダムが垂直になるのは何回見てもおかしいですね。オープニングの使い回しじゃなくて、ちゃんと描き起こせばいいのに、と今まで何百回心の中でつぶやいたことか。

●そういえば、前回からアイキャッチを変更。ガンダムがビームサーベルを振り降ろすやつに変わっています。やっと合体シーンを挿入したり、どう考えても局、代理店、スポンサー側からの要望によるテコ入れじゃないのかと。

<今回の作画>
キャラ崩れも、メカ崩れもなく、今までで一番のクオリティ。
79年当時のアニメの中で、トップレベルにあると言えるでしょう。

<今回の波平>
●ジオン偵察機の無線家から聞こえてくる声
●難民キャンプのおじいさん

2006/06/01(木) 大きいことはいいことだ!
31日分日記に引き続き、新デザインTシャツ情報。

おっとこれはなんだ?
作った本人は大のお気に入りです!
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TV版「機動戦士ガンダム」レビュー

第12話「ジオンの脅威」
脚本:松崎健一 演出:横山祐一郎 作画監督:中村一夫
初回視聴率:3.1%

1クールのラストを飾る、イベント満載なエピソード。
ガルマの仇討ち部隊としてランバ・ラル登場。アムロは白目になってぼーっとしてしまい、新型モビルスーツ・グフが大活躍、そしてギレンが名演説、と。

なんとも密度が濃い話ですが、アムロの戦闘不能状態のシーンは、後に引っ張られる訳でもなく、ストーリーの進行上、特に必然性は感じられません。出撃したらすぐに直っちゃうし、意味がないのです。

9話で「ガンダムに乗りたくなーい!」と弱音を吐いたものの、それを克服してしまったアムロ。ドラマ的に盛り上げていくためには、アムロに何か次の試練を与えねばと、作り手側が焦っていたのかも知れません。

今回からしばらくの間、ランバ・ラルがWBと絡みます。内縁の妻を連れた、部下思いの叩き上げ軍人というユニークなキャラクター性で、番組2クール目を引っ張ります。

しかし「ランバ・ラル」「アコース」「コズン」といったネーミングセンス。富野監督の言語感覚には目を見張るものがありますね。言霊を操る才能は天下一品だと断言します。

<その他>
●稲光りバックにグフ初登場。最高の演出です。

●「ザクとは違うのだよ、ザクとは」や「坊やだからさ」、そしてギレンの演説等、名台詞が多数。松崎脚本は絶好調。

●ジークジオン!を連呼するジオンの人たち。劇場版1作目と同じ幕切れですが、アフレコしてるガヤの頭数が少なく、群衆が連呼しているようには聞こえないのがちょっと残念。


<今回の作画>
初の中村一夫作監回。この人の特徴はやたらメカに影線をつけること。ちょっと汚い感じになる事もあります。この初作監回は影線も控えめで、作画は全体的に安定しています。

<今日の波平>
●デギン公王
●ザンジバルと一緒に降りてきたコムサイのパイロット

※今回は古川登志夫(カイ)と鈴木清信(ハヤト)の声優二人がお休み。キャノンとタンクも新型モビルスーツ登場回だというのに、ほとんど活躍しません。
で、いつもこの二人はブリッジオペレーターのオスカーとマーカー役も兼任していますが、この日ばかりはしょうがないので、池田秀一(シャア)と森功至(ガルマ)が、声色変えて何気にアフレコしてます。
レギュラーキャラが多いのも大変だなぁ〜と。


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